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2009年7月 9日 (木)

【くろがね線を読み解く】第10回 ■15t積 鉄側車

 機関車の話題ばかりでは物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれないので、今回は貨車を取りあげてみる。

Ny_t_15t_2

■15t積 鉄側車 テテ8731 (2009年)

 Y製鐵所構内用の15t積みの2軸無蓋貨車で、くろがね線でも使用されている。このタイプの車両は戦前から大量に導入されており、終戦直後の段階で保有両数は実に1,306両に達する。これは、荷重別の両数では同製鐵所最多である。写真のものは日本車輌製造製。構内専用貨車で国鉄線上に出ることは無く、ブレーキはまったく装備していない。積荷は、鉄鉱石・石炭以外で固体のもの(廃滓や鉄スクラップ、クロップ等)は、バラものあれば大抵何でも輸送してきたようである。写真の車両は、入換運転時に作業員が乗るための大型ステップ付きでカバーまで付いているが、カバーのない車両もある。カバー有vs無の割合は、観察した限りではおよそ1vs4。

  • 荷重:15t
  • 自重:8.1t
  • 車軸配置:2軸
  • 全長:6,790mm
  • 幅:2,630mm
  • 高さ:1,691mm

※自重は8~9tで車両毎に異なる。寸法や外観も同様。

【参考】

  • 『日車の車輌史』<戦後産業車両 輸出車両編>、鉄道史資料保存会編、日本車輌鉄道同好部、1999年。
  • 『八幡製鉄所五十年史』、八幡製鉄株式会社八幡製鉄所編、1950年。
  • 岩堀 春夫「専用線の機関車10 製鉄所の機関車」、『鉄道ファン』、1984年3月号。

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