2017年11月18日 (土)

1986年末の国鉄鹿児島運転所

 小学生時代の1986年末から翌年始にかけて帰省した際の写真から。この時は墓参りの帰路で、いつも素通りしている鹿児島運転所の写真を撮りたいとお願いして、なんとか同行する祖父母の許可が下りた日です。祖父母はどちらも現役時代は教職に就いていましたが、古い人なので鉄道趣味は道楽という考えが根強く、また文系人間でしたので、鉄道を技術的な視点で見れば勉強になる点もあるという考えはまるでありませんでした(苦笑) この時も、鉄道に理解を示したわけではなく、お墓の掃除をしっかりやったのでそのご褒美として立ち寄りが許された次第です。

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■鹿児島運転所に留置中の車両群。    1986年12月30日

国鉄末期の多客期には、関西から鹿児島へ多くの臨時列車が運転されており、日中の鹿児島運転所には鹿児島ではあまり見慣れない車両がよく並んでいて楽しかったものです。

この日は、写真中央に見える通りサロンカーなにわの編成が留置されていました。なにわ編成は、夜行急行「サロンカー屋久島」として、新大阪-西鹿児島(現 鹿児島中央)間でよく運転されていました。その右手にいるディーゼル機関車は、DD16形57号機です。DD16形は当時21、54~65号機の計13両(休車を含む)が鹿児島機関区に配置されており、鹿児島機関区はDD16形の一機関区配置両数としては日本最多を誇っていました。この時はもう南九州の非電化路線の貨物輸送は全廃されていましたので、このように運転所内の入換やマヤ検測がDD16形の主な任務でした。

サロンカーなにわ編成の左には、波動用の14系座席車が見えます。当時鹿児島運転所に14系座席車の配置は無かったので、これも関西から来た西鹿児島行の臨時夜行列車に充当されたものと思われます。その左には24系25形客車(寝台特急はやぶさか寝台特急なはの基本編成)がおり、更に左には20系客車が見えます。20系はテールマークの絵柄から、新大阪-西鹿児島間で運転されていた臨時寝台特急明星と判断できますね。

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鹿児島運転所の南側にある留置線は、西側を公道が並走するので、車両を側面からじっくり眺められる良い場所でした(2016年現在はJR九州の社用駐車場と化しています)。上はキハ52 49で、主に肥薩線(日豊本線直通運用含む)で使用されていたと記憶しております。国鉄末期の指宿枕崎線はキハ58系かキハ40系がほとんどで、キハ52は見たことがありませんので。

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こちらはキハ52 49の右手に留置されていたキハ28 3015、らくだ号です。国鉄の気動車ジョイフルトレイン第1号は鹿児島運転所の初代らくだ号(キハ58 140、190/キハ28 2420、2436)で、水色のストライプが入りパノラミックウィンドウとスカートを装備したこれは2代目です。なぜ「らくだ」なのかというと、当時国鉄のトクトクきっぷのイメージキャラクターが「らくだ」だったためです。なお初代と2代目は、一時期共存・共用されていましたので、初代が2代目で置き換えられたわけではなく、増備車です。初代のうち2両は、国鉄時代のうちにお座敷車両「ゆ~とぴあ」に改造されて消滅しました。

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これは年明けに再訪し、唯一、職員の方にお願いして敷地内から撮らせてもらった写真です。左は門司港-西鹿児島間を鹿児島本線経由で運転していた急行かいもんのオハネフ25、右は新大阪-西鹿児島間で運転していた臨時寝台特急明星のナハネフ22です。かいもんは、オハネフ25+オハネ25と12系客車を混結した編成で、日豊本線経由で同区間を連絡していた急行日南とともに興味深い編成でした。24系客車の電源は、24系の電源車(カニ24やカヤ24など)から供給されるのが普通ですが、スハフ12で発電したサービス電源(三相交流440V)を24系客車に供給する一風変わった電源方式に衝撃を覚えたものです。私が客車の車両の仕組みに興味を持つきっかけになった列車ですね。いっぽうの明星は、最後尾が切妻型のナハネフ23になることがままあり、ナハネフ22の絵入り明星テールマークは貴重であったと記憶しています。この当時20系客車は、既に定期の寝台特急からは撤退していましたが、臨時ならばまだまだ現役でした。でもあっという間に無くなってしまいましたね。

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2017年11月16日 (木)

