2017年6月29日 (木)

【くろがね線を読み解く】第248回 ■小倉地区D301新塗装

 2020年に予定されている、Y製鉄所小倉地区の高炉・転炉休止に向け、機関車にも色々と変化が訪れているようである。 2017年に入り、従来のクリーム色と紫のツートンカラー(住友金属物流標準塗装)から、Y製鉄所標準塗装に変更された機関車が登場した。

Kokurad30101

釣り人と共に眺めていると、以前紹介した日立製作所製のディーゼル機関車D301がビレット積載長物車2両を牽引・推進して入換している様子を見ることができた。

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オレンジ・クリーム色・青・黄色の4色は、弊ブログでたびたび登場しているY製鉄所戸畑地区・八幡地区で活躍する機関車の標準塗装である。両地区を結ぶくろがね線の電気機関車も、同じ塗装である。

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以前の写真と比較すると、塗装変更だけでなく台枠への手摺の増設も行われており、戸畑・八幡両地区の仕様に極力合わせている様子が見て取れる。できれば、オレンジとクリーム色の境界をもう少し下にして、ボンネット上部のラインと合わせてもらえると、よりらしくなるのだが……。センスの問題かもしれない。

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夕方に別の場所から眺めてみると、仕事を終えたD301新塗装のほか、日立製作所製2軸ロッド駆動機のD108も新塗装になっているのが確認できた。今後の活躍が楽しみである。

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 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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2017年6月25日 (日)

【くろがね線を読み解く】第247回 ■第一操車場の貨車前後連結入換

 2017年のゴールデンウィーク中に戸畑第一操車場を訪れると、久々に面白い入換シーンを見ることができた。

D622wff

奥の工場からやってきた機関車が、くろがね線から到着した貨車を前後に連結し、言わば機関車が中間に挟まれた編成のまま奥へと去っていった。このような入換自体は平日を中心によく行われていて、過去に何度か見たことがある。土日はこういった入換はまずなく、進行方向に関わらず機関車が編成の先頭または最後尾に連結されるパターンがほとんどである。

このような入換方法は、むかしは専用線でも時々見られたが、最近では少なくなっている。

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日豊本線南延岡駅に連絡する化学メーカーA社専用側線では、入換手順の都合により、スイッチャーの前後に貨車を配した編成が見られる場合がある。

F35tbbf201304

この入換が行われるのに平日か土日かはあまり関係なく、もちろん時刻も決まっているわけではない。あくまでも荷役の進捗に合わせて最適な手順が選択された結果であり、事情は製鉄所の入換と変わらない。(いずれも2013年4月6日撮影) もちろん、この状態で駅に出てくることはなく、専用側線内でのみ見られるシーンである。

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2017年6月24日 (土)

■35系客車■幡生構内試運転

Hatabu35kei01

月曜日に新下関に行ったついでに幡生駅で35系客車の構内試運転を撮ってきました。2017年に新潟トランシスで製作された、やまぐち号用の新型客車です。


Hatabu35kei02

副本線を行ったり来たり繰り返していました。午後は予定があったので早々に撤収。本線走行が楽しみですね。

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2017年6月20日 (火)

【くろがね線を読み解く】第246回 ■N社入換代替機D430

Tobatad430

 以前訪問した際、若竹号ことD443の車体に表記された次回全般検査が2019年5月になっていたので、重要部検査は2017年5月だろうと気になっていたのだが、今回訪問してみると、D443検査中の予備機としてD430という機関車が貸し出されていた。製造番号は読み取れなかったが、ナンバープレートのD430の文字の下には、「形式 45DD-12」の記載があった。(正確には、12の「1」の陽刻が削られて?「45DD- 2」になっていたが)

謎なのは、45DD-12形はD436~D447の12両しか導入されていない筈で、D430を名乗る機関車は本来45DD-10形の筈である。しかし上記のD430は、45DD-10形よりも全長が長く45DD-12形そのものであるように見える。ルーツの気になる機関車である。

