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2011年2月

2011年2月28日 (月)

★祝★160000アクセス突破!!(秩父鉄道1000系1009F引退)

S1000_hanyu
■1209形を先頭とする羽生行  2009年4月19日、寄居

 毎回時事ネタor地元ネタが恒例となっているアクセス突破記念。今回は、先日引退した1009Fを何点か。

S1000_green
■荒川橋梁を渡る上り列車  2009年4月18日、長瀞-上長瀞

もう秩父鉄道はかれこれ2年ほど訪れていません。セメント貨物列車が姿を消してから、すっかり訪問機会が減りました。この橋梁は、後から橋脚を継ぎ足しているのが特徴です。

1000x3_2
■イベント時に3色揃うことも    2009年5月16日、熊谷

101系の関西線色や京浜東北線色にはあまり思い入れがありません。武蔵野線沿線で育った者としては、やはりオレンジバーミリオンでしょう。

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2011年2月24日 (木)

■終焉迫るEF65形0番台

 NEWS SCRAMBLEに写真が採用されたため購入せずに待っていたレイルマガジン2011年4月号が、本日ようやく到着。東北新幹線はやぶさ用E5系量産車や九州新幹線の試運転、そして阪堺我孫子道車庫の入換機など、琴線に触れる話題が目白押し。

そんななか、ふと目に止まったのがEF65形の記事。なんでも0番台は、来る3月のダイヤ改正までに廃車の予定とかなんとか…。そういえば最近見なくなったような気が。

Ajikawa_8865_ominagaoka_2

■EF65 87  2010年2月28日(8865レ)、近江長岡-醒ヶ井

 0番台はあまり積極的には撮ってなかったため、デジカメで撮影したもので見つかったのはこれだけ。

Ef65_114_w_chikix6
■EF65 114  2009年9月18日(8868レ)、宇部

 いわゆる3色更新の114号機を撮ったり、

Ef65_116_w_chikix9_sekigahara
■EF65 116  2010年1月24日(8865レ)、関ヶ原

下りを米原以東で撮影後、後続の新快速を乗り継いで米原操で追い越し、

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■EF65 116  2010年1月24日(8865レ)、稲枝-能登川

能登川でもう1回撮影なんてことも。ここはパチンコ屋ができる前に好きだった場所。もうダイヤ改正までに西に行くことはないだろうか。

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2011年2月21日 (月)

★安中行特大貨物輸送★シキの入換

 2010年5月23日、珍しく安中行の特大貨物列車が運行されるとのことで撮影してきました。この時の変圧器は、京葉臨海鉄道の京葉市原駅近くにある日本AEパワーシステムズ千葉事業所から、群馬県内の水力発電系統の変電所に向けて輸送されたもののようです。到着が日曜日になるため、沿線は多くのカメラマンで賑わいました。

Tokudai_pre_2

 貨物列車到着前の11:30頃に駅に着いてみると、もう既に入換用のスイッチャーが外に引き出されていました。この日稼動するのは、普段と変わらない三菱重工製35t機DD352です。南側には巨大なクレーン車が2機待機していますが、位置関係から、どうやら専用線内の勾配の途中で荷役するようです。11:40を過ぎると運転士が乗務しエンジンを起動しました。

Tokudai_arrival_2  Tokudai_get

11:46、いよいよ特大貨物列車の到着です。牽引機のEF65 1090号機が切り離されると、すぐさまスイッチャーが連結され、

Tokudai_pull

シキ2両を専用線内に引き込みます。この後の手順は、タキの入換のときと同様ですが、同じアングルで撮っても仕方ないので、

Tokudai_push1 Tokudai_push2

お気に入りのこの角度から。シキに誘導係が乗り込んで推進運転している姿を見る機会は、意外と少ないかもしれません。変圧器をゆっくり真上から見られるのも新鮮ですね。

Dd352_w_shiki1000x2

 推進していくとこの位置で停止し、動かなくなりました。車両のみならず人の動きもないので、どうやらお昼休みのようです。たまたま運送会社の方が通りかかったため、駐車場で撮影させていただけるか伺ってみました。他のクルマの邪魔にならないようにとのことで許可が下りましたので、

Dd352_w_shiki1000x2_inpark

駐車場からも撮影してみました。後から続々と撮影者がやってきましたが、中には自分の運転してきた軽トラを駐車場内に停めて、荷台に乗って撮影する人まで現れました。私にそこまでの執念はないですね。

