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2009年7月 7日 (火)

【くろがね線を読み解く】第9回 ■車体塗色について

 連日ディープな話題が続いたので(笑)、今回はちょっと気分転換にライトな話題を。

 Y製鐵所の機関車には、どれもカラフルな塗装が施されている。連結される貨車には地味な黒色のものが多いだけに、一際目立つ存在になっている。2008年現在の標準塗装は下の写真のもので、次の通りである。

Nyt_d608_sn

■Y製鐵所の機関車には派手な塗装が施されている。構内移動時の周囲への注意喚起の意味もあるようだ。 2009年3月

  • 車体のベースはクリーム色
  • 車体上部・運転台周りはオレンジ色
  • 裾は青色
  • 台枠は黄色
  • 台車・床下機器は黒色
  • 防音カバーは灰色
  • 妻面の遮熱板は銀色
  • 端梁部はゼブラ

 構内用の60t機、75t機はいずれもこの塗装で統一されている。45t機も基本的には同じなのだが、裾の青色塗装が車体ではなく台枠の上半分に施されている(第4回 の拡大写真を参照)。おそらく、他機同様に台枠をすべて黄色にしてしまうと、厚みがありすぎで野暮ったい印象になってしまうためだろう。このあたりはデザインセンスの問題である。85t機(85ED-1形)は、台枠がむき出しにはなっていないので、裾周りは青色のみで黄色はない(第6回 参照)。

 また例外もある。まず70t機(70DD-3形)は、車体上部がオレンジではなく青色で、裾の青色の面積も大きく、さながら国鉄の「スカ色」のようなデザインである(第3回 を参照)。85t機のE8501号機が最も異彩を放っており、スペースワールドのキャラクター塗装が施されている。前面にはラッキーラビットが、側面にはワニやコアラなど動物の絵が描かれている。なお車体の公式側・非公式側いずれも、ワニは八幡側を向いているが、これ自体に何か意味があるのかは不明。(第2回 参照)

 構内用の60t機関車は、昭和40年代の登場時は青一色(台枠は黄色)であった。その後、現在のオレンジ色+クリーム色+青色+台枠黄色へと変更されている。八幡地区の製鐵所跡地は再開発されているが、その一角に「東田第一高炉史跡広場」がある。ここの説明パネルに、塗色変更途上時代の戸畑第一高炉付近の写真がのっている。機関車が4台写っており、向かって左の2台が新塗色、右の2台が旧塗色となっている。「写真を撮影した写真」を掲載するのは著作権上問題と思われるので、当ブログへの掲載は控えるが、興味のある方はぜひ足を運んでみていただきたい。

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