2018年7月15日 (日)

★JR貨物の汎用スイッチャー★303はいまいずこ?

※本記事は、2018年6月11日に作成し、7月15日付で自動投稿しております。

 2018年3月のダイヤ改正で定期貨物列車の発着がなくなり、夜発着の臨時貨物列車のみとなった、富山県の高岡貨物駅。改正前は、本線を牽引してきたDE10が入換も行う運用でしたが、改正後は日中に駅構内に滞在する機関車が無くなるため、スイッチャーによる入換が復活しました。とは言っても、入換に使用されているのは2014年3月のダイヤ改正まで使用されていた高岡鉄道産業D352ではなく、JR貨物の入換動車、303号です。

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■2018年3月より高岡貨物駅で入換に使用されている303号。   2018年5月

303の由来は、この機関車の機械番号06-28-01-303に由来します。

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■米子貨物駅から機能移転(新設)された伯耆大山駅の荷役線の入換に使用されていた303号。  2017年12月

この機関車、あちこちに流転していて、2017年12月頃は、鳥取県の伯耆大山駅で使用されている姿が見られました。

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■JXHD社の専用側線の入換に使用されていた頃の303号。   2016年3月、坂城

2016年3月には、しなの鉄道坂城駅の油槽所の専用側線で使用されていました。

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■二塚からの転属に際し再整備され、塗色も山吹色に変わった303号。背後に169系保存車も見える   2016年3月、坂城

JR貨物の動車でこれだけ短期間にあちこち動くのは最近ではちょっと珍しいかもしれませんね。

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■中越パルプ(二塚工場)専用側線で使用されていた頃の303号。      2011年1月、二塚

その前は、城端線二塚駅の中越パルプ専用側線で永らく使用されていました(この専用側線は2015年9月末で列車の運行は無くなっています)。

さて、高岡貨物で使用されていた303号ですが、最近になり同じ伯耆大山駅にいた305が高岡貨物にやってきて置き換えられたという情報が寄せられました。どこに行ったのやら…。

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2018年7月11日 (水)

【くろがね線を読み解く】第272回 ■150mレール輸送開始後の東鷲宮工臨

※本記事は、2018年6月25日に執筆し、7月11日に自動投稿しています。

 2017年3月のダイヤ改正から、JR東日本の東北新幹線大宮-郡山間のロングレール交換プロジェクトに連動して、黒崎発東鷲宮行きの150mレール輸送が本格的に開始した。このプロジェクトに伴う150mレールの受入場所は、当面のあいだ鷲宮保守基地(大宮新幹線保線技術センター)となるので、従来Y製鐵所から鷲宮保守基地向けに納品されていたレールの輸送ルートが変わることになった。

 改正以前は、北九州市のY製鐵所内にある八幡泊地から船で東京都江東区有明にあるN物流のストックポイントに輸送され、そこから艀に乗せて越中島貨物駅のJR東日本東京レールセンター(東京資材センター)へと輸送されていた。そして越中島貨物から東鷲宮までは、JR東日本が自社の機関車・貨車を用いてレールを輸送する事業用列車(通称:東鷲宮工臨)で運んでいた。改正後は、これがそのままJR貨物による鉄道輸送に変わったわけである。長さ150mのレールを輸送できる船は2018年現在一隻しかなく、しかも米国やカナダへの輸出にフル稼働中のため、Y製鐵所から発送される国内向けの150mレールは専ら鉄道輸送となっている。

とはいえ、JR東日本のレールが100%Y製鐵所製かというとそんなことは無く、J社西日本製鉄所(福山地区)からの納品も(割合は少ないが)ある。これについては改正以降も従来通り越中島貨物から発送されているため、越中島貨物発東鷲宮行きの臨時工事列車(通称:東鷲宮工臨)は2018年現在でもまだ細々と運転されている。

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東鷲宮工臨は、発送から荷卸し、返却回送までの一連に4日間を要し、