★新日鉄住金★尼崎製造所の機関車No.5

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 新日鉄住金尼崎製造所の公道から見えるトロッコ。2010年8月16日に撮影したのがこのNo.5でした。鋳物台枠の足回り、キャブ・ボンネットは工事軌道や森林鉄道の機関車でお馴染みのスタイル。ボンネット妻面も下に向かって斜めに傾斜が付いているのが特徴的です。

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この日は電気炉に投入する鉄スクラップを入れる無蓋コンテナ(中身は空)を積載した長物車2両を牽引したり、

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JRでいう特大貨物を積載可能な長物車がないので、荷を平台車1両に積載したうえで、はみ出した荷が機関車に接触しないよう、機関車との間に遊車となる平台車を1両挟んだ、特殊な編成が見られました。

以降も何度か訪れていますが、この機関車はこの時以来見たことがありません。いまでもまだ現役なのでしょうか。気になりますね。

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2017年11月15日 (水)

★名古屋市営地下鉄★藤が丘工場の車両入換機

 2017年11月4日に北九州市から名古屋市まで直行する必要があり、ちょうどいいJALの便があったので予約したのですが、案内されたのはなんとFDA、フジドリームエアラインという聞いたことのない航空会社でした。どうやらコードシェアのようです。

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ブラジルのメーカーによって製造されたERJ175というこれまた聞き慣れない黄緑色の航空機に乗り、一路小牧空港へ。乗り慣れない路線と機体に、最初は国際線以上に緊張しましたが、乗り心地はなかなか良かったです。ただエンジンが主翼のかなり胴体寄りに付いているので、主翼の近くの座席は騒音が少し気になりました。座席配置は通路を挟んで左右各2列、定員は70名余りと、1980年代頃まで離島便などで活躍していた国産プロペラ機YS-11とほぼ同じ収容力です。北九州から名古屋へ向かう必要があったのは、翌5日に名古屋市交通局藤が丘工場が一般公開されるためです。

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 翌朝ホテルをチェックアウトすると、イベント開始の10時までは沿線で撮影します。藤が丘工場は地下鉄東山線の終点にある車両工場ですが、終点付近の数駅間が川の上を走る地上区間になっています。第三軌条方式のため、架線や架線柱・ビームもなくスッキリしていますね。川を跨ぐ逆V字型の橋脚は、ヨーロッパの地下鉄をイメージさせお洒落です。

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終点藤が丘駅の奥にはシーサスクロッシングがあり、複線はそのまま折り返し用の行き止まりの線路になっています。こちらは5050形電車。

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東山線はいま車両交代の丁度真っ只中のため、新旧両車両がバランスよくやってきて撮影の効率は良いです。こちらは新型のN1000形。

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そして右手に分岐する線路は藤が丘工場への入出場線で、こちらも線路は2本あります(おそらく複線ではなく単線並列と思われる)。

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藤が丘工場の公開は毎年行われているわけではありません。今年は名古屋市営地下鉄開業60周年の節目の年ということで、特別に公開されました。入場すると真っ先に車両入換機のいそうな修車工場(Aゾーン)の方へ向かいまいしたが、どこにも見つからず…。訊いてみると、洗浄列車乗車体験コーナー(Bゾーン)の行列の途中から見えるようですが、長蛇の列ができていたので、先に工場の方を見学することにしました。

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藤が丘工場では、市営地下鉄東山線を走行している車両の検査が実施されています。ナゴヤドーム約2個分に相当する94,441平方メートルの敷地内には、車両の全般検査・重要部検査・修繕・改造工事を担う修車工場、列車検査や月検査を行う検車工場、そして6両編成×55本(330両)の車両を留置することができる電留線があります(2017年4月現在の留置車両数は、6両編成×48本=288両)。この日に検査中だったのは5050形でした。

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5050形の棒連結器。JR東日本の205系やE231系にも棒連結器は採用されていますが、2両の車両それぞれが備えた棒連結器同士をボルトで固定するタイプであり、このように本当に1本の棒になっている連結器は初めて見ました。

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5050形の台車。車体と同じく日本車輌製造製です。

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電気事務所所属の軌道モータカー11号車。

  • 製造者 : 堀川工機
  • 型  式: WD-H8CA
  • 製造年 : 2017年5月
  • 製造番号: 2831

名古屋市営地下鉄の軌道モータカーは、線路の保守を担当する軌道事務所に所属するものと、架線や集電用レール、信号システムなど電気の保守を担当する電気事務所に所属するものとに分かれています。軌道事務所所属車は黄色、電気事務所所属車は上のようなオンレジ色に塗り分けられ、識別することが可能です。

