« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »

2013年4月

2013年4月27日 (土)

【くろがね線を読み解く】第127回■信号現示の変化

 くろがね線の線路沿いには、閉塞信号、場内信号、出発信号、進路表示機等さまざまな地上設備がある。信号機を見ていると、列車がすぐに来るのかどうかを知る手掛かりが得られる。

Signalfsw

 以前の記事で紹介した八幡第二操車場入口手前にある信号機は、八幡行きの列車が接近しているときに限り、点灯状態を確認することができる。

Signalfswblue

理由はよく分からないが、停止(赤)現示は、電球の強度が弱いのか、指向性が強いのか、ほとんど消灯しているよう見えてしまう。しかし進行(青)のときは肉眼でも点灯しているのが確認できる。指向性が強いのは同じなので、信号機のかなり正面寄りに回り込まないとよく見えないが。

Signalfswtrain

信号機が注意(黄色)現示に変わり10~15分くらいすると、進行(青)現示に変わることが多い。さらに5~10分待つと、ようやく列車が姿を現す。信号機からは様々な情報を読み取ることができるのである。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2013年4月24日 (水)

◆メルヘン金町◆TMC400A

 JR常磐線金町駅から専用線が無くなって久しいですが、旧貨物駅の一部が保線基地として整備され、保線用のモーターカー2両とバラスト散布用ホッパー車、レール輸送用トロが常駐しています。

Tmc400a
■TMC400Aによる入換      2009年8月26日、金町

保線基地というのはあまりモチベーションが上がらないのですが、近所にこういうメルヘンチックな風景があるのでせっかくだからと思い撮ってみました。ユニオン建設の保線車両のうちの一部に、このように華やかな塗装が施されているようです。背後は教会……ではなく、結婚式場です。普段止まっている場所はもっと上野寄りで、入換をやる時だけこの場所まで出てきます。

Tmc400ah Tmc400ak

左のホッパー車、保線用にしては結構立派ですね。10tくらいは積めそうです。右のは富士重工の規格型TMC400A。JR東日本を中心に配置されている車種ですが、私の記憶が正しければ、2005年5月に九州の高千穂鉄道を訪れた際、終点高千穂駅に同型の色違いが1両いました。また2010年前後にJR東海の松坂駅か多気駅にも1両同型が配置されていたと思います。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月21日 (日)

★470000アクセス突破★くぬぎ山駐屯地の桜

470000_kunugiyama
■自衛隊前を行く8800形   2013年3月下旬、くぬぎ山

 自衛隊くぬぎ山駐屯地ご協力の下、昨年から夜間ライトアップが実施されている新京成電鉄沿線の桜。2回目となる今年は4月12日まで実施される予定でしたが、4月6日に爆弾低気圧が来るということで急遽、4月5日までに切り上げられました。案の定、桜は散ってしまったようで、3月中に撮っておいてよかったです。

470000_kunugiyama2

 くぬぎ山駅に設けられていた広告の中に、こんなのがありました。現在新鎌ヶ谷駅の高架化工事を実施中の新京成電鉄ですが、北総鉄道と同じレベルになった暁には、連絡線でも設けられるのでしょうか。松戸発成田空港行の直通電車などが設定されると便利そうですが。千葉県北西部の東葛地域というのは、交通網がすべて東京都心に向かって便利になるように構築されているので、成田への直線距離は近いのですが意外と不便なのですよ。RMライブラリーから最近出版された、石本祐吉著『昭和時代の新京成電車』でも、「連絡線が設けられるという噂」があることについては言及されていますね。どうなるのか楽しみです。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月18日 (木)

【くろがね線を読み解く】第126回■くろがね線の運行速度

 鉄鋼メーカーN社専用鉄道の電化区間、通称くろがね線に関する記録を拝見していると、その運行速度に関して次のような表現をよく目にする。

  • 「くろがね線の運行速度は非常に遅く、人が歩くほどの速度である」
  • 「時速10km/hほどのゆっくりとしたスピードで走っている」
  • 「およそ1時間に1往復走っている」