Dd352_w_shiki1000x2_fromn

早々に切り上げて北側の駐車場から。タキの入換を撮る時もそうですが、私はこのアングルの方が好きですね。

Shiki1000

 今回の輸送に使用されたのは、シキ1000形。1975年(昭和50年)2月に日本車輌製造で製作された分割低床式大物車です。従前に50t級の特大貨物輸送に使用されていたシキ550形の最高速度が65km/hに制限されていたため、運用上の制約を解消する目的で製作されました。台車も大物車で初めてコロ軸受を採用するなどして、最高速度75km/hと、高速化を実現しています。

Nieki_start

 13時を過ぎると、もう1両のシキ1001(1975年3月日車製)から先に、荷役を開始しました。

Upper Grounder

ワイヤーで吊り上げる準備(左写真)をした後、床枠(D1梁)への固定箇所を取り外しにかかります(右写真)。この作業だけでおよそ1時間かかりました。この間、冷たい雨に耐え切れなくなったのか、数十人は下らないと思われる撮影者が次々に離脱して去っていきました。

Shiki1001_pullup

 14:15頃、いよいよ変圧器をクレーンで吊上げ開始。このシーンを撮影したのは5人前後しかいなかったと思います。よほどの物好きですね(苦笑)

Shiki1001_moving Shiki1001_putting

4メートルほど吊り上げたあと(左写真)、回転し角度を変えて南側(奥)へ移動し、低床トレーラーへ積み込みました(右写真)。

Car_go_out

15時前になると、変圧器を積んだ低床トレーラーが目的地に向けて出発しました。

Shiki1000_start 

 15時頃、スイッチャーがシキを推進して移動し、残りのシキ1000の荷役を開始しました。荷役の終わったシキ1001は、少し離れた位置で手ブレーキと手歯止めで止めてありました。この後はルーチンワーク、シキ1000と同じ作業の繰り返しですので、これにて撤収しました。

大物車の荷役の風景はなかなか見られないので、勉強になりました。

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2011年2月19日 (土)

☆撮影困難なスイッチャー(目次)

                                               最終更新日 2017年8月25
Hmlr20b_w
■2011年7月、長野総合車両センター敷地外より撮影

 本記事では、日本全国で活躍するスイッチャーの中から、比較的撮影の難しいものや珍しいものを中心に取り上げていきます。スイッチャーは、平日に駅周辺に赴けば撮影できるものばかりではありません。稼動時刻や撮影可能な場所を突き止めることが困難なものもあります。そんな車両たちを探訪した記録をまとめます。

■臨時・指定日のみ稼動する専用線のスイッチャー

  • 製紙メーカーK社専用側線(六原)
  • 電機メーカーK社専用側線(松川)
  • 変圧器メーカーT社専用側線(小山)
  • 重電メーカーH社専用鉄道(常陸多賀)
  • 重電メーカーT社専用側線(新芝浦)
  • 重電メーカーT社専用側線(末広町)
  • 電機メーカーM社専用側線(沼津)
  • 電機メーカーA社専用側線(春日井) 前編後編
  • 変圧器メーカーD社専用側線(多気)
  • 重電メーカーM社専用側線(西浜)
  • 鉄鋼メーカーJ社専用鉄道(東福山)
  • 鉄鋼メーカーN社専用鉄道(西八幡) Y製鐵所の鉄道を参照

■専用線のスイッチャー (予備機)

■専用線のスイッチャー (臨時運用、ヘッドマーク付、重連など)

■貨物駅のスイッチャー

■車両工場のスイッチャー

■車輌メーカーのスイッチャー

■JRレールセンターのスイッチャー
 ※レールセンター=レールの溶接設備のある拠点のみ。保線基地を除く

  • JR東日本 東京レールセンター(越中島)    富士重TMC500B、TMC500W重連
  •   〃    仙台レールセンター(岩切)     堀川18t重連 到着後入換、発送前入換
  • JR東海  名古屋レールセンター(名古屋港) 北重(アント工業)20t
  •   〃    浜松レールセンター(西浜松)    松山20t、松山20t+新潟トランシス20tプッシュプル
  • JR西日本 向日町レールセンター(向日町)  協三20t、松山23t
  • JR九州   レールセンター(遠賀川)      協三20t
    ※JR北海道(小樽築港・岩見沢)、JR四国(多度津)のレール積込拠点については、各旅客会社のDEが入換を行うため、スイッチャーの配置はありません。

■動態保存車両

  • JR西日本 津山機関庫のスイッチャー
  • 安平町 鉄道資料館のスイッチャー
  • NPO法人足尾歴史館のスイッチャー  (足尾の鉄道祭り)