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2017年6月14日 (水)

車輌メーカーH社の機関車を訪ねて2017

 毎年6月第一土曜日に開催されることの多い、重電メーカーH社M事業所の祭りが今年も予定通り開催されました。H社M事業所は、昨年秋にEF200形901号機を吹田機関区から搬入しており、今年の公開に合わせて外観を整備するのではないかと期待していましたので、早朝5時起きして一路北へと向かいました。

 JR常磐線勝田駅に8時頃到着し、廃線跡に沿って20分歩いて受付に到着、撮影許可証を貰って早速保存機関車の置いてある方へ移動してみます。

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こちらが一昨年搬入・保存されたED78 1.今回は、説明パネルが建立され、快速かもしかのヘッドマークを付けていました。

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昨年と異なるのは、保存車が増え敷地が拡張した影響で2エンド側の規制線が無くなり、撮り易くなったことですね。

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そしてこちらが2017年のまつりの主役。JR貨物EF200形電気機関車の試作車901号機です。全盛期を髣髴させる旧塗装への復元はもとより、スーパーライナーのヘッドマーク付という粋な計らい。保存に関わったすべての方に感謝したいです。

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登場直後のように美しい姿を披露していました。

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反対側はヘッドマークなしの姿。一旦入口に戻って林の方から撮りました。

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JR貨物更新色には無い、INVERTER HI-TECH LOCOのロゴ。かっこいいですね。

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中間台車の推進力を車体に伝えるための梁は、量産車との違いが一番出ている部分です。901号機は上の通り直線状ですが、量産車は途中で折れ曲がった形になっています。

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 さて、このEF200形901号機、銘板を見ると1990年(平成2年)製造は分かるのですが、日立製作所が製作した国鉄・JR向け機関車の例に漏れず製造番号の記載がありません。ネコパブから発表されている「機関車表 フルコンプリート版」にも、EF200形に関しては製造番号の記載がありませんので、気になるところです。

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こちらの2つの銘板は、EF200-901の先頭台車FD3形台車のもので、左が1E側、右が2E側です。見てみると、製造番号は1EがA10851-1、2EがA10851-3になっています。枝番の1と3で間の抜けているA10851-2は…

Mito1220170603

中間台車のFD4形台車が持っています。型式の異なる台車なのに、末尾の枝番だけが異なる同一の番号を名乗っている??

ここで参考までに、EF200形と同じように日立製作所で製作されJRに納入された電気機関車の製造番号を並べてみましょう。

  • EF81 501、502、503  1989年3月製造 製造番号10840
  • EF200-901        1990年4月製造 製造番号?????
  • EF81 451、452      1991年3月製造 製造番号10870
  • EF81 453          1991年7月製造 製造番号10930
  • EF81 454、455      1992年8月製造 製造番号10930

※日立の製造番号は、製作指示番号方式に変わって以降、同一ロットには同じ製造番号が付与されます。

1の位は0なので、EF200-901の製造番号は、10850ではないかと推測しています。日立製作所製の電気機関車に詳しい方のご意見を伺いたいところですね。

●保存用線路は軌道強化?!

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保存車両が乗っている線路は、従来敷かれていた線路とも繋がってはいるのですが、途中でレールの大きさが変わっていて面白いなと思いました。左の大きい方のレールに保存車両が乗っています。

なおこの日は他にED15 1電気機関車と構内入換用機関車(無番)も見物しましたが、昨年見た際とほとんど変化はありませんでしたので、写真は省略します。10時半には会場を後にし、タムタキさんと西金工臨を追いかけました(→こちら)。

●プレイバック編

 構内には、かつてED500形電気機関車が保管されていて(2016年5月までに解体済み)、まつりの時には近づくこともできました。この機会に、過去に撮影した未公開写真をご紹介します。