本当のところはどうなのだろうか。

10km1

「運行速度10km/h説」の根拠と思われるのは、編集長敬白のブログに紹介されている撮影場所の近くにある、上の標識であろう。

10km2

たしかに「制限速度 10」とある。

しかし、少し冷静に考えてみる必要があるのではないだろうか。

 一つたとえ話をしてみる。住宅街の中の私有地に「通り抜け禁止」の看板があったとする。あなたはこれを見て、通り抜けはできないと思うだろうか。それとも通り抜けできると考えるだろうか。

私なら「できる」と考える。私有地に「通り抜け禁止」を表示する必要があるのは、通り抜け可能だがしてほしくない場合である。通り抜けられないのであれば看板を出す必要はないし、出しても「通り抜け不可」か「この先行き止まり」であろう。

「制限速度 10」の標識についても似たようなことが言える。すなわち、制限10があるのは、くろがね線の運行速度が10km/hだからではなく、他の場所ではもっと速い速度で運行されているがこの場所は10km/hに制限する必要があるからである。したがって、もし「制限速度 10」の標識が見えたら、通常区間の運行速度はもっと速いはずだと捉えるべきなのである。

 さて、今度はマクロ的に考えてみよう。くろがね線(戸畑第一操車場-八幡第二操車場間)の路線長はおよそ6km、これはネット上の地図でも測定可能だから疑いようがない。全線単線で交換設備のないこの路線で、列車を1時間ヘッド(正確には1時間15分前後であるが)で運行する場合、その平均運行速度はどうなるか。各々の操車場内で入換を行うのにそれぞれ10分前後かかるから、

  くろがね線の平均運行速度 = 6×2/{(75-10×2)/60}≒13km/h

である。くろがね線は機関車牽引の貨物列車であるため、電車のような高加減速は期待できないし、途中に上記の制限10などがあるから、平均速度13km/hをたたき出すためには20~30km/h程度で運行する必要がある。このような観点でも、くろがね線が全区間にわたり10km/hという低速度で運行されていることはないのである。

20km1

 これは、第一操車場の出口付近の架線柱に取り付けられた標識。「構内」の制限速度20であるから、「構外」はもっと制限が緩いと考えるのが自然である。

実際に、八幡から戸畑へ向かう列車が夜宮から第一操車場入口までの直線区間で出している速度は、だいたい30km/h前後である。並走する道路をくろがね線と一緒に走ってみれば、大人の男が全速力で走ってやっと追い越せるかどうかの速度(100mを13秒とした場合およそ28km/h)である。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月16日 (火)

【福井鉄道200形百景】桜並木の幸橋を俯瞰

203saiwaibashi
■定番の707レに運用入りした203号    2013年4月13日

 偶然とは恐ろしいもので…田圃の中を走る朝の列車を撮ろうと思って前日夜に福井入りするも、見事に寝坊。しかしカーテンを開けてみるとご覧の景色が。写真を既存の記事に追加しました。これが撮れる部屋は、多分上層階の各フロアに一つずつしかないのでしょうね。もし自力で見つけられたら、ビルの上から要人を暗殺するスナイパーになれる素質ありです(笑)

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月12日 (金)

◆えち鉄521プロジェクト2012◆撮影編

 2012年4月14日、『えち鉄521プロジェクト』なるイベントが開催されました。福井県の第3セクター事業者「えちぜん鉄道」の永平寺口駅で、除雪に使用される電気機関車を桜と一緒に撮影しようという、ファンには大変ありがたい企画です。

201204140121132116

イベントは10時開始で、機関車の回送も朝の通学ラッシュが終わってからでしょうから、まずは早起きして吊り掛け電車を撮影することにします。この車両は近々新型車両に置き換えられる予定ですので、撮れるうちに撮っておきます。背後にかろうじて桜が見えますね。

201204140221162113

福井に到着した上り列車は、折り返して福井口の車両基地まで回送されてきます。「回送」まで律儀にサボ運用してくれるのがファンにはうれしいですね。

2012041403ml521522

 陸橋で待っていると9:23頃に永平寺口への回送列車がやってきました。注目ポイントは二つ。一つ目は、ラッセルヘッドを除雪時と同じようにレールすれすれまで下ろしていること。演出が憎いです。二つ目は、進行方向後部の機関車の進行方向側の運転台にも運転士の姿が見えることです。この機関車は重連総括制御などできませんから機関車2両とも運転士が乗りますが、連結面側の運転台は使われていないなどといった俗説が飛び交っているので、証拠写真ということで。証拠は後でもう1枚出します(笑)

