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2009年8月 4日 (火)

【くろがね線を読み解く】第22回 ■レール輸送 西八幡→工場への空車輸送

 レール工場で生産された軌条のうち、鉄道で発送されるものは、条鋼工場(スペースワールド駅付近に立地)から倉庫(西八幡駅付近に立地)まで構内鉄道で運搬される。八幡地区の構内鉄道は、工場の再編に伴って機関区やヤードなど関連設備が大幅に縮小されてしまったが、レール輸送は戦前からほぼ変わらぬルートで行われている。

 工場でレールを積載した長物車は、まずレール輸送専用の45DD-12形ディーゼル機関車に牽引されて西方向へ向かい、倉庫北側およそ1kmにある工場内の信号所まで一旦移動する。その後、スイッチバックして南下し、幹線道路を橋梁で渡って西八幡駅へ至る。西八幡駅構内の配線の都合上、長物車は直接倉庫に入ることができないため、一旦八幡駅側の引き上げ線(東ヤード )に入線したあと、スイッチバックして倉庫へと押し込まれる。(詳細は、第105回の記事を参照 のこと) 動く時刻はまちまちで、朝一9時前のこともあれば、午前10時過ぎのこともあるし、午後14時、あるいは16時半頃のこともある。

 一方、倉庫からレール工場までの返空は午後2~3時頃であることが多く、時刻はある程度固定されている。倉庫から引き出された長物車は、東ヤード で機回し後にディーゼル機関車に牽引されて北上し、前述の信号所でスイッチバックし、推進で条鋼工場へ入線していく。

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■倉庫からレール工場へ戻る返空列車  2009年6月

上の写真は、倉庫から条鋼工場へ戻る途中の45DD-12形ディーゼル機関車D442で、進行方向は右向き、後方(左側)にレール輸送用の構内専用貨車を連ねている。工場への戻りの便であるため、レールは積んでいない。この一帯はもともと工場の構内で立入りは不可能であったが、八幡地区の縮小と跡地の再開発計画により遊休地となったため、2009年現在はこのように撮影も可能である。

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■上の写真の数秒後。機関車次位以降の数両は構内専用貨車だが、
  後方(左)にはJRのチキ車を連ねている。         

上の写真の十数秒後。機関車に牽引されて工場へと戻るチキ車。機関車の左側に黄色い線が伸びているが、これは構内専用貨車の台枠の黄色である。編成は長く、左端のトラス橋上にはJRのチキ車が確認できる。手前の広大な空き地にはもともと機関区があった。背後もかつては製鉄所構内であったが、現在では他社の工場が誘致されている。

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■奥の信号場で製鉄所構内貨車を切り離し、JRのチキ車を工場へ押し込む

奥の信号場で、機関車次位以下に数両連結されていた製鉄所構内専用貨車を切り離し、スイッチバックしてJRのチキ6000形4両を推進で条鋼工場まで輸送する。先頭は、推進運転用の控車テテ

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