【O工場の石灰石輸送】■テコ300形鉄製鉱石車 テコ304
原石線で石灰石輸送に使用されているホッパー車。形態は国鉄ホキ7200形に酷似しているが、車体は若干小柄で、荷重も国鉄車の40tに対して35tとやや小さい。
2エンド側(鉱山のある原石事務所側)の車端部手すり上部には、半透明の保護板が取り付けられている。原石線の貨物列車は、石灰石を積むために原石事務所(鉱山)へ向かう際は推進運転となるため、列車先頭のデッキに立つ要員の安全確保のために設置されているものと思われる。この装備は、石灰石粉塵の舞う積込み設備付近での防塵対策にも資すると思われる。
荷卸ろし用ホッパーは床下に4箇所設けられ、NO.1~4の番号が振られている。台車はホキ7200形同様の鋳鋼製だが、枕バネはホキ7200形のようにコイルではなく、板バネとなっており、オイルダンパーも取り付けられていない。
- 荷重:35t
- 自重:16t (車両ごとに異なる)
- 車軸配置:2-2
- 全長:不明
- 幅:不明
- 高さ:不明
- 製造所:日立製作所
なお形式名「テコ」はテツセイコウセキ車に由来する。
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