2012041404eiheijiguchi

永平寺口では、地元の高校生でしょうか、ブラスバンドが盛り上げてくれます。指揮者の先生曰く「カメラを持った男の人がたくさんいますけど、電車を撮ってるだけですから。緊張しないでやりましょう」。

私も学生の頃は合唱サークルで活動していましたので、人前で演奏する側の気持ちもわからなくはないですね(苦笑) すみません。

2012041405ml522mc6107

MC6101形との並びも。

2012041406dia

 このイベントでは、桜の写真を撮れるだけでなく、車内見学も可能でした。実は今回参加した最大の狙いがこの車内見学です。不明点が多々あるので、使っている方々に直接聞くのが手っ取り早いというわけです。その成果は、今後「調査編」にて発表予定です。なぜ、自連で連結されているだけなのに「永久連結」と呼ばれているのか、その答えが得られました。

そうそう、運転台に時刻表を発見しました。これを見れば、帰りの回送のダイヤもわかり一石二鳥です。

機8915K

福井口         9:16
越前開発  9:18- 9:18
越前新保  9:20- 9:21
追分口    ↓    9:23
東藤島    ↓    9:25
越前島橋  9:27- 9:29(850K行違)
観音町    ↓    9:32
松岡     ↓    9:35
志比堺    ↓    9:37
永平寺口  9:41   =


機8226K

永平寺口       14:26
志比堺    ↓   14:30
松岡   14:32-14:32
観音町    ↓   14:35
越前島橋 14:38-14:45(1425K行違)
東藤島    ↓   14:47
追分口    ↓   14:49
越前新保   ↓   14:52
越前開発 14:54-14:54
福井口  14:56   =

冗長になるので秒は省略しています。越前島橋で7分停車するため、前後で2回撮れそうです。次回のイベントでもこのダイヤで運行されるかどうかはわかりません。

2012041407kanban

撮影地の畑にあった看板。このイベントが成立するためには地権者のご協力・ご理解が欠かせません。そういったところまできちんと根回しされているからこそ、我々は気兼ねなく楽しめるわけです。関係者の努力の賜物です。

2012041408tsubomi

とはいうものの…桜はまだ蕾のまま。それだけが残念です。

2012041409fotorun1 2012041410fotorun2

駅と橋梁を行ったり来たり。編成写真は思う存分撮影できました。

20120414111102

機関車の勝山寄りにはMC1101形の姿がありました。休憩所として開放されているのですが、この車両も当日中に車庫へ戻ります。聞いてみると16:40に出発するとのこと。さっそく移動します。

2012041412ml522521

まずは機関車の回送から。背後に鉄塔や陸橋を入れないのがミソです。ヒントは、人が多く集まっている場所が最適な撮影ポイントとは限らないということでしょうか。

2012041413ml522521

サイドビュー。キャブの中をよくご覧ください。前後の機関車のいずれも進行方向側に、運転士の姿が見えると思います。椅子がどんなにボロボロでも、連結面側の運転台もきちんと使用されているのがわかります。

2012041414ml522521

島橋停車中に走って先回り。今度は北側から…路線が南へ向きを変えるため、逆から撮っても順光です。

 さて、次はMC1102を待つだけですが、なぜか福井寄りから聞こえてきたのは吊り掛け音。ま、まさか!?

201204141521162113

MC2101が運用入りしました! 通常土曜日は入っても夕方の便だけだと思っていたのですが、なぜかこの日は白昼堂々走りました。

201204141621162113

定期列車ですし、乗客を見る限りなにかのイベントというわけでもなさそうですが、ファンサービスだったのでしょうか。この次の勝山行もMC2101形。いったい何が起きているのか…。

20120414171102

16:48頃、ようやくお待ちかねの単行がやってきました。この後、勝山からのMC2101折り返しを撮り、2本目のMC2101に乗車して、最後の〆は吊り掛け車乗り鉄。懐かしい音を存分に楽しみました。やはり鉄道は「撮って」「乗って」「聞いて」の三拍子が重要ですね。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年4月11日 (木)

