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2009年11月 5日 (木)

【くろがね線を読み解く】第56回■一操での後部補機入換

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■第一操車場における、くろがね線後部補機の入換手順。

 第一操車場の到着線(上図では到着三番線)に貨物列車が入線すると、後部補機の70DD-3形は、貨車を解放したのち、機回しのために一旦八幡側の本線上へ引き上げ、スイッチバックして空いている発送線(上図では発送六番線)を走行する。工場方向へ進んだ後、再びスイッチバックして発送線(上図では発送七番線)に入線し、留置されている貨車と連結する。

後部補機入換の特徴は二つあり、一つは機回しに回行線を使用しないという点、もう一つは工場側に引き上げないという点である。図では説明のために、本務機と後部補機の機回しをそれぞれ分けて描いているが、実際には時間短縮のため、後部補機の入換は前回説明した本務機のそれと同時に行われる。このため、本務機が通過する回行線を空けておく必要があるのである。

工場側に引き上げず、八幡側に引き上げるのは、工場からやってきた構内用機関車が操車場内で入換を行う際の導線を塞がないためであろう。現在のくろがね線で最も過密な運用が行われる場合、発送は最短でおよそ1時間ヘッドになり、到着から発送までの十数分間は、操車場内で3~4台の機関車が同時に動き回ることになる。もしも後部補機が工場側の渡り線を経由して機回しをすれば、入換作業の効率は著しく低下するであろう。

Nyt_1styard_sw_d704d622_1
■発送六番線を機回し中のD704と、到着三番線の貨車を受け取りに行くD622のすれ違い。
 写真の通り、くろがね線の
後部補機の運転手は機関車のデッキに出て、肩から下げたリモコンで機関車を制御する

Nyt_1styard_sw_d704d622_2

■貨車の入換と機回しが同時に行われ、普段は静かな第一操車場が急に騒々しくなる。

Nyt_1styard_d704
■一操信号所まで引き上げた状態。この状態でも工場と到着線を結ぶ線路は空いていて、貨車の入換に必要な導線は確保されている。

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