  1. 越中島貨物→大宮操
  2. 大宮操→東鷲宮、荷卸し
  3. 東鷲宮→大宮操
  4. 大宮操→越中島貨物

という連続4日間のサイクルで運行されている(復路の3と4のいずれかが日曜の場合は1日空いて後ろにずれることがある)。上写真は2018年3月10日に運転された大宮操に入線する上り列車で3に相当する。

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東鷲宮工臨が大宮操に到着する場合、発送・返却ともに留置場所は着発線のあるさいたま新都心駅付近ではなく、与野駅ホームから見える場所なのが特徴。

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往路・復路共に大宮操に停車し夜を明かすため、大宮操を境に牽引する機関車が変わることも珍しくない。この日の東鷲宮→大宮操は、EF65 1103が牽引。

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東鷲宮工臨は、通常ロングレール輸送に使用されるチキ5500形5両(いわゆる半ロンチキ)に75mレールを積載するのが特徴で(もちろんこれとは異なる編成もあるが)、形態が特異的なことから遠くからでも見ればすぐに判別できる。東鷲宮行き単独運行のほか、大宮操で切り離す編成(通称:大宮操工臨)を併結していることもよくある。JR東日本では、自社内のレール輸送は機関車+貨車から気動車(キヤE195系)に置き換える方針のため、今回紹介した東鷲宮工臨もそう遠くない将来、数年先には気動車輸送に置き換わってしまうかもしれない。

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2018年7月 8日 (日)

■東邦号2018年夏■小名浜・安中精錬所定期修理に伴う変化

※本記事は2018年6月24日に執筆し、7月8日付で自動投稿しています。

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■小名浜精錬所臨時修理期間中の安中行。EH500-9が牽引するのはトキのみ。   2018年3月10日、南浦和

 非鉄金属メーカーT社では、年に数回、工場生産設備の改修を実施しています。改修工事には、主に夏期に1か月~1か月半前後かけて実施される定期修理と、その他の時期の数週間以内に終わる臨時修理があります。2018年の定期修理は、小名浜精錬所が7月8日~8月6日、安中精錬所が7月19日~8月22日に予定されています。修理期間中は、原材料の受入(トキ25000形による亜鉛精鉱の輸送)や工場間の半製品の輸送(タキ1200形による亜鉛焼鉱の輸送)が停止するため、小名浜(泉)発安中行貨物列車の編成や運用にも変化が生じます。今回に関しては、小名浜と安中それぞれの修理開始日が5年前と同じですので、参考までに当時の運行状況を紹介しておきます(→こちら)。5年前は両工場とも8月上旬のうちに修理が終わっていますが、今回は安中の修理期間がお盆を跨いでいるため、タキ12両+トキ6両のフル編成が見られるようになるのはおそらく8月お盆明け頃と思われます。

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2018年7月 5日 (木)

■糸魚川の保存車■キハ52 156

※本記事は2018年6月1日に作成し、7月5日付で自動投稿しております。

 JR糸魚川駅1Fにある糸魚川ジオステーション ジオパルには、かつて大糸線で使用されていたキハ52 156が静態保存され、待合室として開放されています。そして年に数回、移設保存された赤レンガ機関庫から顔を出して屋外展示されています。

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大糸線でのさよなら運転時は首都圏色でしたが、松任工場で保存された後この地へ移設されるのに合わせて一般色に塗り替えられました。なお建屋への出し入れはアント車両移動機で行われますので、自走はしません。

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こちらが当該のアント車両移動機。

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その銘板。

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ご丁寧に図面まであります。ご興味のある方はぜひ現地に足を運ばれて隅々まで観察してみてください。大規模火災からの復興のため、地元商店での消費や宿泊もよろしくお願いします。

2017年9月撮影。

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2018年7月 2日 (月)

