« 【くろがね線を読み解く】第57回■一操での構内機入換 | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第59回■後部補機の役割 »

2009年11月 9日 (月)

【くろがね線を読み解く】第58回■重連単機の入換

 くろがね線の貨物列車は、以前機関車運用の記事で紹介したとおり、通常は85ED-1形電気機関車1両と70DD-3形ディーゼル機関車1両のプッシュプルにより運行されている。しかし時として、変わったパターンに遭遇することがある。例えば、貨車の編成が短い場合に、プッシュプルではなく70DD-3形1両で牽引するパターンや、70DD-3形2両によるプッシュプルなどがある。今回紹介するのは、貨車を伴わず重連単機で運行されるパターンである。

Nyt_1styard_dte8502 Nyt_1styard_dtd705
■第一操車場に重連単機で到着した、くろがね線の機関車 E8502 と D705。 2009年3月

 Y製鐵所の機関車の車庫は戸畑・八幡両地区にそれぞれ存在するが、以前記事で紹介したとおり、くろがね線の機関車は八幡の所属であるため、八幡の機関区を基点に運行されることになる。始発の貨物列車が八幡地区発の場合は、出庫後すぐに第二操車場で貨車を連結し、戸畑に向けて出発することになるが、始発が戸畑地区発の場合は、八幡の機関区から戸畑の第一操車場まで機関車を回送しなければならない。それが上の重連単機、というわけである。

Nyt_1styard_e8502sw_
■第一操車場で回行線を機回し中の、E8502。

本務機の入換手順は、以前紹介したとおりである。2009年3月は、ワニの絵が描かれたE8501がちょうど全般検査中で運用から外れており、写真のように標準塗装のE8502が本務機として活躍していた。これはこれで珍しいのかもしれない。

Nyt_1styard_e8502sw_end
■発送七番線へ入線し貨車を連結する、E8502。後部には補機のD705が既に連結済み。

重連単機の場合に異なるのは、後部補機の入換手順である。以前紹介した通常の手順とは異なり、本務機との間に貨車がないため、八幡側に引き上げる必要がなく、本務機の後を追ってそのまま工場側へ引き上げる。本務機が回行線を走行して貨車の先頭に回りこんでいる間に、さっさと発送線の貨車に連結してしまう。

Nyt_1styard_start
■第一操車場を発車する貨物列車。 2009年3月

私見では、E8501のスペースワールドのキャラクター塗装よりこちらの標準塗装の方が産業機関車らしい気がする。ただE8501と8502は装備面に違いがあるため、交互使用というわけにはいかず、E8501に問題が生じない限りE8502の出る幕はなさそうである。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 九州の鉄道へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

【注意】
 当記事掲載の写真は、すべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

|

« 【くろがね線を読み解く】第57回■一操での構内機入換 | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第59回■後部補機の役割 »

▼くろがね線を読み解く」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63194/46711704

この記事へのトラックバック一覧です: 【くろがね線を読み解く】第58回■重連単機の入換:

« 【くろがね線を読み解く】第57回■一操での構内機入換 | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第59回■後部補機の役割 »