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例として、鶴舞線の車両工場である日進工場で入換中の軌道モータカーを2つ紹介しましょう。こちらは電気事務所31号車。電気事務所所属なのでオレンジ色です。鶴舞線は架空電車線方式で架線がありますので、点検や作業ができるように屋上に上れるようになっています。

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こちらは同じ日進工場の軌道事務所32号車です。軌道事務所所属のため黄色に塗装されています。後ろには、軌道保守用車らしく交換用PC枕木を積んだトロッコを連結しています。東山線の軌道モータカーも、これらと同様に電気→オレンジ、軌道→黄色になっています。

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車両工場の公開ではお馴染みの、車体吊り上げ。

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地下鉄開業60周年を祝うヘッドマーク付の編成。

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屋外に出ると、Cゾーンでは引退した5000形電車も展示されていました。これは6両編成1本まるごと保存されていますが、展示線の有効長が4両分しかないため、中間の2両を抜いて4両で展示されています。

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保存車は、最後まで残った編成ですね。同型はアルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄でまだ現役です。イベント終了後に、中間車を入れて6両に戻すために車両入換を実施するとのことでしたが、その作業はイベント当日ではなく週明けの平日に実施するとのことで、撮影はあきらめました。

さて、そろそろ行列も短くなってきた頃かと思い再びBゾーンへ行ってみると……列の最後尾がますます後ろへ延びていました(^_^;) らちが明かないので、権限のありそうな顔つきの方を見つけて、洗浄体験には全く興味はないが、車両入換機の写真が撮りたい、そのために東京から来た、と告げると案内していただけました。

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こちらが、藤が丘工場の車両入換機、アント車両移動機です。電車最大6両、約145tを牽引・推進することが可能です。アント何型かは銘板が見えないので不明ですが、以下の諸元から推測できるのではないでしょうか。

  • 全 長 : 2,650mm
  • 全 高 : 3,100mm
  • 全 幅 : 2,500mm
  • 自 重 : 5,500kg
  • エンジン: 4サイクル水冷直列3気筒直噴式
  • 出 力 : 23.5kW/2,600rpm
  • 総排気量: 1,642cc
  • 走行速度: 0~10km/h(自走)/0~3km/h(牽引)

入換を見ることはできませんでしたが、アントを説明パネル付で展示してくれたのはとてもよかったです。

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藤が丘工場では、かつて引退した100形電車を車両入換車として使用していました。当該車両は、日進工場内のレトロでんしゃ館で静態保存されています。名古屋を訪れる際は、こちらも見学しておきたいですね。

●おまけ

 藤が丘工場の本事務所には、AMANO社製の出退勤管理システムが導入されていました。

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AMANO社はもともと、出退勤時刻を管理するための穴開け式のタイムカードの機械を製造していたメーカーですが、その後勤怠管理システムから発展して現在では中小企業向けの人事給与システムのパッケージソフトなどを開発しています。インターフェイスも、当所はパンチカードでしたがこれが磁気カードに代わり、さらに最近では上写真のようなICカードに代わってきました。車両の更新と共に、周辺システムも時代に合わせて更新されていきますね。

 そういえば、公開時に得られた情報をもう一つ。弊ブログでも紹介している日進工場のスイッチャーDD351は、2016年2月28日に引退したそうです。名古屋市にふるさと納税すると、最後の入換シーンを収録したDVDが貰えるそうなので、早速申し込みました。3万円振込で最終的に2万8千円戻ってくるとのことなので(しかもクレジットカード払いの場合は確定申告不要)、内容に対してコストパフォーマンスはなかなか良いと思いました。ご参考まで。

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2017年11月14日 (火)

■JR東日本■今は亡き719系電車8両編成

 2016年6月中旬、150mレール輸送と485系さよなら運転を見物しに仙台方面を訪れた際、719系電車の8両編成に遭遇しました。

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今年3月のダイヤ改正後、719系は相次いで定期運用から離脱し陸前山王送りになりましたので(一部は秋田車両センターへ転属済み)、このように営業運転で8両編成を組むことは無くなりました。この719系、国鉄分割民営化後に登場した系列ながら、213系ライクな車体に足回りは713系システムを踏襲しており(台車は急行形流用のDT32系/TR69系)、どことなく国鉄臭の漂う電車ではありました。踏襲とはいえ、ブレーキ方式は713系で採用されている電磁直通ブレーキではなく783系と同じ電気指令式空気ブレーキですけど(つまり701系やE721系と同じ)。