【O工場の石灰石輸送】2018年4月の朝便

※本記事は、2018年6月1日に作成し7月2日付で自動投稿しております。

 2018年4月28日土曜日、糸魚川駅前に前泊して朝一のバスに乗り大沢を目指した。目的はもちろん、D社O工場の原石線の朝一番の列車を確認するためである。

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前の週末には牽引機関車としてDD453が使用されていた原石線だが、この日はDS-7が使用されていた。D社のホームページによると、原石線はおよそ2時間に1往復の頻度で運転されているとあるが、実際には運休や時刻変更も多く、額面通りの頻度では運転されていない。この日の朝一は7:12頃に列車が現れ、原石事務所へ向かい、15分ほどで戻ってきた。貨車のフォーメーションは原石事務所寄りから順に、テコ301+テコ302+テコ304+テコ303の4両編成で、テコ401は含まれなかった。

土日はもちろん、お盆も年末年始も休むことのない原石線だが、今まで数十回訪問して空振りが一度もなかったのは15時台の便のみで、他の時間帯の便は少なくとも1度は運転されなかったことがある。しかも15時台の便でさえ、早い時は14:25頃に来たこともあるし、遅い時は15:40頃のも経験しているので、時間には余裕をもって対応する必要がある。

なお15時台の便は逆光を気にする方もおいでかもしれないが、西側に山が迫っており9月~3月の秋冬であれば列車が来る頃には日陰になるので気にする必要はない。

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2018年6月21日 (木)

◆半端ない京急花電車◆相互直通50周年記念

『京急半端ないってもーう。あの会社半端ないって! 品川駅展示の花電車、走行中、花にめっちゃ保護ネットかかっとるもん。そんなんできんやん普通。そんなんできる? 言っといてや、できるんやったら。』

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 というわけで、1000形電車さよなら運転の時と同じくホームページで直前に発表された花電車。京浜急行電鉄が東京都交通局浅草線、京成電鉄と相互直通運転を開始してから、今日2018年6月21日でちょうど50周年になります。花電車は、これを記念した特別企画の一つです。花電車の本線走行はいまのところ今回限りですが、21日より直通3社局の各一編成に記念ヘッドマークが取り付けられています。こちらは来年の6月20日まで一年間続く予定です。

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メインイベントは、品川駅3番線で催される記念式典ですが、鉄道マニア的な見所はやはり往復の送り込み・返却回送ですね。今回は浦賀寄り先頭車のみに花が付くことが事前に公表されていたのですが、花を品川駅で着脱するのか、花をつけたまま本線走行するのかまでは分かりませんでした。もし前者ならばただの電車の回送ですので絵になりませんが、幸い後者だったのでラッキーでした。往復共に、走行中だけは花の脱落を防ぐために保護ネットがかけられましたが、花の邪魔にならない目立たない色になっていたのは良かったです。

●半端ない

 ちょうど8年前のサッカーW杯南アフリカ大会では、グループリーグのデンマーク戦で私の生まれ故郷鹿児島出身のMF遠藤が直接フリーキックを決め、日本は決勝トーナメントへ進出しました。2018年のロシア大会でも、グループリーグ初戦で同じ鹿児島出身のFW大迫がセットプレーからゴールを決めており、嬉しい限りです。サッカー好きににとっては、日本代表が出場してきたワールドカップ予選や国際親善試合での「大迫半端ない」はもうお馴染みのキーワードなのですが、今頃になって国民的に知れ渡るというのがナントモ…。まあ活躍してくれるのは嬉しさしかないのですけど(笑)

私事ながらブログ更新が一か月ほど滞ります。W杯決勝戦が終わった頃に、またお会いしましょう。

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2018年6月11日 (月)

★C社四日市製油所のスイッチャー★里帰りしたNo.9

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■製油所内の側線に佇むNo.9  2017年11月

2013年3月をもって廃止された、紀勢本線鵜殿駅連絡の紀州製紙(現 北越紀州製紙)専用側線の入換用スイッチャーNo.9。2018年5月現在、かつての配置先である四日市の石油元売メーカーC社四日市製油所に留置されています。

