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2009年9月19日 (土)

【O工場の石灰石輸送】■テコ300形鉄製鉱石車 テコ303

Doc_teko303
DS-6に推進されて原石事務所へ向かう、テコ303   2009年7月

 原石線で石灰石輸送に使用されているホッパー車。この車両も、他の車両同様に保護板のある2エンド側を鉱山側へ向けている。この車両の車体には、「自重 5.6t」と正しい値が表記されている。

背後に山道が見えるが、山の向こう側に現在採掘している鉱区がある。石灰石は、鉱山から麓の原石事務所までベルトコンベアで運ばれた後、用途別に運搬される。セメント原料用は、原石事務所にあるストックヤードから青海川左岸(西側)にあるセメント工場の原料ミルまで、ベルトコンベアで輸送される[1].。化学工業用のものは、ホッパーにより貨車へ投下され、青海川右岸(東側)にある化学工場まで鉄道輸送される。

  • 荷重:35t
  • 自重:15.6t (車両ごとに異なる)
  • 車軸配置:2-2
  • 全長:不明
  • 幅:不明
  • 高さ:不明
  • 製造所:日立製作所

【脚注】

  1. セメントブランド名「デンカセメント」は我々鉄道趣味者にもお馴染みの名称で、中部日本各地に展開するD社の出荷基地では、この名称が印されたセメントサイロやバラ車を現在でもよく見かける。同社の私有貨車が広範囲で活躍していた頃は、日本各地の貨物駅でトレードマークの「軍配」を目にする機会も多かった。

    これが影響しているのか、前述の原石線の石灰石をセメント原料と考えている方が一部におられるようだが、これは誤りである。前掲の社史には、肥料の増産に合わせて鉄製鉱石貨車を増備したという記録があり、鉄道貨車で輸送されている石灰石は、化学肥料や無機化学品の原料であるカーバイド(CaC2)を製造するために使用されている。カーバイドと水を反応させることで得られるアセチレンの一部は、O工場からパイプラインを介して糸魚川寄りにあるT工場へ送り込まれ、クロロプレン(C4H5Cl)の原料として使用される。クロロプレンは、自動車産業向け需要が旺盛な合成ゴムの原料である。

(続く)

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