 ところで鉄道ファンの中には、この系列を国鉄形車両の機器流用車に分類する方がいるようですが、車体はもちろんのこと駆動システム自体に流用した部分はありませんので、ちょっと無理があるかなと思います。それを言い出すと105系新製車も119系も145系も機器流用車になってしまいますから。165系のモーター・台車と補機類を一部流用している107系電車でも、165系の台枠すら流用していませんからね(車体長と台車心皿間距離が異なるのですぐわかります)。もっと言えばクハ205・204のATC車上装置は、非ATC線区に転属したクハ103から流用していますから、これも機器流用車? そんなことを言っていたらキリが無いでしょう?(笑)

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2017年11月12日 (日)

【くろがね線を読み解く】第258回 ■2015年起業祭 旧本事務所見学会

 2015年11月8日(金)~10日(日)の三日間にわたり開催された起業祭では、Y製鐵所が保有・管理している世界遺産4施設のうち、八幡地区にある「旧本事務所」「修繕工場」「旧鍛冶工場」の見学会が開催され、見学バスでこれら3施設の外観を見ることができた。内部に立ち入ることはできないが、旧本事務所についてはバスから下車して周囲を一周することができた。

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こちらが旧本事務所。官営八幡製鐵所創業2年前の1899年に竣工した初代本事務所である。中央のドームが一際目を惹く赤レンガの建造物。

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もっとひいて全景を撮りたいのだが、背後には構内鉄道の線路がありこれ以上さがることができない。

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こちらが説明板。以下に抜粋する。

 この建物は、わが国近代鉄鋼業発祥の地である当八幡製鐵所の本事務所として、明治32年(西暦1899年)12月に竣工した。建築様式はルネッサンス調で、外観だけでなく内部も明治時代の格調高い技術が随所に織り込まれている。1階は長官室はじめ事務部門が、2階は技監室、外国人助手室など技術部門が使用し所運営の拠点として大いに貢献した。玄関部分となる長官室は当時のまゝに観ることができる。

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裏手に回ってみる。こうして観ると、表は左右対称に見えるが、側面と背後は非対称であることがよく分かる。1Fの窓の数や配置、出入口の有無が左右で異なる。NHKの特集番組などを通して内部の様子は一般にも公開されているが、耐震補強工事でかなり手を入れられており、古の趣を感じたい方は落胆するかもしれない。外から見て楽しむ方が良いかも知れない。

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裏手に設けられたテントでは、広報の方が手作りしたらしい?A4 1枚裏表の説明資料が配布され、疑問点があれば気軽に質問することができた。訊いてみると、更地になった部分にはもともと資材倉庫があり、本事務所とは上写真の中央にある出入口(ちょうど表の入口の真裏にあたる部分)から連絡していたとのことである。永らく使用していなかったが、見学に合わせて撤去して整地したようだ(むしろ撤去に合わせて公開したともいえる)。

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テントの中に展示してあったY製鐵所製のレール。1903年(明治36年)製の第二種 60ポンド軌条。旧本事務所が、八幡ロイヤルホテルの場所にあった2代目本事務所に役割を譲ったのが1922年(大正11年)であるため、このレールは旧本事務所の現役時代に製造されたものであることが分かる。

今回はバスの車窓からしか見られなかったが、次にもし八幡地区が公開されるときには、G.H.H.(グーテホフヌングヒュッテ)社製の天井クレーンが現役で稼働する修繕工場内部をぜひ見学してみたいものである。

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2017年11月10日 (金)

【くろがね線を読み解く】第257回 ■満身創痍のE8502

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今年5月に遭遇したくろがね線用の電気機関車、85ED-1形E8502。4月に全般検査を受けたが、特に補修や再塗装は行われておらず、満身創痍である。検査中は70DD-3形ディーゼル機関車2両によるプッシュ・プルでくろがね線の運行を途切れさせずに乗り切ったが、このままE8501が再登場しないと、負担は増えるばかりである。今後どうなるのだろうか。

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2017年11月 9日 (木)

【くろがね線を読み解く】第256回 ■神戸製鉄所の機関車最後の力走(DL130)