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動く様子はいまのところありませんが、色を塗り替えているので、使うつもりはあるのかもしれません。この機関車、上写真の2-4位側キャブ側面にある銘板には1975年製造、製造番号2061201の陰刻があるのですが、逆側1-3位側の銘板は1974年製造、製造番号13273になっているという、曰くつきのスイッチャーです。

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■紀州製紙専用側線で入換中のNo.9   2007年12月

鵜殿の紀州製紙専用側線では、日に何度か入換があったので様々な角度から撮ることができました。

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1-3位側のボンネット先端台枠下には、スパークアレスタ(火の粉除去装置)が設置され、その直上に煙突が伸びています。紀州製紙紀州工場は紙を製造する工場ですので引火性のある気体や液体を扱う拠点ではありませんが、新製配置先が日通(C社四日市製油所向け)であるため、スパークアレスタ付きで竣工したものと思われます。

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このように、1-3位側の銘板は同じC社四日市製油所No.8の銘板を付けています。

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No.8もNo.9も防爆仕様で、かつエンジンはカミンズ社製NH-220BI(212ps/2,100rpm)、ボンネット妻面が平面タイプという点も共通です。No.9でありながら同型機のNo.8の銘板を付けているのには何か理由があるのかもしれません。余談ですが、エンジンの馬力が212psという中途半端な値になっているのは、製造元のカミンズ社が米国のメーカーで、馬力を英馬力(HP)を基準に設定しているためです。210HP(英馬力)≒212PS(仏馬力)というわけです。

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端梁を見ると、キャブ側妻面のみBP管だけでなくMR管の引き通しもあるので、重連総括制御が可能であったと思われます。

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再起する日を待ち望んでいます。

■No.8とNo.9の動静について

岩堀春夫著「鉄道番外録」シリーズや、沖田祐作著「機関車表 フルコンプリート版」によると、本記事で紹介しているスイッチャーNo.9は安中の東邦亜鉛専用側線で使用されていたように書かれていますがこれは誤りで、安中に転出していたのはNo.8の方です。No.8とNo.9は同型機ではありますが、速星や安中に転出していたNo.8はラジエーターカバーの形状がNo.9とは異なっており、またNo.9は端梁の解放テコの長さが左右非対称である(2-4位側のみ長さが短い)ので、容易に識別ができます。No.9の1-3位側の銘板がいつからかNo.8のものになっているので混乱に拍車をかけていると思いますが、スイッチャーの識別には、銘板の製造番号や文献情報の前にまず実機の形態をきちんと観察することが肝要です。

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2018年5月22日 (火)

★南松本駅のスイッチャー★ジェイアール貨物・信州ロジスティクスDD453

 2018年現在、D社O工場の専用鉄道で石灰石輸送に従事しているディーゼル機関車DD453は、かつて南松本駅の石油元売・輸送会社の油槽所の専用側線で貨車の入換に使用されていた機関車です。

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貨物駅の車両入換は、JR貨物や旅客会社の本線用機関車が実施する駅、臨海鉄道の機関車が実施する駅、JR貨物所有の入換動車や子会社の保有する私有機関車が実施する駅など様々あります。南松本駅は、コンテナ車の入換と、車扱の松本市専用線内の入換は、常駐するJR貨物DE10形ディーゼル機関車が担当し、松本市専用線に接続する各社専用線の入換はジェイアール貨物・信州ロジスティクス所有のディーゼル機関車が担当していました。

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石油輸送繁忙期となる冬場は貨車の数が多すぎてスイッチャーをうまく撮れないという点では、根岸駅の日石専用側線と事情がよく似ており、オンシーズン前の11月頃か、ピークを過ぎて貨車が減ってくる3月頃に訪ねるのがセオリーでした。スイッチャーによる入換作業は朝7時頃から15時頃の間に実施されていましたが、冬期は夕方以降夜間の入換もあり、日中はスイッチャーしか入らない油槽所の荷役線の中までDE10が入ってきて入換をしていました。のちに2013年3月のダイヤ改正で、終日すべての専用線内の入換をDE10が実施する形に変更され、更にDE10の運用がほぼそのままHD300形ハイブリッド機関車に置き換わり、いまに至っています。用途不要となったスイッチャーは、ジェイアール貨物・北陸ロジスティクスによって伏木貨物駅に回収され、整備されました。