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以前紹介した写真の逆アングルから。日光のあたっていない北側の車体側面は、南側より綺麗でした。その北側には試作電車HX-1が留置されていて、

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その線路の東側はこんな感じの電化された3線軌条の試運転線?になっていました。奥の右手に見えるリニア地下鉄試作車LM-1の左あたりに、2017年現在ではED78 1とEF200-901が保存されています。

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ED500-901の東側には無蓋車から改造されたと思しき二軸貨車の姿もありました。ED500と連結器を接していましたが、連結はされていませんでした。

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トラ70000形からの改造でしょうか。でも数字の書体が国鉄のものとは異なる気もします。種車が気になるところです。

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2本南側の線路には、また別の二軸貨車が留置されていました。積荷はよく分からないので黒塗りとさせていただきました。この車両にはブレーキホースが繋がれていません。

地面が舗装されていることから察するに、この車両の移動にはスイッチャーやアント(車両移動機)などは使用されておらず、フォークリフトなどタイヤで走行する車両が使われているものと思われます。(レール上を走行する必要が無いため)

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ED500の手前の線路には、よくわからない台車が並んでいましたが、それよりも気になるのは線路が四線軌条になっている点でしょうか。台車の車輪は、左から2本目と4本目のレールに乗っていました。

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振り返ってその反対側を見てみると、4本のレールは建屋の中に…。むかしの航空写真を見ると、この場所は電気機関車を製作する工場の一部であったようですね。おそらく、工場跡地を別用途に転用する際に、機材を建屋から出し入れするために線路の一部を残したのだろうと思われます。この建屋も、鉄道車両が出入りするにしては高さが低すぎますので。

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こちらは会場を出るべく門へ向かう途中に置いてあった3軸貨車。軸ばねは重ね板バネで二段リンク式、見た限り3軸はそれぞれが独立して動くようです。この車両を小移動する際は、奥にいるフォークリフトが使用されるのでしょう。しかし建屋の外は舗装されていないので、屋外の入換には以前紹介したトモエ電機工業製のバッテリー機関車が使用されていると思われます。

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こちらも門に向って歩いている途中で出会った車両? 釣合梁式(イコライザー)台車のようにも見えるので旅客車由来の台車かと思ったりしましたが、それにしては台車枠が貧弱すぎるので、違うかもしれません。

2017年6月公開時点で、本記事プレイバック編で紹介した車両はすべて、周辺が立入禁止になっているか、もしくは解体済み、あるいは移動などで姿を見ることができなくなっています。深追いはやめましょう。

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2017年6月10日 (土)

◆西金工臨◆日製水戸さつきまつりの後半戦

 先週の話になりますが、日立製作所水戸事業所のcherryblossomまつりの帰りに、ブログ読者のタムタキさんのプランに便乗し、西金工臨を撮影してきました。せっかく水戸まで行って機関車2両だけ撮って帰るのはもったいない貧乏性なもので…(ED15 1と某無番機も入れれば4両だが)。

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西金工臨は、あくまでも趣味者の都合でそう呼ばれている列車ですが、JR東日本水郡線西金駅のバラスト置き場で積んだ砕石を、常磐線・新金線経由で主に千葉支社に向けて発送する、砕石輸送列車です。JRが自社の線路を保守するための資材を運ぶ列車ですから、運賃収入を得るための営業列車ではなく、事業用列車となります。このため貨物列車に区分しない方も多いです。

西金工臨の特徴は、①新小岩→水戸、②水戸→西金、③西金→水戸、④水戸→新小岩の4列車が、必ず①から④まで順番に連続4日間かけて運行されるということです。間に土日祝日が入っても日をずらすことが無いため、運行日の先読みがしやすいです。④の新小岩から先は、翌日だったり翌々日だったり一定しませんが。