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2011年2月18日 (金)

★祝★155000アクセス突破!! (弘南鉄道6000系の衣替え)

 2011年2月の3連休、青森県内の私鉄各線では様々な催しがあったようです。今回はその中から、アクセス突破記念として気楽に取り上げられるこの車両を紹介します。

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■前面にピンクの帯が入った弘南鉄道6000系  2011年2月13日、津軽大沢

弘南鉄道6000系(元・東急6000系)は、大鰐線でいまなお現役の車両です。主力の7000系が検査などで運用を離脱する際の予備車として、津軽大沢駅の車庫で待機しています。最近ではファンによる貸切運行の依頼も増えてきたため、走行機会は増えているようです。

 2月12日のラッセル車貸切運行後、大鰐温泉寄りの6007形にピンクの帯が入れられました。翌日見に行ってみると、パンタグラフを上げており、コンプレッサーの音も聞こえたため走るのかと思いましたが、駅員の方に聞いてみると、暖房用に電源を入れているだけとのことでした。ちなみに走るのは3月だそうです。

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■6000系6007形(左)と6008形(右)    2010年5月、津軽大沢車庫内(許可を得て撮影)

昨年のゴールデンウィークには、上のように6007形はオリジナルに近い姿で、反対側の6008形は黄色の帯が入れられていました。車庫の門の外から写真を撮っていると、駅員の方が駅舎の窓を開けて「入って良いよ」と声をかけてくださいました。

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■6005-6006編成    2010年5月、津軽大沢車庫内(許可を得て撮影)

こちらは、隣に並んでいる同型車の6005、6006形です。部品取り用で動くことはないとのことです。

●おまけ

津軽大沢駅といえば6000系というのは、鉄道マニアの話。沿線の利用者にとって、津軽大沢といえば…

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この看板でしょう。地元中学校のPTAが製作したようです。注意を惹くという意味では成功しているのでしょうか。どうでしょう?

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2011年2月15日 (火)

安中のスイッチャーの入換風景

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群馬県の非鉄金属メーカーT社安中精錬所専用側線の入換風景をまとめました。

最終更新日 2017年9月9日

【本編】

【番外編】

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2011年2月 9日 (水)

【伊吹せんろみち】住友大阪セメント伊吹工場専用線廃線跡

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 1999年6月をもって貨物列車の運行がなくなった、住友大阪セメント伊吹工場専用線。その廃線跡は、滋賀県の田園空間整備事業により、2007年10月にサイクリングロード・ハイキングコースとして整備されました。完成後に愛称が公募され、「伊吹せんろみち」と命名されています。舗装された区間の一部には、このように線路のデザインが施されています。

Ibuki_senromichi_endjpg

 廃線跡終点の工場入口付近には、このようなスペースが設けられています。立派なPC枕木の上に新品のレールが敷設されていますね。何か保存車両を置いてほしいところです。私が専用線の現役時代に伊吹工場を訪れた際は、むかし使用されていた蒸気機関車が場内に保存されていましたが、「伊吹せんろみち」が完成するより先に、三岐鉄道西藤原駅へと移送されてしまいました。

 なお、伊吹工場は2003年3月にセメント生産を停止しましたが、山の石灰石鉱山は健在で、現在でも滋賀鉱産が採掘事業を引き継いでいます。石灰石は、自給率100%で輸出すらしている唯一の鉱物資源ですから、山元のセメント工場が閉鎖されても、鉱山が閉鎖されることはまずないと言って良いでしょう。

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2011年2月 7日 (月)

★祝★150000アクセス突破!! 福井鉄道600形/610形(元名古屋市交)

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■福井鉄道モハ610+クハ610   2011年1月16日、市役所前

 えちぜん鉄道の除雪列車を撮影する待ち時間で、色々撮ることができました。上の610形電車2両編成は、平日に偶に走っているのを見かける程度であり、土日休みを利用して福井を訪れてもなかなか撮ることはできません。しかしこの日は1月16日日曜日、大学入試センター試験の二日目です。試験会場の福井大学がえちぜん鉄道の沿線にあることから、武生・鯖江方面からの受験生の足の便を図るために、福井鉄道にも臨時列車2本が運行されました。うち1本は田原町行の急行で、上の写真はその折り返しの回送列車です。

