« 【くろがね線を読み解く】第62回■60ED形(E603) | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第64回■60ED形(E605) »

2009年11月19日 (木)

【くろがね線を読み解く】第63回■60ED形(E604)

 E603に続き、戦時中の輸送力増強用として川崎車輌で製作されたのが、60ED形電気機関車 E604である。車体はE603に準じた凸型だが、曲線や曲面で構成されていた車体デザインはすべて直線・平面でまとめられ、キャブ周りもシルヘッダーがむき出しになっているなど、戦時設計だけあって各部が簡略化されている。登場時の記号番号はE603で、後年になり改番された。私鉄に同型車は存在しないが、満鉄の撫順炭鉱専用鉄道向けの85t機が同系機といえる。

  • 製造所:  川崎車輌
  • 製造年月: 1942年(昭和17年)3月
  •  (1942年5月使用開始)

  • 製造番号: 108
  • 運転整備重量: 65.9t
  • 車軸配置: B-B
  • 最大長:  13,200mm
  • 最大幅:  2,720mm
  • 最大高:  4,125mm
  • 動輪径: 1,250mm
  • 主電動機出力: 187kW(250PS)×4個 (端子電圧300V)
  • 歯車比:  81:17
  • 引張力: 15,000kg
  • 定格速度: 24km/h
  • 使用電圧: 直流600V
  • 制動装置: 空気ブレーキ、発電ブレーキ、手ブレーキ

【参考】

  • 杉田 肇「私鉄の電気機関車」、『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1984年7月。
  • 松尾 輝夫「八幡製鉄の車両」、『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1966年2月。
  • 『世界の鉄道’69』、朝日新聞社、1968年10月。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 九州の鉄道へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

【注意】
 当記事掲載の写真は、すべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

|

« 【くろがね線を読み解く】第62回■60ED形(E603) | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第64回■60ED形(E605) »

▼くろがね線を読み解く」カテゴリの記事

 F.川重のスイッチャー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63194/46806501

この記事へのトラックバック一覧です: 【くろがね線を読み解く】第63回■60ED形(E604):

« 【くろがね線を読み解く】第62回■60ED形(E603) | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第64回■60ED形(E605) »