★465000アクセス突破★宮崎交通のコッペル

465000_koppel01
■保存状態の良い宮崎交通コッペル№1   2013年 

 宮崎市内の某児童交通遊園には、コッペル社製の宮崎交通のSLが保存されています。駅から徒歩でも行けますが、この日は空港から宮崎交通バスに乗車し橘通二丁目下車、5~6分歩きました。

保存機の背後にはなんとも南国らしい風景が広がります。この車両を保存した方は、写真に記録された際の見栄えにもかなりのこだわりがありそうです。

465000_koppel02

遊園内には、C11191とコッペルが、いずれもボイラーを南側に向けて静態保存されていました。機関車の周りだけ綺麗に草刈りがしてありますし、定期的に塗り直しているためか屋根もないのに車体が綺麗です。並々ならぬ熱意を感じます。

465000_koppel03 465000_koppel04

大型のSLにはあまり興味がないのですが、輸入機や産業用はデザインに特色があって、見ているだけでも楽しいです。

465000_koppel05 465000_koppel06

キャブの中にも乗れるようになっているため、乗降用のステップが少し邪魔になってしまいます。後位側はバッファーの欠損が惜しいです。

465000_koppel07

この大きさで軌間1,067mmというのが面白いですね。

465000_koppel08

ねじ式連結器とバッファー。ヨーロッパの機関車・客車では今でもこの方式が主流です。

465000_koppel09

横からも観察。

465000_koppel10

銘板もついていました。製造番号は潰れていますが古いものと比較すると、№5298のようです。なかなか良いものが見られました。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月 8日 (月)

【くろがね線を読み解く】第125回■日鐵物流八幡チキ5500形

 前回言及した、日鐵物流八幡表記のチキ5500形。物流子会社の統合が進められる中で発表された親会社の合併。結果、日鐵運輸→日鐵物流八幡→日鉄住金物流八幡と短い期間に二度の社名表記変更を余儀なくされている。

Chiki5500x3
■週明け朝の出発を待つ日鐵物流八幡のチキ5500形3連。  2012年11月、黒崎駅分岐

鉄鋼メーカー2社の合併がメディアに発表された段階で、既に子会社の統合も決まっていたため、旧社名が消される前にということで2012年秋のうちに撮影したのがこの写真。

Chiki5500x1

結果的には短命に終わった「日鐵物流八幡」表記のチキ5500形。やはり、日鐵運輸時代の、黄色い社紋と社名が入っていたデザインの方が親しみを感じる。

Chiki5500nittetsubuturyuyawata

この表記も今後は見られなくなるのだろう。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年4月 2日 (火)

【くろがね線を読み解く】第124回■黒崎-西八幡入換運転

 東海道新幹線向けのY製鐵所製のレールは、以前紹介したとおり西八幡の製品倉庫でチキ5500形に積みこまれる西八幡から、170列車の発駅となる黒崎までの間の入換はJRの電気機関車の担当で、北九州貨物ターミナルを朝出発する171列車が黒崎に到着してから、北九州タ行き170列車が発車するまでの間に行われる。

Ef81403_w_chiki5500x6 
■黒崎を出発する西八幡行きの小運転  2010年10月、黒崎-八幡

 171列車の黒崎着時刻はここ5~6年間ほとんど変わっておらず、9時前後である。しかし、黒崎を出発して西八幡へ向かう入換運転の時刻は2パターン存在することが確認できている。早発の場合は9:13頃、遅発の場合が9:27頃で、曜日や当日の列車の遅延とは全く関係ない。

Ef81403_w_railonchiki5500x3
■西八幡から黒崎へ戻るEF81 403牽引チキ  2010年10月、八幡-黒崎

 西八幡の専用鉄道は、鹿児島本線貨物線の上り線にしか接続していないため、西八幡から黒崎への戻りはこのように上り線を下り方向へ逆走することになる。これが当入換運転最大の見どころである。

西八幡構内での入換作業には10分前後を要するから、当然黒崎への戻りの便も2パターン存在することになる。西八幡早発が9:24頃、遅発が9:44頃である。どちらの時刻で運転されるのかについては、JR貨物が製鐵所側と調整して決めていると思われる。なぜなら、西八幡のY製鐵所の入換作業は早いときで8時頃から始まっており、JRとの貨車の授受はあくまでもその合間の一作業に過ぎないからである。 