Moha602
■モハ600形602号 居酒屋電車として週に数回運行中 2011年1月9日、北府

こちらは単行のモハ600形電車。冒頭の610形電車共々、元・名古屋市交通局名城線用1200形電車からの改造車です。2009年夏にこの場所を訪れた際は、緑と水色のケバケバしい塗色で「ビール電車」と称していましたが、2011年現在では「居酒屋電車」となり、塗色もモハ200形電車に準じた標準塗装になっていました。

途中下車した浅水駅の駅員に聞いてみると、この居酒屋電車は忘年会・新年会シーズンのみ走るそうです。一応、いただいたパンフレットには運行日と時刻も書いてありましたが、実質的には団体列車のようですね。

なおこの写真を撮影した場所は以前は社有地で立ち入ることはできませんでしたが、現在では駐車場として整備されており、撮影することができます。

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2011年2月 6日 (日)

■えちぜん鉄道■機関車ラッセル福井口入換 三国?or勝山?

 えちぜん鉄道の排雪列車は、福井口の車両基地を基点に運行されています。通常は、雪の多い勝山永平寺線の除雪にあたることが多いですが、大雪の際はもちろん三国芦原線も走行します。したがって、どちらの路線を走行するのか事前に見極めたいところです。

車両基地の入出庫線(車庫の車両が福井口駅構内へ出入りするための線路)は、三国芦原線の本線に接続していますので、入出庫は必ず1番線か3番線を経由して行われます。入庫はどちらの番線でも行われますが、出庫の場合はなぜか3番線に限定されており、車庫から直接1番線に入ってくる車両は見たことがありません。おそらく、入出庫線から1番線へ進入するための入換信号機が設置されていないのではないでしょうか。

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機関車ラッセルも例外ではなく、上の写真のとおり出庫した車両は必ず一旦3番線に入線します。 

Mlx2_in_trackno3

3番線(2番ホーム)に停車中の機関車ラッセル。

ここで運命の分かれ道です。この状態のまま、手前の機関車(ML521)のヘッドライトが点灯した場合は、三国芦原線の除雪を行います。なぜなら、3番線は三国芦原線にしか接続しておらず、勝山永平寺線の下り本線へは進入できないからです。

ですがもし、

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機関車ラッセルが一旦福井方に引き上げて、

Mlx2_in_trackno2

このように2番線に入線した場合は、勝山永平寺線の除雪を行います。2番線は、勝山永平寺線の下り本線にしか接続していないからです。

Ml522_w_521_fukuiguchino1

難しいのは、このように1番線に入線した場合です。1番線は、三国芦原線・勝山永平寺線どちらにも発車できますので、停車番線だけで行先を特定することはできません。別の方法を駆使して調べることになります。

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2011年2月 4日 (金)

■えちぜん鉄道■機関車ラッセルML521+522 排雪列車の活躍

 今年の冬は、日本海側を中心にいつにも増して大雪のようです。2010年の大晦日から元旦にかけて山陰を襲った豪雪は全国的に報道されましたが、1月末に今度は福井が大雪に見舞われました。

 私が冬の福井を訪れたのは、2002年12月、もう9年も前のことになります。プロジェクトの関係で三国港へ出張の予定が入り、直前に福井に大雪の予報が出たものの営業的な目的ではないため日程が前後にずらせず、仕方なく米原回りで現地入りしたのでした(小松空港の除雪が追いつかないため、飛行機は当然欠航)。

当時は京福電気鉄道が衝突事故を起こした直後で運行を休止しており、三国へはレンタカーで行きました。地元ではこのまま廃止になるだろうともっぱらの噂で、寂しい気持ちで現地を後にしたのを覚えています。その後、この鉄道は第三セクター「えちぜん鉄道」として見事復活を遂げています。

Ml521522
■えちぜん鉄道の電気機関車 ML521(左)とML522(右)  2012年4月、永平寺口

 えちぜん鉄道は、2011年現在も除雪用に電気機関車を2両保有しています。戦後に福井震災で焼失した機関車の補充用、ダム建設資材運搬用に増備されたといわれています。

Ml521e
■ML521の勝山側。「521」のフォントは縦細タイプ。   2012年4月

2両とも、1949年日立製作所製の25t機です。京福時代は「テキ521、522」を名乗っていましたが、えちぜん鉄道では Motor Locomotive を表す記号を冠して「ML521、522」となっています。しかし車体表記は変わっていません。

同型機には、日本セメント上磯工場専用鉄道7号機日産化学王子工場の入換機No1住友金属鉱山別子鉱業所のED101~104などがありましたが、いずれも現存しません(別子銅山のものはナローゲージで台車は異なる)。同じ日立製の戦後の凸型機で現存するものには十和田観光電鉄ED301がありますが、同型機というにはあまりにも寸法が違いますので別物と考えたほうが良いでしょう。

