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2009年8月28日 (金)

★【鉄道ファン2009年10月号】キャプション訂正

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■工場から宮浦へ貨車を行き出す12号機。三菱・日車製の22t機。 (2009年6月)

交友社『鉄道ファン2009年10月号に拙稿が採用された。p163~165掲載『九州の化学薬品輸送』がそれである。しかし残念ながら、編集部につけていただいた写真キャプションに3箇所誤りがあったので、ここで訂正と補足をさせていただくことにする。

【1】 p164左下の、東芝製45t機が写っている写真のキャプション

<誤> 「発送の場合も,同区間はこの45t機が担当する.」

<正> 「空車の返却の場合も,同区間はこの45t機が担当する.」

《解説》

記事本文でも述べている通り、大牟田の三井化学は、南延岡の旭化成ケミカルズから塩素を、黒崎の三菱化学から濃硝酸を、それぞれ仕入れている。したがって、4175レで北九州タから到着した貨車のタンクは化学品を積載しているのに対し、逆方向となる4172レの貨車のタンクは空である。「発送」という表現は、何かしら内容物があるような印象を与えるため、モノの流れについて誤解を招く可能性がある。

【2】 p164右下の、22t機が写っている写真のキャプション

<誤> 「ドイツ・シーメンス社製22t機は,…」

<正> 「三菱・日車製22t機は,…」

《解説》

記事本文でも述べている通り、22t機の元となる製品(1~4号機)はドイツ・シーメンス社製であるが、その後国内メーカーや三井三池自身によってコピーが製作された。そして現在稼動している9・11・12号機は、いずれも日本車輌製造製である。艤装は三菱造船所神戸の担当で、「三菱・日車製」とするのが正しい。なおいずれも登場時は15t機で、のちに運転室の拡幅・動輪の大型化・機器の改造が行われた結果、22t機となっている。

【3】 p165左上の、工場から出場するコキ200と22t機が写っている写真のキャプション

<誤> 「これは発送する濃硝酸が入ったタンクコンテナを積載したコキ車.

<正> 「これは黒崎へ返却する空のコキ車.

《解説》

記事本文でも述べている通り、大牟田の三井化学の工場で荷役されたあと宮浦へ出てくる貨車は、タンクの中身は空である。

 なお8月20日に当該雑誌が手元に届き次第間違いを見つけたため、早速21日付で編集部に訂正依頼を行い、来月号(11月号)に訂正を出すことを快諾いただいた。

【参考】

  • 『日車の車輌史』<戦後産業車両 輸出車両編>、鉄道史資料保存会編、日本車輌鉄道同好部、1999年。
  • 『世界の鉄道’69』、朝日新聞社、1968年10月。

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【注意】
 当記事掲載の写真は、すべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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コメント

先週木曜日(9月17日)、店頭で発売されている鉄道ファン2009年11月号に、本記事の訂正が出されているのを、無事確認した。連休中の九州遠征のため八重洲口で夜行バスを待っている間に本屋で立ち読みしたのだが、通常であれば毎月20日発売の鉄道月刊誌各誌がすでに店頭に並んでいるのには驚いた。連休で早売りになったのだろうか。

投稿: 社長 | 2009年9月27日 (日) 23:46

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