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この日は、常陸大子からDE10形1697号機が単機で13:24に到着し、砕石を積んだホキ800形8両を14:25頃に側線から引き出して本線に据え付けました。入換内容は毎回異なるとのことで、時刻も当駅を発車する14:54までの間ということ以外は、特に決まっていないようです。

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■DE10 1697がホキ800形8両を牽引   工1890レ

久慈川沿いを走る工1890列車。この辺はまだ低速ですね。

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段々と速度を増し、SL撮影地で有名という某場所を通過。この後後台にも行きましたが、さすがに追いつくことはできませんでした。でも後台では過去に撮っているので、問題ありません。タムタキさん、ありがとうございました。

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■EF81 95がホキ800形8両を牽引   工6382レ

翌日曜日は、前述の西金工臨の法則により、水戸→新小岩の工6382列車の運転日となります。この列車は追いかけても絶対追い越せないので、撮影後は最寄りのイオンでゆっくり昼食を。

その後は、最近キハ2000形が塗装変更で入場しているために日中常時走っているという、関東鉄道竜ヶ崎線のキハ532を撮るべく、南下しました。この車両も予備扱いですから撮れるうちに撮っておかないといけませんね。

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2017年6月 8日 (木)

★ひたちなか海浜鉄道★細々と活躍を続けるキハ205

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■ひたちなか海浜鉄道キハ205  2017年1月22日、中根-金上

 先日水戸の日立製作所に行った帰り……ではありませんが、ひたちなか海浜鉄道でキハ205の運転を見てきました。

私鉄の気動車は、私にとっては旅客車の中で最も疎い分野かもしれません。ほとんどが1エンジン1軸駆動で、足回りにあまり個性が無いからかもしれませんが、「国鉄の気動車と何が違うの??」とツッコミたくなってしまいます。まぁ詳しくないからそう思うのですが。。(笑)

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2017年5月28日 (日)

★大宮総合車両センターのスイッチャー2017★展示と入換

 2017年5月27日土曜日、朝の用事を済ませて午後から大宮総合車両センターを訪問しました。今年は、JR発足30周年の記念すべき年、例年の車両工場公開イベントも「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」と名前を変え、駅コンコースや駅周辺でも様々な付帯イベントが開催されたようです。

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いつも西口から会場までの行列が酷いので、空いている東口から大栄橋経由でスイッチャーの様子を確認し、信号待ちで列が切れるのを利用して途中から合流する手法をとっていたのですが、今年は東口でもアイドルのイベントなどが企画されており混雑にハマりそうでしたので、素直に西口から向かいました。

スイッチャーは、このOM-1が目下稼働中です。土日を挟んでこの位置にいるのは、翌操業日の朝イチで出場入換(組成)があるときですね。この日の入換機がコイツになるかどうかは、この配置だけでは判断できません。

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増設されたクレーンを観察。黄色い滑車に付いたハンドルを回すと、クレーンの高さを変えられるようになっているようです。解放テコのように見えるのは、解放テコではありません。よく間違える人がいますが。これは、双頭連結器の自動連結器と密着連結器を切り替える際に、いずれか一方に固定するためのピンを抜くためのテコです。

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会場に到着。いつもより落ち着いた雰囲気のバルーンアーチですね。

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車両撮影会場は、近年展示車両のマンネリ化が進み、毎年ファンを落胆させてくれますが、その一方でJR貨物大宮車両所の展示内容の充実が目を惹きます。

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JR貨物大宮車両所は、この配置図のように大宮総合車両センターの中にあります。

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今回の撮影会場の車両はすべて現役の車両ばかりでしたので、適当に撮ってさっさと移動。

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鉄道博物館竣工後は、博物館の静態保存車両を1~2両引き出して展示するのが楽しみでもありましたが、最近はあまり見ないですね。2012年訪問時はそれなりに楽しい展示でした。(→こちら

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本命のJR貨物大宮車両所。色々並んでいます。

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まずは、門司機関区所属のEH500-67.2車体連結の連結面側は普段なかなか見る機会がありません。意外とスッキリしていますね。