 2017年10月31日をもって、鉄鋼メーカーK社神戸製鉄所の高炉の火が落ちた。日本国内からまた一つ、一貫製鉄所が姿を消したことになる。

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最終日直前の10月23日土曜日に、石屋川を訪れた。外から見えるのは、半製品を扱う工場の工程間輸送の区間に相当し、溶銑輸送や製鋼・連鋳間輸送とは直接関係ない運用ではあるが、ここも高炉・製鋼が無くなった後に同じように走り続ける保証は全くない。無くなる前に訪問しておくべきだろう。

この日は、8時頃から張り込んでいると10~15分おきに入換が見られた。最初は以前撮影したDL123で、そのあと上のDL124が来た。同一年に製造され形態は同じで、日立の1エンジン35tB-B機関車である。妻面に大きく数字が「4」とペイントされているのは加古川製鉄所の機関車に倣った様式で、ここ数年になってから付与されたものである。番号はDL12xの末尾xを表している。

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その後現れたのが、このDL130である。渡辺台帳と日立のサプライリストを両方参照しても、日立が神戸製鉄所に納入した機関車の最後はDL129で、DL130なる機関車は見つからない。もちろん、どちらの資料も1970年代後半以降あたりから製造実績に漏れが見つかっており完全なリストではないのだが、この1両だけ漏れているということがあるだろうか。可能性が高いのは、リストの方は正しく最後の機関車はDL129で、その続番で尼崎製鉄所の日立製機関車を尼崎廃止後に転入させたというのはどうだろうか。(→尼崎製鉄所DD3521とDD3522が同型であるが、屋根の庇の長さが異なるので、これら2両の流用説には疑義が残るが…

この機関車と同一車体を持つ車両は、高砂製作所に納入されているDL5である。

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高砂のDL5は上の通り組立溶接台枠の台車を履いているが、神戸製鉄所のDL130は足回りが見えないので台車は異なる可能性もある。

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2017年11月 6日 (月)

★門司港レトロ★潮風号の入庫

 11月の3連休の中日、とある事情から当初の目論みが外れ時間が余ったので、近場の門司港で走っている北九州銀行レトロラインの入庫を撮りに行きました。

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向かったのが遅かったため、最終便の1本前にギリギリ間に合いました。関門海峡の夕暮れです。

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折り返しの下りに乗車し、

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和布刈からの上り最終便も。その後雨ヶ窪から大久保まで歩いて、

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車庫への入庫列車を撮りました。長閑な門司港レトロ地区とは異なり、和布刈から先の車庫までの区間は、液体タンクや倉庫が並び港湾部独特の雰囲気が漂います。

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奥に見えるのが潮風号の車庫です。

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編成ごと建屋に納まりますので、切り離しや入換などはありません。本来日の長い季節ならばもっと綺麗に撮れるはず。このあと、更に東へ続く北九州市港湾局専用側線の廃線跡をたどると、 10分ほどで折戸口団地前のバス停に到着。バスに乗って門司港郵便局前で下車し、門司港駅から帰路につきました。スイッチャーの本線走行というだけでも楽しいですが、沿線風景が目まぐるしく変わるのも魅力ですね。

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2017年11月 5日 (日)

■隅田川駅公開2017■シキ180展示

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■DE10 1576+シキ180+ヨ8629    2017年10月29日、隅田川貨物駅

 2017年の隅田川貨物駅公開時の展示車両は、交番検査のために隅田川機関区の貨車検修施設に入場中のシキ180でした。車両そのものはあまり変わり映えしませんが、展示車両の数メートル手前に規制線を設けてカメラマンの接近を阻んでいたのは良かったです。こういうのは一人でも車両に近づく人間がいると台無しになりますので。

当日は雨が酷かったので早々に切り上げて13時前には帰宅しました。会場では、北海道から貨物列車で運ばれてきたJAきたみらいの農産物が今年も一袋¥100-で販売されていたので、お土産に購入しました。内訳は玉ねぎ(大2個)とジャガイモ(中4個)。雨で身体が冷えたので、この日の晩御飯はこれに人参と椎茸、鳥もも肉を足してクリームシチューにしました。

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2017年11月 2日 (木)

【くろがね線を読み解く】第255回 ■夕方のくろがね線

 枝光駅から徒歩圏内にある宮田山トンネルの出口は、夏場の夕方に順光になる。

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2017年のゴールデンウィークは、北九州を皮切りに南阿蘇・鹿児島・串木野・大牟田・島原を一巡し、ふたたび北九州へ。150mレールのY製鐵所構内輸送とくろがね線を効率よく撮影することができた。低頻度運転時の夕方の便は、冬はまともに撮れないが夏なら順光である。

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