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2011年11月16日 (水)

★長野総合車両センターのスイッチャー★訓練センターの予備機

 今回紹介するのは、撮影することが困難なスイッチャーの中では5本の指に入る(注:日本国内、製鉄所を除く)であろう、JR東日本長野総合車両センターのスイッチャーです。

長野総合車両センターには、旧 長野工場時代から2両の入換機が配置されています。

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1両は、ウグイス色の協三工業製25t機で、平日はほぼ毎日稼動しています。もう1両は…

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■訓練センター常駐の115系訓練車とスイッチャー

東側の長野総合訓練センターに常駐している20t入換機で、今回の主役はこちらです。

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訓練センターの入換機は、めったに動くことのないマニア泣かせの代物です。普段はこのように敷地外の駐車場から撮れる位置に留置されていますが、必ずと言って良いほどフェンスや架線柱が手前にあり、綺麗に撮るにはやはり動くところを狙うしかないわけです。

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■訓練センターから出場するスイッチャー    2011年1月19日

 とある方からお寄せいただいた情報によると、訓練センターの機関車は総合車両センターの予備も兼ねており、めったに動かないが、月に一度給油のために出場するので撮れないことはない、とのこと。早速出かけてみました。時刻ははっきり決まっていませんが、東京始発の「あさま」で行けば間に合う、と申し上げておきましょう。

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単機で出場した訓練センターのスイッチャー。前日まで飯山線が運休するほどの大雪が降っていましたが、入換は通常通り実施されるようです。

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このスイッチャーは、1966年(昭和41年)国鉄浜松工場製の20t機です。スポーク車輪にロッド駆動。最近では珍しくなりましたね。この車両の同型機は、

  1. JR東海浜松工場の入換機L2(機械番号 06-28-01-002)
  2. JR西日本吹田工場の入換機(06-28-99-272)
  3.  〃 松任工場(現 金沢総合車両所松任本所)の入換機まつかぜ号(06-28-05-001)

など数両いましたが、現在はどうでしょうか。浜松・吹田の2両は弊ブログで紹介したとおり新型機に置き換えられており現存しませんし、松任の入換機は現存しますがDE10に置き換えられ、稼動する機会はほとんどありません。したがって、この入換機は東京総合車両センターの入換機と並び、貴重な国鉄工場製ロッドスイッチャーということになります。

なお土崎工場(現 秋田総合車両センター)にも元 同型機はいますが、ボンネットが改造されており若干形態が異なっています。

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解体予定の車両を横目に給油場所へ向かいます。

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スイッチャーの停止しているところが給油場所です。解体線のかなり奥ですね。

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10分ほどで終わると、再び出場し、

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入換を行うことも無く元いた場所へ戻っていきました。

結局、車両を連結していないとボンネット側を撮れる位置まで出てこないことが分かりました。屋根に雪が乗っていない状態でボンネット側から撮りたいため、再チャレンジすることにしましたが、問題はいつ動くのかです。

 後日、この時に一緒に撮影した方のブログを発見したのですが、その方の観察記録によると、必ずしも定期的に月に一度出場するわけではないようで、2ヶ月毎のようでもあり、3ヶ月毎のようでもあります。ということで、最小公倍数をとって半年後のまったく同じ日に訪れることにしました。論理的には、かなりの確率で撮れるはずです。

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■長野総合車両センターの廃車解体線  2011年7月19日

今度は真夏。解体予定の車両が変わっています。

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左側には、なんちゃってL特急あさま風味の「回送」幕を表示した189系が留置されています。幕の下には「惜別OM201」の表示。なかなか洒落が効いていますね。

この場所でしばらく待機していると、この日は訓練センターのスイッチャーを使うとの情報をキャッチしました。BINGO!

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反対側に移動すると、早速出場して北側にある車両工場へ向かっていきました。車両工場の東側には工場建屋が、西側には長野新幹線の回送線があり、残念ながら外から撮影することはできません。

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しばらく入換を行うと、戻ってきました。よく観察すると、ある場所の状態が変わっていますがお気づきでしょうか。工場へ向かう前は、ボンネット側の双頭連結器が自動連結器になっていますが、戻ってきた時には密着連結器に変わっています。密連の電車を入れ換えたわけですね。

転線すると、今度は廃車解体線の方へやってきました。

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先日幕張から回送されてきたばかりの113系スカ色MM’ユニットを引き出します。別の線路に転線し、湘南色MM’ユニットを連結して引き出すと、

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工場へ向けて推進していきます。先頭は湘南色、

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後方はスカ色、そしてしんがりはもちろん、

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浜松工場製ロッドスイッチャー。

半年がかりになりましたが、めったに動かない貴重なスイッチャーを撮影することができました。中々手強い相手でしたが、情報収集と推理によって、極力無駄足を踏まずに結果を残せたのは良かったと思います。

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