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ジャンパ連結器は、どちらか一方の車体にまとめられているわけではなく、2車体両方に半分ずつ、点対称に取り付けられているのが面白いなと思いました。

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連結器は、電車に採用されているような棒連結器でした。(密着連結器ではありません)

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門司機関区の札とJR貨物発足30周年記念プレート。

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次は、HD300-14です。主変換装置が取り外された姿です。台枠上に残っているのは、蓄電池(グレーの箱)とキャブと反対側のボンネット(エンジン)のみです。

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HD300の向きに関する話をするときに、「エンジンのある側」というキーワードを使う鉄道マニアが居て、よく混乱するのですが、HD300のエンジンはボンネットの「短い側」にありますので、誤解なきようお願いします。長い方に入っているのは、主変換装置と蓄電池だけです。ちゃんと煙突の位置を見ればわかるのですが(笑)

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ボンネットの一部はすぐ近くに台車に乗せて置いてありました。これは蓄電池の上に被さる部位ですね。

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更に奥には、キャノン ビッグエコライナー31の運行開始記念ヘッドマークを取り付けたEH500-13がいました。反対側は運転台体験コーナーになっていて、

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三井海上たすきリレー号のヘッドマーク。どちらも初めて見ました。

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展示スペースの最奥は屋外に出て、最終全般検査を通ったDE10形1557号機の記念ヘッドマーク付を見ることができました。ヘッドマークには、

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国鉄型ディーゼル車の最終全検とあります。もともと首都圏の国鉄型気動車は郡山総合車両センターで全検試行していましたので、大宮車両所担当で残っていたのは国鉄型ディーゼル機関車だけです。それの最後ということですね。

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開場後13時頃までは、こちらのヘッドマークだったようです。現在川重で製作中と囁かれる、後継の新型電気式ディーゼル機関車の話題でもちきりのこのタイミングで、DE10形式の最終全検が発表されたのは、とても感慨深いです。

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奥には立入はできませんがこんな車両も。トキ25000らしき無蓋車と、ED62の亡霊。トキの方は、貨車というより、工場内で資材を移動するためのトロッコのような使い方をされているのでしょうか。用途はよく分かりません。ただし、JR四国多度津工場の場内に留置されているトキ25000とは異なり、ブレーキホースは健在です。

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建屋内に戻ると、今回全検出場するEF65形2057号機がピカピカの車体を披露していました。ちょうど車体吊り上げ実演の題材となっており、

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吊り上げて台車の上に乗せる一部始終を見学することができました。右にいる緑色のキャラは…

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JR貨物のゆるきゃら?エコレールマークちゃんです。JR貨物大宮車両所の展示エリアには子供はあまりいないので、来場者の反応もいまひとつでした。子供がたくさんいる広島車両所のイベントにも来てください(もういるのかな??)。

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入換時刻が近づいてきたので、出口に戻ろうとすると、以前俯瞰した場所から新米が見えました。ガスタービン動車のキハ391です。実用化はされませんでしたが、アメリカやフランスにあるので、オイルショックという当時の社会情勢を抜いたうえで、日本で成功しなかった正確な理由が知りたいところですね。ちなみにガスタービンエンジンは米軍の戦車(M1A2など)にも採用されていますので、地上を走行する車両の動力源として廃れたわけではありません。

●イベント後の入換は肩透かし

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今回は展示車両が自力走行可能なものばかりでしたので、入換もあまり期待できません。案の定、やってきたのはOM-2が牽引するEV-E301系のみでした。

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仕事を終えたスイッチャーは、未使用時の定位置(グリーンカーテン前)に留置され運転士も降りてしまいましたので、もうこの日は動きません。