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■アルピコ交通の駐車場で、昼休みにミニ四駆走行の企画が開催されていた日に許可を得て駐車場より撮影。  2009年

スイッチャーは、DD453と命名された1976年日本車輌製造製の2軸ボギーの自重45tの機関車が1両と、DB251と命名された自重25tの2軸機関車が1両配置されていました。DD453のファーストオーナーは三井東圧化学で、茂原工場-新茂原駅間の専用線入換用機関車MTD-451として竣工したものです。化学工場向けなので防爆仕様ですが、エンジンからの排気に対してはスパークアレスタによる火の粉除去のみのいわゆる「セミ防爆」仕様で、排気処理用の水槽や発火防止用のウォータースプレーは装備していません。

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同型機が他に4両あり、内訳は小野田セメントOD451(四日市出荷センター)、出光興産D-502(千葉製油所)、釧路開発埠頭KD5002、日本石油精製DD510(室蘭製油所)です。

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■東急車輛製造としての最後の一般公開時に入換用機関車が展示された。   2012年2月25日

そして、そのうちの2両が2018年現在も現役で活躍中です。内訳は、千葉製油所からやってきた上写真の総合車両製作所(旧 東急車輛製造)横浜事業所D-502と、

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■DD24の全般検査後間もない頃の綺麗な姿  2013年(敷地外より撮影)

こちらの日本製鋼所室蘭製作所DD24です。室蘭製油所時代のナンバープレートDD510を付けたまま、その下にDD24のナンバープレートを付けていますね。D-502、DD24どちらもファーストオーナーが石油元売会社で、製油所の貨車入換用として設計されたため、排気処理用水槽を備えた防爆仕様です。詳しくは、鉄道ピクトリアル2013年10月号の拙稿「続 産業用機関車を追い求めて 1」にて解説しておりますので、ご覧下さい。

なお2軸機関車DB251についても過去記事にて紹介しておりますのでご覧ください。

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2018年5月20日 (日)

◆東武鉄道1800系電車◆さよなら運転

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 2018年5月20日(日)、急行りょうもう号などで活躍した東武鉄道1800系電車のさよなら運転が実施されました。前日に、日立製作所笠戸事業所の公開イベント「日立 事業所開放デー2018」に参加するために全神経を集中したため、翌日は全身ぐったりしたまま沿線で一回のみ撮影しました。この車両には、むかし仕事で栃木方面へ通った際に館林までよくお世話になりました。特に佐野線では、通勤車へ格下げ改造された編成に乗ったこともしばしば。ただシートの幅は本当に狭かったので、乗る方ではあまり良い想い出が残っていないのは残念です(苦笑)

日立事業所開放デーの方は、新車搬出の際に下松駅近くまで出てこない方の日立製20tスイッチャーも撮影でき、永年の懸案であった防爆仕様の有無も確認できたのは収穫でした。そのうち記事にしたいですね。

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2018年5月18日 (金)

★140万アクセス突破★E351系とスイッチャーの邂逅

 貨物駅に配置された、車籍を持たない車両入換用の小型機関車、入換動車が本線上を走行することで有名な、JR中央本線竜王駅。

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■本線上で上りスーパーあずさ号とすれ違う入換動車。  2018年2月10日、中央本線竜王駅付近

正午過ぎの入換では、先般のダイヤ改正で引退したE351系スーパーあずさ号と入換動車が本線上ですれ違うダイナミックなシーンも見られました。この擦れ違いのタイミングは結構デリケートで、定刻よりプラスマイナス5秒以上ずれるとすれ違う場所が数十メートル単位で変わってしまうため、撮影に失敗します。なかなか挑戦し甲斐のあるシーンでした。

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