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2011年9月29日 (木)

★240000アクセス突破★線路美学

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■日本国内では珍しい4連続ダブルスリップ 2011年9月、東京地下鉄中野車両管理所

鉄道好きの中には様々な嗜好の方がおられるが、「車両好き」の次に多いのではないかと私が勝手に推測しているのが「線路好き」である。配線マニアと言うべきかも知れない。単純に見た目の美しさを楽しむ方もいれば、列車運行ダイヤ改善のための配線改良手法を研究している方もいると聞く。

複数の線路間に渡り線を設ける場合、日本国内では、特に国鉄では片渡りか両渡り(scissors crossing:シーサスクロッシング)が主流で、ダブルスリップは大手私鉄に若干見られる程度である。JRでは上野駅構内に何基か設置されているが、シンメトリックではないのであまり美しくない。

いっぽうこれがヨーロッパになると、面白いことにシーサスクロッシングを見かけることはめったくになく、ほとんどがダブルスリップである。私は、英国以外の旧西欧国はほとんど訪問しているが、高速鉄道から貨物ヤードに至るまでダブルスリップ天国である。出色はフランクフルト中央駅(写真はこちらを参照)。マインタワーの屋上展望台から中央駅の配線が望遠俯瞰できる。以前ドイツの鉄道雑誌に見開き2ページで大きな写真が掲載されていたので、興味を持ち、訪独時に寄ってみたのだが、意外と遠く、かなり性能の良いカメラでないと撮影は難しいことに気づいた。

車両を運行する立場からしても、また乗客の視点からしても、シーサスを何度も渡らされるのは車輪が傷むし乗り心地は悪い。ダブルスリップで入線すべき線路に進入する時にだけ曲がるのが理に適っているのではないか。

東京メトロ丸の内線の中野車両管理所構内の線路を眺めながら、そんなことを考えた。

《オススメ書籍》

  • 石本祐吉『線路観察学』 アグネ技術センター 2008年

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