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2012年11月17日 (土)

【くろがね線を読み解く】第121回■旧本事務所と機関区

 北九州市のレンタサイクルは大変便利なツールで、小倉・戸畑・八幡・黒崎界隈を効率よく周遊するにはうってつけである。場合によっては、クルマでは入っていけないような狭隘な場所にも入ることができるため、思わぬ発見に繋がることも少なくない。

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■旧本事務所(2012年)  ※世界遺産眺望スペース設置のため、この場所からの撮影は不可となりましたのでご注意ください。

 八幡地区には、1899年(明治32年)に建設されたY製鐵所の旧本事務所がある。この煉瓦造りの建築物には、戸畑地区の新しい本事務所が完成する1922年(大正11年)までの間、Y製鐵所の中枢機能が置かれていた。現在では実務に使用されていないものの、日本の近代化を象徴する建築物としての価値が認められ、北九州市をはじめとする九州の5県8市などによって結成された世界遺産登録推進協議会により、「九州・山口の近代化産業遺産群」に指定されている。ユネスコ世界遺産への登録を視野に入れ、活動が続いているようだ。

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■八幡の機関区(2012年)  ※世界遺産眺望スペース設置のため、この場所からの撮影は不可となりましたのでご注意ください。

八幡地区には、くろがね線で使用されている機関車用の機関区が設けられている。定期的に使用されている機関車は庫内に留置されていることが多く、外に出ているのは大抵予備の機関車である。この日は、D704(写真中央)とE8502(写真左)を見ることができた。

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■新旧架線作業車(2012年)  ※世界遺産眺望スペース設置のため、この場所からの撮影は不可となりましたのでご注意ください。

架線保守作業用の貨車も、使用されていないときは機関区のそばに留置されていることが多い。これらは、すでに弊ブログ記事にて紹介済の車両である。奥の車両が現在使用されているもので、手前の古典貨車 は既に引退したようだ。妻面の連結器両側に1個ずつ穴が開いているが、かつてバッファーが取り付けられていた名残であろう。

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スペースワールド駅から徒歩でアクセスできる場所は基本的に雑草が生え放題で、草刈は数年に1回実施される程度である。このように見られるのも来春までだろう。

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機関区周辺では、時々不思議な車両を見かけることがある。この15t積み2軸鉄側無蓋車テテ8697は、車体側面に「軌条」「鉄板」「木リン」との表記がある。軌条はレール、鉄板は良いとして、木リンとはなんだろうか? おそらくこれは厘木を指す用語ではなかろうか。厘木とは、重量物を地面に仮置きする際に、傷が付いたり汚れたりしないように、あらかじめ下に敷いておく木材のことである。

往訪するたびに新しい発見があり、興味は尽きない。

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