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2011年5月23日 (月)

【くろがね線を読み解く】第92回■40t積 軌条台車

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■4両1ユニットで50メートルレールを積載           2010年10月某日

 条鋼工場から黒崎分岐(旧 西八幡駅)へのレール輸送には、二通りある。一つは製鉄所構内専用貨車で輸送されるケース、もう一つはJR九州の貨車で輸送されるものである。東海道新幹線用のレールは、製品倉庫でJR貨物のチキ車に積まれて発送されるため、工場から製品倉庫までは製鉄所構内専用貨車で輸送されている。

上は、製品倉庫裏側に留置されている、製鉄所構内専用のレール輸送用貨車である。4両編成を、左から順に拡大して見てみる。

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■40t積レール輸送専用台車 ウタ5313(左から1両目)

この編成は、JR東海浜松工場へ輸送する50メートルレールを、4両1ユニットで輸送するものである。JR貨物チキ5500形のように3両1ユニットとならないのは、1両あたりの全長が短いためである。

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■ 40t積レール輸送専用台車 ウタ5961(左から2両目)

レールが3段積みなのはJRと同じである。製鉄所の構内貨車の中には、3軸ボギー台車を備え、荷重が80tで、レールを4段以上積めるような巨大な貨車もある。そちらの方が輸送力があるのだが、なぜか製品倉庫への輸送にはこの小型の貨車が使用されている。おそらく、輸送ロットをJRの出荷単位に揃えた方が管理がし易いのだろう。

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■ 40t積レール輸送専用台車 ウタ5948(左から3両目)

レール輸送用の構内貨車は台枠側面が黄色く塗装されているため、遠くからでもJRのチキと容易に区別することができる。

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■ 40t積レール輸送専用台車 ウタ5901(左から4両目、右端)

工場から倉庫への輸送は不定期で、決まった曜日に運転されるわけではない。撮影するのは至難の業である。

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■ウタ5313のアーチバー台車

くろがね線の貨車の台車は、古い順に「板台枠」→「鋳鋼製台枠」→「組立溶接台枠」という歴史をたどっているが、この貨車が履いているのは更に古い「アーチバー台車」である。古いとはいえ、枕バネは板バネではなくコイルバネになっている。スポーク車輪も世間では珍しがられるが、Y製鐵所ではさほど珍しくはない。

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