« 感想と誤字脱字の訂正 | トップページ | ★西上田のスイッチャー★予備機DB251の活躍 »

2011年1月24日 (月)

★安中のスイッチャー★新型機DB301の暫定運用

 昨年末、長野県の某所のスイッチャーが交代するという話を聞きつけ、年明け早々ブログ読者のタムタキさん、RUIDOさんをお誘いして某駅まで撮影に出向きました。今回紹介するスイッチャーは、その長野帰りに棚ボタでゲットした情報を元に撮影したものです。

Db301_1e_new

安中の非鉄金属メーカーT社の4軸スイッチャーが老朽化のため置き換えられるという情報は、相当前から出ていましたが、年明けの段階では動いているという報告はまだありませんでした。一寸安中へ偵察に行きたいなとは思っていたのですが、1月中旬の連休は大雪に期待して北陸方面へ旅に出ていたため、叶わずにいました。2011年1月22日土曜日、ようやく訪問することができました。

Db301_2e_new

 導入された新型スイッチャーは、凸型セミセンターキャブの2軸機で、2010年新潟トランシス製の30t機です。記号番号はDB301。301という番号だけで自重を決めつけるのは早計ですが、JR貨物の関連会社のとある方に確認したところ30t機とのことでしたので、間違いは無いと思います。

軸重15tは専用線向けの機関車としてはかなり大きいと思いますが、この仕様が意外かというとそうでもありません。私鉄の機関車研究で有名な故・杉田肇氏の解説によると、一般に機関車の牽引力を増すには軸重を大きく取るのが定石で、必ずしも大出力エンジンを搭載したり動輪を多軸化する必要はありません。その証拠に、日本では電気機関車といえばF型(6軸)が一般的ですが、欧州各国では自重100tクラスの機関車でもD型(4軸)が主流です。スイッチャーに関しても同じで、軸重を大きく取れるのであれば何も4軸である必要はないのです。

Db251_toki_empx2

 安中のトキの入換は11時前後に行われることが多いため、10:40頃到着する電車に乗っていきました。上は下車直後の様子です。日車の25t機が荷役済トキ2両の隣の線路に留置され、

Db301_w_toki_x1

荷役前のトキ1両がDB301に連結された状態で建屋の前に留置されていました。

この専用線の場内入換時刻は一定しません。前夜に到着したトキの両数によって荷役の進捗にばらつきが出ることもあります。この日の前日21日に到着したトキは、フル編成より1両少ない5両でした。

Toki_pushedby_ant

案の定、10:45頃には入換が始まりました。普段より早めです。機関車が2両とも外に出ているのに、トキが自走しながら外に出てきます。なんのことはない、後ろからアントで押しているだけなのですが(笑)。

Db301_w_toki_x3

アントで押し出された荷役済トキ2両を連結したDB301は、横川側に引き上げたあと、

Db301_w_toki_x5

朝一で引き出された荷役済トキ2両に3両を連結しました。一番機関車寄りの1両はまだ荷卸し前ですから、

Db301_w_toki

その1両だけは入換で建屋に押し込まれます。

Db301_2eo Db_toshiba_tmc400b
                                  ※許可を得て撮影

再び横川側に引き上げたDB301。やっと2エンド側を見ることが出来ました。

ちなみに右が新芝浦の電機メーカーT社K事業所専用線で入換に使用されているスイッチャーです。同じ新潟トランシス製ですが、こうして同じ2エンド側から比較してみると興味深いですね。もちろん、左は凸型セミセンターキャブ、右はL型エンドキャブですから同型機ではありませんが、キャブの窓や手すりの意匠が共通ですね。

Db301_and_toki_x4

身軽になったDB301は、奥から2番目の線路に入線していきます。停止すると、運転士は日車25tに乗り換え、

Db251_and_toki_x4_2

今度は日車25tが動き出しました。横川側へ引き上げると、

Db251_w_toki_x4

荷役の終わったトキに連結されました。これにてスイッチャーによる入換は終了です。

Toki_w_ant

正午前後だったでしょうか、DB301によって建屋に押し込まれたトキ1両の荷役が終わり、アントが外へ押し出してきました。11時前の入換ではアントは建屋の中でしたが、今度は外まで出てきました。

Db25_and_db301_and_toki

午後になるとこんな様子です。DB301は、まだJRの線路へ入線する許可が下りていないため、今後数日間はトキの場内入換専用になるとのことです。もっとも本来の目的は従来の35t機の置換えです。いずれは駅授受入換に従事し、日車25tは再び場内入換専用になる(アントの運用に就く)とのお話でした。

Db25_w_takix2_pulled2

 JRの貨物列車到着後の入換は日車25t機が担当。従来の35t機は、タキを3両ずつ2回に分けて工場へ押し込んで荷卸しし、6両まとめて駅に戻す運用でしたが、25t機は2両ずつ3回に分けて工場へ押し込みます。駅への戻りは同じく6両です。この入換は17:40以降に行われるため、日没時刻の遅い夏至前後でないと撮影は難しいと思います。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

|

« 感想と誤字脱字の訂正 | トップページ | ★西上田のスイッチャー★予備機DB251の活躍 »

▼A.日車のスイッチャー」カテゴリの記事

▼L.富士重工/新潟トランシスの機関車」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63194/50679950

この記事へのトラックバック一覧です: ★安中のスイッチャー★新型機DB301の暫定運用:

« 感想と誤字脱字の訂正 | トップページ | ★西上田のスイッチャー★予備機DB251の活躍 »