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最後に、高崎に自力回送するEF65 501とDD51 842の重連入換を撮影。大宮総車セの指示により、大栄橋→大宮駅間の短い距離ではありましたが、ちゃんと先頭のDD51がエンジンを吹かして牽引してきました。大宮→高崎(操)間の本線走行はEF65牽引となりますので、EF65が推進で入れ換えると予想していた方も多かったみたいですが、予想を外してくるところはさすがです。

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発車前入換準備完了。この後本線走行は日没後となりそうでしたので、夜の予定もあり、ここで撤収しました。実際には18:24に大宮駅を発車していったそうです。来年こそは、てっぱくの静態保存車両展示&スイッチャーによる静態保存車両入換を期待したいものです。

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2017年5月25日 (木)

★薩摩金山蔵トロッコ★トモエ電機工業製バッテリー機関車で代走中

 ゴールデンウィーク期間中の半日を使い、鹿児島墓参りのついでに串木野に寄ってきました。串木野金山の跡地で営業中の『薩摩金山蔵』が目当てです。薩摩金山蔵は、金山跡の坑道が温度・湿度一定で紫外線の遮断された空間であることを活用し、坑道内に樽を並べて焼酎の熟成を行っています。そして、完成した焼酎の店頭販売をはじめ、金鉱山や金精錬工程を紹介するミュージアムの運営、焼酎蔵巡りの観光トロッコの運行を行っています。

この施設はかつて、金山の坑道見学や砂金採りが体験できるテーマパーク『ゴールドパーク串木野』として知られており、一度訪問しているのですが、当時は親戚と一緒のお出かけだったのであまり鉄道目線で見ることはできませんでした。私は軌間1,067mm未満のいわゆる日本流ナローゲージにはあまり興味がないのですが、生まれ故郷の県内にある保存鉄道くらいはちゃんと訪ねておきたいというのが、今回訪問した動機です。

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 JR鹿児島本線串木野駅のホームに降り立つと、北側に早速工場が見えました。金の精錬事業を行っている三井串木野鉱山です。この駅は、新幹線開業前は堂々たる特急停車駅であった名残で、2017年現在でも駅前には大きなロータリーとタクシー乗り場が設けられています。駅舎内にはコインロッカーもありますので、旅の途中で薩摩金山蔵に寄り道しても困ることはありません。(もっとも駅前にはコンビニとパチンコ屋くらいしかありませんが…)

駅からタクシーで移動するとおよそ7分で金山蔵へ到着しました。入場券を購入する際にトロッコの運行時刻を確認したところ、ホームページに掲載されていた時刻とは異なり、また減便していることが判明。事情を聴いてみると、機関車が故障してしまい、余所から代わりの機関車を借りて運行しているが、電池がもたないので本数を減らしているとのこと。そんな状況とはつゆ知らず、呑気に訪問してしまいました。次の列車の運行開始までかなり時間がありましたので、お願いして先にホームに入れていただき、マンツーマンで解説をしていただきながら車両を撮影することになりました。

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こちらがトロッコの客車です。妻面中央のヘッドライトは故障したためLEDライトを取り付けたとか。かなり眩しいです。通常は、このヘッドライト付きの人車が編成の前後に連結され、編成中央に動力車(機関車)が配置されています。往復共に客車が先頭になるわけです。でも今回は故障した機関車が編成から外れ、

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代わりにオレンジ色のバッテリー機関車が先頭に連結されていました。この方が風格がありますね。充電中なのか、バッテリーの蓋を開放しています。

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使用しているのは鉛蓄電池でしょうか。機関車からケーブルが伸びた先の充電器には新トモエ電機工業と記載されていました。

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こちらが機関車次位の客車。人車の改造とのことです。先頭の座席には「運転席」と書かれた紙の札が付いていますが、上で紹介したバッテリー機関車での代走期間中は客席になります。

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編成中間にはこんな車両も。訊いてみると、焼酎樽を坑道(蔵)へ出し入れする際に樽を乗せるための車両とのことです。言わば貨車でしょうか。運賃を取る営業目的では無いので、事業用車と言った方が正しいでしょうか。いずれにせよ、旅客以外を乗せるための車両があるというのがこの観光トロッコ最大の特徴ですね。

