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2010年12月19日 (日)

★名鉄デキ600形★大江駅の入換(前編)

 朝から大阪市交通局緑木検車場を見学し、午後は近鉄のイベントを掛け持ちした日曜日の夜、宿泊地に選んだのは、名古屋。翌月曜日に、名古屋市交通局桜通線の新車輸送が計画されていたため、それに伴って名鉄の電気機関車デキ600形が動くところを撮影しようと目論んだわけです。

 栄のホテルに向かう前に、念のため大江駅を偵察してみると…

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■暗闇に佇むデキ600形重連    2010年11月14日、名鉄常滑線大江駅

……いました。11番線に留置された、デキ600形重連です。写真には写っていませんが、一本東側の10番線には、チキに連結された状態のデキ600形がもう1両います。

名古屋臨海鉄道経由で甲種輸送されてきた新車が入線するのは、これまでの新車輸送の前例では6番線、つまり最も東側(常滑線ホーム寄り)の線路でした。新車は、甲種輸送があった日の深夜にデキによるプッシュプルで6番線を発車し金山へ向かいます。ここで犬山寄りのデキ1両を切り離し、今度はスイッチバックして名古屋市交通局日進工場のある赤池駅へと向かいます。したがって、明日月曜日に新車が到着するまでの間に、必ずデキ重連を6番線の南側へ移動しなければなりませんし、新車の到着後は、残りのデキ1両を新車の北側に連結する必要もあります。つまり、甲種輸送の日だけで明るい時間帯に都合2回の入換を見ることがデキるわけです(笑)

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■11番線と10番線で待機するデキ600形3両 2010年11月15日、大江

 さて、早速当日朝9時前に大江に到着してみると、機関車の配置は前夜と同じでした。しかし違いは、3両ともパンタグラフを上げていることです。10時半頃まで待ってみましたが動きが無いので、赤池駅の日進工場の様子を探ってみることにしました。

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■名古屋市交通局日進車庫。鶴舞線のほか桜通線の検査も担当する 2010年11月15日、日進車庫

 この工場には、日車の35t入換用ディーゼル機関車が配置されているのですが、まだ表に姿を見せてはいないようです。デキに牽かれた新車が到着するのは深夜(火曜日午前2時頃)のようですから、まだ機関車を引き出す必要すらないのかもしれません。正午過ぎまで観察して動きがなかったので、再び大江駅へと戻ります。すると……

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■6番線に移動したデキ603+604  2010年11月15日、大江

……やられました。デキ重連は、既に6番線の南側へ移動していました。

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再チャレンジが必要になってしまいましたが、この失敗が、後の思わぬ成果をもたらすことになります。それはまた、次回に。

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■名古屋市交通局桜通線用6050形の甲種輸送 2010年12月1日、大府駅付近

 日車豊川から東港向けの甲種輸送は、東海道本線上もディーゼル機関車によって牽引されるようです。俯瞰できるところを探してみたのですが、三河大塚-三河三谷の有名ポイント以外にはまったく見つかりませんでした。そこで無理やりですが、大府駅徒歩10分のとある場所から撮ってみました。比較的最近できた施設のようです。夏になり隣のマンションの影が短くなれば、先頭をもっと近くまで引きつけて撮れるので、ビームの煩わしさも軽減しそうです。

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■名古屋臨海鉄道ND5527に牽引される6050形 2010年11月15日、名電築港

新車は、名古屋臨海鉄道東築線を経由し、名電築港駅へ到着。

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■最後尾はND5528。プッシュプルは普段通りの組み合わせ 2010年11月15日、名電築港

有名な単線同士の平面交差を通過。交差部分のレールは、名古屋臨海鉄道沿線にある製鉄所「大同特殊鋼」の製品です。

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■ND5527の推進で6番線へ入線する6050形。 2010年11月15日、大江

大江駅に到着した新車は、一旦犬山側へ引き上げると、推進運転で6番線へ進入します。

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連結はされず、少しはなれたところに留置されます。臨海の機関車はすぐに自社線内へ戻っていきます。

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大江に到着した名古屋市交通局の新車、6050形。野並-徳重間の延伸用に増備されるものです。

まだ入換まで時間がありそうでしたので、ここで大江駅の職員にある許可を得ておきます。ほかでもない、写真撮影のために築港線のホームへ入らせていただくための許可です。大江駅では、常滑線と築港線の連絡改札を通過すると切符が回収されてしまいます。撮影のために何度も行き来するには有人改札を通過する必要があり、事前許可が不可欠なのです。常滑線の4番線ホームから撮ってもいいのですが、4番線には、優等列車退避のために各駅停車がほぼ常時停車していますので、撮影場所が限定されてしまいます。

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■デキ重連が移動し6050形に連結    2010年11月15日、大江

 早速築港線のホームへ移動します。16時半頃になると、6番線の重連デキが少しだけ北側へ移動し、6050形に連結されました。

Deki600x2_deki600

すると今度は、10番線のデキにも運転士らしき人が移動していきます。このとき築港線ホームには電車が停車中でしたので、すかさず駅員に声をかけて4番線へ移動します。

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10番線を出て築港線と並ぶ、デキ601。北側へ移動したのを見届けたら、再び築港線のホームへ。

Deki600_going

デキ601は今度は6番線へ入線し、

Deki601_stop_6050_deki600x2

6050形と連結されます。これにて入換は終了、いつでも出発できる状態になりました。

Deki600_wait_to_start

入換2回のうち1回は逃しましたが、再訪を誓い、現場を後にしました。

(つづく)

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コメント

こんばんは。
名鉄車の新車や海上輸送を行う車輌の甲種回送は何度も見た事がありますが地下鉄甲種は未だ機会に恵まれておりません。
名鉄車の場合はデキ1両が金山方に連結されるだけです。
使用機はデキ600形の場合が多いですがたまにデキ305が付くこともあります。

投稿: 西宮後 | 2010年12月21日 (火) 23:37

西宮後さん、こんにちは
情報ありがとうございます!

名鉄車の場合はデキが1両つくことが多いのですね。
実は、昨年9月の名鉄新車甲種輸送の際、デキの登場を期待して駆けつけたのですが、その時は新車は大江から自走するとのことで、デキは現れませんでした。
そこで、自走できない車両(桜通線6050形は名鉄ATS未装備&右側運転台)ならば機関車牽引となるはずと考え、今回出動することに決めました。一年ごしでした。

デキ300形の工臨もまだ撮ったことがありません。私にとっては開拓しがいのある、名鉄です。

投稿: 社長 | 2010年12月22日 (水) 15:41

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