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2010年8月22日 (日)

◆門司港レトロ・トロッコ列車◆潮風号はどこからやってくるの?

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特定目的鉄道「門司港レトロ・やまぎんレトロライン」として見事に復活した、田ノ浦公共臨港鉄道の廃線跡。終点の関門海峡めかり駅から先には、まだ線路が残されています。上の写真の線路が3本見える場所は、かつて雨ヶ窪と呼ばれた駅で、国鉄の機関車と、門司港に張り巡らされた専用線を走る機関車が貨車の授受を行う場所として知られていました。実は、レトロラインの車両の車庫が、この先にあるのです。

Okubo

ここはかつて大久保と呼ばれていた場所です。写真右の白い三角屋根の建屋が、レトロラインの車庫です。少し分かりにくいですが、その右奥に、似たようなグレーの三角屋根の建屋が見えると思いますが、これはかつて北九州市港湾局が使用していたスイッチャーの車庫(動車庫)なのです。左奥にある赤い三角屋根の建屋は農水省の倉庫で、かつてはここにも専用線があり貨車の発送・到着がありました。線路も、木が並んでいる場所とその奥に各1本あり、小ヤードを形成していました。

以前は、三井鉱山セメント田川工場で生産されたセメントクリンカ(石灰石・粘土・珪石・鉄原料を混合し焼成しただけの、セメントの半製品)が、国鉄金田駅に接続する専用鉄道を介してホキ6800形貨車で発送され、田川線・筑豊本線・鹿児島本線を経由し、この奥にある門司工場へと輸送されていました。門司工場は仕上工程を担う工場で、ここでクリンカはセメントになり、岸壁からタンカーに積み込まれ各地に発送されていました。この輸送形態も、末期には田川工場で仕上工程まで担うようになり、製品のセメントをタキ1900形貨車でここまで輸送するようになっていました。このセメント輸送は2004年3月まで続きました。

Amegakubo_1

レトロラインの出庫時刻は日によって異なりますが、概ね9:00~9:30には出てきます。旧雨ヶ窪駅に信号小屋がありましたので、それと絡めて撮ってみます。

Amegakubo_2

車庫から関門海峡めかり駅までの間は入換扱いのため、先頭のスイッチャーのデッキに、手旗信号を持った誘導員が乗っているのが分かると思います。きちんと鉄道営業法を遵守しているわけです。

Amegakubo_3

関門橋へ向かうレトロライン。一連の写真は、始発列車前の出庫回送時にしか撮影できない、貴重なショットです。

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