  • 形   式 : ML521
  • 記号番号 : 521、522
  • 全   長 : 9,694mm
  • 幅     : 2,171mm
  • 高   さ : 3,915mm
  • 自   重 : 25.8t(521)、25.9t(522)
  • 主電動機 : 60kw × 4個
  • 引張力  : 4,090kg
  • 制御装置 : 電磁空気単位スイッチ式
  • 制動装置 : AMM
  • 製造年  : 1949年(昭和24年)
  • 製造所  : 日立製作所

Ml522e
■ML522の福井側。「522」のフォントは「521」とは異なり極太タイプ。 2012年4月

ML521と522は常時ペアを組んで運用されており、ネット上では時折「永久連結」なる表現を見かけることがあります。しかし、何も特別な仕掛けがあるわけではなく、両者は単純に自動連結器とBP管・ジャンパケーブル(電源・ATS用)で繋がっているだけですし、それぞれが独立した機関車で、総括制御もできません。したがって運行する際は両方の機関車に運転士が乗務しています。この事実から考えれば、永久連結というより「固定編成」と表現した方が妥当ではないのでしょうか。えちぜん鉄道として再出発した際にATSが整備されましたが、どちらの機関車も2箇所ある運転台のうち片側(ラッセルヘッドの付いている方)にしか装備していませんので、本線走行するには固定編成を組む必要があると思います。

なお上の写真をご覧いただくと、ラッセルヘッドの上に回転式のレバーが二つついているのがお分かりいただけると思いますが、これはヘッドの高さを調節するためのハンドルです。調節する際は、それぞれのハンドルに人が張りついての共同作業となります。したがって、仮に総括制御ができるように改造されたとしても、実際に運行する際は常に2人乗務が必要になります。だから改造する必要がないのかもしれませんね(笑)。

●機関車ラッセル、三国芦原線を走行(2011年1月29日)

 2011年1月29日、えちぜん鉄道の排雪列車が三国芦原線を走行しました。概要はRMニュースに投稿させていただきましたのでそちらをご覧ください。

 排雪列車の時刻は一定しませんが、三国芦原線も勝山永平寺線も30分ヘッドのパターンダイヤで運行されていますから、その合間をぬって走ろうとすれば自ずと排雪列車のスジもパターンになります。

Mlx2_coming

 福井口で観察していると、この日は10時半過ぎに入出庫線から2番ホーム(3番線)へ出場してきました。

Mlx2_insta

情報収集してみると、どうやら普段はあまり走らない三国方面へ向かうとのこと。早速三国港行の電車に乗って芦原を目指すことにしました。とは言うものの、油断は禁物。排雪列車が常に終点まで行くとは限りません。同線の信号設備を思い出してみると、たしか西長田駅は1番2番線双方に福井向きに出発信号機があったはず。つまり折り返しができるということです。したがって、空振りしないためには西長田より手前(福井寄り)で待っていた方が良さそうです。

Mlx2_running_mikuni

西春江で下車し、徒歩5分で撮影場所に着きスタンバイしていると、10分もしないうちにやってきました。最初に視界に入ってきた頃はノロノロ運転でしたが、雪原の中に私の姿を見つけるや否や、急に加速して盛大に雪を巻き上げながら走り始めました。

Ml521_running

福井の雪は水分を多く含んでおり粘性が大きいので、跳ね除けた雪は塊になって飛んでいきます。粉雪の場合はまた違った飛び方をしますね。

Mlx2_stopping

私の横の踏切を通り過ぎると、急に減速してノロノロと西春江へ向かっていきました。特別この区間の積雪量が多かったというわけではないと思うのですが。サービスだったのでしょうか。

Mlx2_w_mc6100

後続の列車で西長田に行ってみると、機関車ラッセルは福井方のヘッドライトを点灯させて停車していました。つまり、この駅で折り返して福井方面へ戻るということです。芦原まで行かなくて大正解でした。早速徒歩5分の場所で待機して同じように撮ろうとしていると、列車がやってくる数分前から猛吹雪となり、

Mlx2_mikunisnowing

返しはほとんどホワイトアウトに近い形になってしまいましたsweat02

後続の列車で福井口へ戻ると、機関車ラッセルは入出庫線に待機していると思いきや、見当たりません。どうやらそのまま福井へ向かったようです。都合が良いので、福井駅構内の除雪を行っている時間を利用して、勝山永平寺線へ先回りすることにします。