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次に、連結器を見てみましょう。この客車(人車)はご覧の通り自動連結器なのですが、

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先頭の機関車の連結器はこんな形態です。いったいどうやって連結しているのか確認してみると、

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ナックルを外して溶接してしまったそうです。一時凌ぎなので、こんな方法でも構わないのだとか。でも線路の途中には曲線区間もあるので、曲がれるようにはなっていると思いますが…。

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ホーム上のテーブルには時刻表もありました(プライバシー配慮のため氏名は伏せています)。先程受付で聞いた営業列車は、10:30発、11:30発、12:30発、14:30発の4本だけでしたが、どうも営業時間外に列車が設定されているようです(8:00と15:30)。後で知りましたが、始発列車の前に坑道の門扉を開き、坑内の電源を入れて客の受入準備をするための列車と、終列車後に後片付けをするための列車が各1本ずつ設定されているとのこと。終列車後の列車は、金山蔵営業時間内に走行するため、撮影するにはもってこいとのことでした。

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それでは、前置きが長くなりましたが、トロッコに乗って金山坑道へ入ってみましょう。2本のレールの外側に第3軌条がありますが、これはゴールドパーク時代の電気機関車が集電するために使用していたレールで、現在では使用されていません。

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真っ暗闇の中、ガタゴト揺られることおよそ10分、距離にして700mほど進むと、終点のホームに到着します。トンネル坑口からここまで一直線というわけではなく、微妙に曲がりくねっていたり、途中にトンネル(線路)の分岐跡もあったりして、なかなか楽しめました。

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坑道内は夏でもひんやり涼しいです。ここでトロッコから降りた運転士さんは、観光ガイドへと早変わり。淀みない語り口でお客さんを楽しませてくれます。

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数百メートルにも及ぶ焼酎樽の羅列はもちろんのこと、

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かつて運行されていた電気機関車とグランビー鉱車も展示。ただの焼酎蔵ではないところを見せつけてくれます。ガイド役の運転士さんはもともと三井串木野鉱山で働いていらした方なので、この鉱山に関する説明・考証もバッチリです。坑内観光は15分ほどですが、もっとゆっくり見ていたかったですね。

●最終列車後の回送列車

薩摩金山蔵様のご厚意により、終列車後の後片付け列車運転時に、トンネルに入る手前で一時停止していただけました。

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ホームで隠れて見えなかった台枠より下もみえます。バッテリー機関車はトモエ電機工業製で自重は3.25トンです。故障した機関車の代替用にレンタルしており、所有は新トモエ電機工業のままだそうです。

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本来は、山口県内の石灰石鉱山で使用する予定だったものを急遽借りてきたとのことです。ただ私の記憶が正しければ、山口県内にある石灰石鉱山3か所はすべてトラックレスだったはず(砕石はベルコンまたは重機・トラックで輸送し、掘削・運搬に軌道を使用していなかったはず)ですので、若干疑義の残る証言ではあります。もちろん、せっかく撮影用に一時停止していただけたので、ここで議論を始めても仕方がないので有難く撮らせていただきました(笑)

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機関車の運転台に、

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その下にあるサーボロコ運転取扱注意事項、

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そして銘板。しっかり記録させていただきました。280型蓄電池機関車、型式TBL-280KL・S-762、製造番号TS5-30029、2007年10月、トモエ電機工業製造。

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客車もここなら2軸ボギー台車が見えますね。編成と、機関車と客車の形式写真完形が撮影でき、とても満足。ご手配いただいた方にお礼をして現場を後にしました。なお2017年5月現在、故障した機関車に代わる新型機関車を発注済みで、2017年10月1日から営業運転を開始するそうです。またこれに伴い客車も新造されます。新型はトモエ電気工業製ではないそうなので、この機関車と客車をご覧になりたい方は、お早めに。