Ef81452_w_railonchiki5500x6
■上り線を下り方向へ逆走するEF81 452牽引のチキ  2011年6月3日、八幡-黒崎

上のEF81 403号機、下のEF81 452号機いずれも同じ曜日の記録だが、曜日が同じでもこのようにチキの両数は必ずしも同じわけではない。また2枚の写真を比較すると分かるが、403号機のように黒崎への戻り便でも西八幡行きと同じように進行方向後ろ寄りのパンタを上げている場合と、452号機のように往復とも同じパンタ(鹿児島寄りのパンタ)を上げている場合がある。交流電化区間を走行する電気機関車は、進行方向後ろ寄りのパンタを上げて運行されることがほとんどだが(青函のED79を除く)、黒崎-西八幡間は入換運転なので、運転規則に縛られることはないのだろう。

Ef81452_w_railonchiki5500x62 Ef81452_w_railonchiki5500x63

この日は、鹿児島寄りが日鐵運輸(当時)のチキ5500形3連、門司港寄りがJR貨物九州支社のチキ5500形3連であった。載っているレールもどことなく色が違う。

Ef81452_w_railonchiki5500x65

黒崎に到着するとすぐに機回しが行われ、発車に備える。170列車の黒崎発車時刻はこれも5~6年間ほとんど変わっておらず、10:20前後である。ただし2013年3月改正で10:45とだいぶ遅くなったので、黒崎-西八幡間の時刻にも変化があるのかどうか気になるところである。

Ef81452_w_railonchiki5500x68

JRチキ5500形の車体表記。後の合併で、日鐵運輸は「日鐵物流八幡」へと変わっているが、2012年10月1日の2大鉄鋼メーカーN社・S社の合併を受け、2013年4月1日付で物流子会社が統合されたため、いずれは「日鉄住金物流八幡」へと再び書き直されると思われる。

Ef81452_w_railonchiki5500x67 Ef81452_w_railonchiki5500x69

170列車の車票。60Kレール28本が、西浜松からJR東海浜松レールセンターへ運ばれることがわかる。

Ef81452_w_railonchiki5500x611 Ef81452_w_railonchiki5500x612

レールは西浜松行きばかりではなく、このように東京貨物ターミナル行きが混ざっている場合もある。荷受人名が「東京駅品川保線区」となっているが、稲沢から東へチキが継送される950列車の行先は川崎貨物。川貨から東がどうなっているかというと、配6794列車に継送されて東京タまで輸送されている。JR貨物のレール輸送というのは工臨のような「事業用列車」ではなく立派な「営業列車」なのだが、最後の最後で自社の配給列車に繋がってしまうあたりが面白い。

行先にはほかに、静岡貨物行きというのもある。いずれも到着後は保線基地へと運び込まれる。静岡貨物駅は東海道新幹線本線の南側に位置するが、いっぽう新幹線の保線基地は北側にある。静岡貨物に到着したチキは、西浜松以東を牽引してきたDE10形ディーゼル機関車によってそのまま新幹線本線を潜る地下連絡線を通り、北側にある保線基地へと運び込まれる。保線基地内は一部が3線軌条になっており、在来線の貨車も乗り入れることができるようになっている。

#手順については、静岡貨物駅見学時に当時の駅長に確認済。

Ef81452_w_railonchiki5500x66 Ef81452_w_railonchiki5500x610

 最後に台車。左は民営化後に登場した私有貨車のチキ5500形のFT1-2台車、右は国鉄時代から使用されているチキ5500形のTR63F台車。台車そのものの性能だけ見れば、TR63Fは95km/h、FT1-2に至ってはコキ100系と同じく110km/hに対応する。しかし国鉄チキ5500形の場合、ブレーキシステムがコキ50000形のようなCL方式(三圧式制御弁、応荷重装置付)ではないため85km/h止まり、いっぽう私有貨車のチキ5500形はCL方式だがコキ100系のように電磁弁を備えておらず95km/h止まりである(2012年現在、諸元上は85km/hとされている)

Ef81452_w_railonchiki5500x613

 西浜松・東京タに向けて黒崎を出発したレール輸送列車。170列車は北九州貨物ターミナルから8868列車に継送されることになっているが、実際にはそのまま幡生まで門司機関区の機関車が直通して牽引している。

