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2009年7月 4日 (土)

【くろがね線を読み解く】第7回 ■最後尾の緩急車は本当に「ブレーキ用」なのか?

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■新中原から始まる連続上り勾配でエンジンを吹かすD705 (2008年)

 別記事で扱ったとおり、くろがね線の最急勾配は18パーミルで、製鉄所の鉄道としては異例の急勾配を擁する。編成最後尾の緩急車はブレーキ用とされているが、筆者がこれまで目にした限り、戸畑ヤード(第一操車場)を出てJR線をくぐった後に続く連続上り勾配の登坂時に、緩急車のディーゼルエンジンからの排気が認められた

 編成の先頭にたつ電気機関車が落成した当時の仕様では、緩急車のブレーキは電気機関車から誘導無線で遠隔操縦されることになっていた。ただし85ED-1形の記事で述べた通り、先頭の機関車から操作できるのは制動系だけの可能性が高く、力行に関しては緩急車にも運転士が乗務する必要があると思われる。実際に2009年現在、後部の緩急車にも運転士が乗務していることがままある。

無論、緩急車への運転士乗務に関しては、機関車側の無線操縦周りの仕様変更の可能性、安全への配慮、雇用維持の側面など可能性は色々考えられるので、原因をこれと断定するのは難しい。引き続き注目していきたいと思う。

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コメント

こんにちは。ブログ拝見させていただきました。
くろがね線に関する情報はインターネットで調べてもなかなか出て来ず、かといって書籍類も
どこを当たれば載っているのか分からない状況ですので、とても興味深く読ませていただきました。

前にEL、後ろにDLという運行形態を知った時点で、私はどちらも力行・ブレーキに関わっていると思っていました。
力行の指令をどうするのかという問題点を考えていなかった時点で浅はかでした…

投稿: 深夜急行 | 2009年7月 5日 (日) 19:42

深夜急行さま
社長のブログ「Aux Amis des Trains(オザミ・デ・トラン)」へようこそ! そして早速のコメントありがとうございます!

くろがね線の車両に関しては、メーカー発表も少ないので、なかなか調べるのに難儀しますね。特に貨車については、資料がかなり限られていて、どうしたものかと思案中です。それに運んでいるモノを公開すること自体まずそうな場合もありますし。。

ところで貴ブログ「金名線」では、8865レを時々チェックされているようですね。この列車はN社のレール輸送のスジなので、第4回に登場したスイッチャーがいつ動くのかを知るうえでは大変参考になるありがたい情報なのです。今後も参考にさせていただきます~。
今後ともよろしくお願いします。

p.s.名鉄の写真、いいですね。私事になりますが親戚が名鉄に勤めていたもので。

投稿: 社長 | 2009年7月 6日 (月) 13:26

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