 今回はトロッコに的を絞って紹介しましたが、金山ミュージアムの展示内容はとても勉強になりますし、お酒も美味しいですし試飲もできます。鹿児島へお越しの際は、『薩摩金山蔵』、ぜひ、訪ねてみてください。

 最後になりますが、鉱山の歴史や金精錬の詳細については、三井串木野鉱山のホームページを参照してください。また鉱山鉄道の現役時代、および現在の廃線跡については、炭鉱電車が走った頃さんのホームページに興味深いレポートがありますので、ぜひご覧になってみてください。

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2017年5月22日 (月)

岡部~本庄を彩る夕方の貨物列車と臨時列車

 今日は、土曜からの不調が悪化し病院へ。症状は、鼻水・咳・腹痛に発熱とフルコンプ?しそうな状態です。処方してもらった薬で午後は少し落ち着いてきました。帰りしな、高崎車両センター所属のEF65形501号機がレール輸送用臨時工事列車の牽引に充当されている様子だったので、久々に岡部~本庄間に立ち寄りました。

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■EH200-5牽引の新座貨物ターミナル発新潟貨物ターミナル行6087列車

 15時過ぎに到着して最初に来たのは、6087列車。紙輸送列車(返空)らしく12ftのJRコンテナで揃った綺麗な編成です。この列車のルーツは、2010年10月に廃止された隅田川発焼島行のワム80000形から成る紙輸送列車(返空)の6789列車です。6789列車は、ワム80000形運用離脱による全車コンテナ化完了をうけ、半年後の2011年3月ダイヤ改正で高速貨物(95km/h)列車化され、2085列車となりました。その後、2015年3月のダイヤ改正では、発駅が隅田川→新座タ、着駅が焼島→新潟タにそれぞれ変更され、2087列車に変更。そして今年2017年3月のダイヤ改正で、定期列車から曜日指定列車に格下げされ、この6087列車になっています。

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■EF65 501がチキ5200形4両を牽引し、高崎(操)へと向かう。

続いてやってきたのは高崎(操)工臨。渋川行のレールを運んでいました。チキ5200形4両編成の高崎(操)工臨は、ちょうど4年前の同じ時期にEF65 1118牽引のを撮影しています(→こちら)。運行される時期が決まっているのでしょうかね。

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■211系3000番代4両編成の回送列車

次は安中行貨物列車かと思いきや、直前にこんな列車が。大宮総合車両センターで検査を終え、高崎車両センターへと自力回送する211系4両編成です。この時刻には、かつて485系宴や183系の団臨がやってきたこともあります。どうやら回送や臨時列車に使われるスジのようですね。

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■EH500-33がトキ25000形6両+タキ1200形1両を牽引

すぐ後を追いかけるように、小名浜発安中行鉱石輸送列車の5097列車が通過。非鉄金属メーカーT社小名浜精錬所は、今年は5月15日~6月5日まで定期修理に入っており、現在、亜鉛焼鉱の生産が停止しています。このため、亜鉛焼鉱輸送用のタキが編成から外れ、トキのみの短い編成になっています。最後尾のタキは検査回送車で、安中で折り返し熊谷タで切り離されます。その後は配6794列車に継送されて川崎貨物(JR貨物川崎車両所)へと向かいます。(→詳細はこちら

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■EF210-152牽引の倉賀野行石油貨物列車

安中行を撮り終えて撤収しようと思いつつ、まだ残っている方がいらしたので訊いてみると、倉賀野行石油貨物列車がすぐに来ると。7分ほど待つと、5883列車が来ました。前方がオイルターミナル所属車、後方が日本石油輸送所属車の混成編成は興味深いです。

わずか1時間あまりで色々な列車がやってきて、少し辛い症状も和らいだ気がします。今日は早く寝て体調を整えようと思います。

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