●機関車ラッセル、勝山永平寺線を走行(2011年1月29日)

 同線には俯瞰ポイントもあるのですが、上の写真のように離れたところから撮ると天候の変化に対応できないので、猛吹雪になっても撮れる場所を選びました。

Mlx2_kaihotsu_coming

越前開発駅近くで待っていると、14時半過ぎにやってきました。福井市内でもこれだけ雪が積もっていると「らしい」シーンが撮れるのですね。速度は遅いですが力強さを感じます。

Mlx2_kaihotsu_running

同列車の後追い。福井口-越前開発間は写真のとおり複線区間になっています。私は最近まで、えちぜん鉄道に複線区間があることを知りませんでした(苦笑)。

 さて、勝山永平寺線の排雪列車で興味深いのは、その運行パターンです。旅客列車は、福井口-勝山間をおよそ60分かけて走りますが、排雪列車は90分以上かけて走行します。旅客は30分ヘッドですから、必然的に途中駅で後続列車に抜かれるわけです。ということで、後続列車に乗ってみると、山王駅で追い越すことができました。次の越前竹原で下車し、徒歩5分の場所で待っていると、10分もしないうちにやってきました。

Mlx2_takehara_coming

九頭竜川の上流は、市内とは比較にならないほどの積雪量。機関車も足元が完全に隠れてしまっています。

Mlx2_takehara_running

 後追いは山をバックに。

 通常であれば、勝山で30分ほど停車してすぐ折り返してくるのですが、この日はなかなかやってきません。日没も近づき16時半頃まで粘りましたが発車する気配がないので、おとなしく福井市内へ戻りホテルへチェックインしました。

シャワーを浴びて一息ついた頃、また新たな情報が入ってきました。上り排雪列車が運転されているとのこと。バルブでも撮れないかなと思い、ホテル前に常駐しているタクシーに飛び乗り、福井口駅へと向かいました。こういうとき大型ホテルに泊まっているとタクシーを呼ぶ時間が省けて便利ですね。

Mlx2_fukuiguchi_coming

30分ほど待つと、やってきました。勝山から来るので4番線(3番ホーム)への入線です。ヘッドライトの光が吹雪に反射して心霊写真のようになってしまいました(笑)。後続の旅客列車もしばらくないので止まっているのかと思いましたが、すぐに入換が始まってしまいました。一旦福井方へ引き上げると、

Mlx2_fukuiguchi_out

3番線に入線しました。2番ホーム脇で一旦停止しましたが、バルブを撮る間もなくすぐに発車してしまいましたので、後追いを流し撮りで。1日の除雪作業、おつかれさまでした。

 この後、福井名物の秋吉の焼鳥に舌鼓を打った後、サッカーアジアカップの決勝戦に大興奮、有意義な一日となりました。

【参考】

  • 大幡 哲海「私鉄電気機関車の現勢」『鉄道ピクトリアル』電気車研究会、1984年7月。

●排雪列車の運行有無を読み解く

 排雪列車はスジを調べることよりも運行有無を調べる方が難しいと思いますが、「案ずるより生むが易し」、空振りしないことにエネルギーを割くより、行動あるのみだと私は思います。上記運行日の前日(1月28日)に発表されていた福井(嶺北)の29日の天気予報を、参考までに記しておきます。

  • 天  気   : 雪
  • 気  温   : 最高3℃、最低-1℃
  • 注意報警報 : 大雪注意報

福井新聞などのこれまでの報道によると、えちぜん鉄道の機関車ラッセルは積雪20センチ以上が予測されるときに出動するとのことですから、注意報レベルでも走るときは走りますね。また今回の大雪で福井嶺北に大雪警報が出たのは、2011年1月30日23:21ですが、その数時間前の段階で既にJR北陸本線は不通になっていました。JRの特急列車や国道8号線の自動車が立ち往生しているニュースをご覧になった方も多いと思います。したがって、大雪警報が出てから行動開始しても、手遅れになる可能性が高いと思います。また仮に何らかの手段で現地へ辿りつけたとしても、警報レベルの大雪の場合は、区間運休して下のロータリー車が活躍することになりますので、いずれにしろ機関車ラッセルは撮れないかもしれません。

Mcr4_no2
■ロータリー車MCR4 NO2 1981年9月新潟鉄工所製(製番4124)
 同型機のNO1は永平寺口に常駐している。   2011年1月9日、勝山

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