« 【くろがね線を読み解く】第70回■熱塊カバー台車(改造車) | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第72回■35DD-9形 »

2009年12月 8日 (火)

【くろがね線を読み解く】第71回■(続)貨車の連結順序

 以前の記事で、くろがね線の貨車の連結順序について述べたが、実情にあっていない部分について若干補足をしたいと思う。

Nyt_e8501_fc_d704_09sum02
■第一操車場を発車する貨物列車。熱塊カバー台車とホットコイル台車を輸送

◆実車と空車

 以前、高熱の半製品を輸送する「熱塊カバー台車」などが、「積荷を保温する必要があるため、ヤード到着後に最優先で入換えできるよう、機関車次位に連結される」と記述した。このときに言及しなかったが、空車の場合は対象外となる。言い換えると、八幡で荷卸ししたあと空で戸畑へ戻る熱塊カバー台車や、戸畑で薄板状鉄スクラップ(おそらくはコイルの切れ端であろう)を荷卸しして八幡へ戻る台車は、機関車次位に連結されるとは限らない。

同様のことは、戸畑→八幡行の列車で荷を積んでいるスラブ用台車ホットコイル用台車防水フード付台車にも当てはまりそうである。積荷のある場合は、前回述べたような連結順序の制約があるように見受けられるのだが、返空となる八幡→戸畑行の列車では順序もさまざまで、貨車の自重が同程度の場合は、特に制約はない模様である。

ここで簡単のため、各貨車の行先と積/空を表形式でまとめておこうと思う。「」は実車、「」は空車をあらわす。

【貨車の行先と積荷の有無
車種 積荷 八幡行 戸畑行
熱塊カバー台車 ブルーム  ○  -
ホットコイル用台車 熱延コイル  ○  -
防水フード付台車 冷延コイル[1]  ○  -
鉄側車 鉄スクラップ  -  ○
側倒車 鉄スクラップ  -  ○
台車 スラブ  ○  -
 〃 薄板状鉄スクラップ  -  ○
 〃 その他  ○  ○

 
以上を加味すると、多少精度が上がるのではないかと思っているが、いかがだろうか。

【注】

  1. 海外各国に存在する同型車両の輸送品目より推測。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

|

« 【くろがね線を読み解く】第70回■熱塊カバー台車(改造車) | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第72回■35DD-9形 »

▼くろがね線を読み解く」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63194/46965765

この記事へのトラックバック一覧です: 【くろがね線を読み解く】第71回■(続)貨車の連結順序:

« 【くろがね線を読み解く】第70回■熱塊カバー台車(改造車) | トップページ | 【くろがね線を読み解く】第72回■35DD-9形 »