Yahata_chiki_170

こちらは2009年9月某日の同列車。2012年3月のダイヤ改正以降、171/170列車の牽引機は所定ではEH500形となっており、残念ながらEF81形による入換はもうめったに見られなくなっている。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 貨物列車へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年4月 1日 (月)

★460000アクセス突破★京成3300形ファイアオレンジ復刻塗装さよなら運転

 2013年3月24日日曜日をもって引退した、京成3300形電車ファイアオレンジ塗装編成。最近のアクセス突破記念記事で青電、赤電の最期の活躍を紹介してきましたので、〆はやはりファイアオレンジですね。3月中旬に暖かい日が続いたおかげで桜の開花が間に合ったのは、幸運としか言いようがありません。

Fireorange05_2

 2月の青電ファイナルではあまり満足のいく場所で撮れなかったので、今回は満を持して臨みました。昼過ぎまではどこで撮っても逆光になる上り列車はさっぱり捨てて、1時間以上前から目的の場所でスタンバイ。正確には、この下り列車の1往復前のファイアオレンジ下りも700メートルくらい津田沼寄りで撮っているので、相当前からいたことになりますね(苦笑) 青電のときは空っ風が身に染みましたが、1か月以上経って随分と待つのが楽になりました。この場所の桜は前々から気にはなっていたのですが、なかなか機会がなく、今回やっと撮れて良かったです。

実をいうと、前日22日金曜日は名古屋出張で、仕事が終わって駅に行ってみると新幹線の上りの指定席が終電まで満席という想定外の出来事にも見舞われたのですが、当日の上り始発で意地の帰京。荷物を日暮里駅のコインロッカーへ放り込み、千葉線へ直行して事無きを得ました(カメラは持っているので問題はない)。 

Fireorange07_2

金町線の沿線にも、桜の咲いている場所が何か所かありました。金町浄水場は、地元では桜の名所として有名ですが、20日の時点で咲いているのは南端にある数本のみ。

Fireorange06

探してみると、とあるマンションの敷地内で咲いているのを見つけたので、これも逃さずに撮りました。

Fireorange08

これは千葉線沿線にあった不思議な桜。1本の木から「白」「ピンク」「桃色(赤)」3色の花が咲き乱れています。桜の種類によるのか、はたまた気候によるのか、いったいどういった理由でこういう花が咲くのでしょう…。ネットを検索しても決定的な答えを見つけることはできませんでした。

Fireorange09 

 23日、千葉線での最後の〆は、夕方上りが順光になるお立ち台から。検見川駅からこの場所まで歩いてくる途中にサイクリングロードを横切りましたが、なんだかこれが見るからに怪しげな道。住宅街の中を遠慮せずに突き抜けている配線がいかにもそれっぽく、カープや勾配も緩やか。おまけに敷地境界に打ち込まれた柵が、なんと朽ちた枕木。調べてみると、農林省が印旛沼干拓事業の一環で花見川の拡幅工事を行った際、川沿いに土砂運搬用の工事軌道を敷設していたようで、サイクリングロードはその廃線跡とのことです。

この軌道に関しては、白土貞夫著『ちばの鉄道一世紀』にて概略が述べられているほか、竹中康彦著『私鉄の風景』に貴重な写真が収められています。

Hanamigawakojikidou01 Hanamigawakojikidou02

工事用軌道の軌間は1,067mm、機関車は戦後に製造されたCタンクが3両いたようです。「私鉄の風景」にはそのうちの2両が掲載されています。判読できる大きさで写っているSLは1両だけですが、車体側面には「農林省」、その下に「27-43」との記号番号の表記があります。製造者は不明ですが、同時期に江戸川の河川工事に使用されていた建設省の工事軌道(1,067mm)用のCタンク(立山重工製)に類似していますので、同時期に納入されたのかもしれません。いずれにしろ車両に関しては情報が少なく、詳細は不明です。

写真を自分の目でしっかり観察したい方は、書籍を購入しましょう。ModelsIMONで販売中です。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道路線・車両研究へ にほんブログ村 鉄道ブログ 私鉄・公営へ
にほんブログ村 (鉄道ブログポータルサイト)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2013年3月 | トップページ | 2013年5月 »