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2013年5月14日 (火)

【くろがね線を読み解く】第131回■東田地区継送列車

 くろがね線を経由して戸畑第一操車場から八幡第二操車場へと到着した貨車は、八幡地区の機関車によって行先別に運ばれていく。条鋼工場へ向かう熱塊カバー台車を除くすべての貨車は、東田地区を通過する。

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■D618牽引で第二操車場へ向かう編成     2010年 

これは八幡地区の工場から第二操車場へと向かう編成で、奥の線路を右に向かって機関車牽引で走行している。戸畑へ戻る編成であるから当然製品は積んでおらず、厚板を所定の長さで切断した際に生じる切れ端と思われるものを積んでいる。これは鉄スクラップなどと一緒に戸畑の電気炉や転炉に投入され、再利用されるものと思われる。 

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■D618推進で工場へ向かうホットコイル編成    2010年

これは逆に第二操車場から工場へと向かう編成である。戸畑で圧延された熱延コイルはくろがね線経由で八幡へと輸送され、さらにこうして工場へと運ばれていく。手前の線路を左に向かって機関車推進で走行中。 

この区間は線路が2本あり一見すると複線区間のようでもあるが、基本的に信号はいずれの方向の走行にも対応しているので、実態としては単線の線路が2本あるだけである。しかし、原則として右手にある第二操車場に向かう編成は奥の線路を、第二操車場から出てくる編成は手前の線路を走行するため、一応左側通行の運用である。

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■D618牽引で工場へ向かうスラブ編成    2010年

これも第二操車場から出てきてステンレス工場へ向かうスラブ台車編成。左に向かって機関車牽引で走行している。 

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スラブ台車は全部で10両以上連結されていた。このように、進行方向側が常に機関車というわけではなく、さりとて第二操車場側が必ず機関車というわけでもない。要は入換の都合で機関車は前後どちらに連結されても構わないわけである。

【注意】

 この場所は、平日の6時半頃~9時過ぎと、15時前~17時半頃までは基本的に撮影することができない。またそれ以外の時間帯も、できないことがままある。そんな状況で、我々はどのように振る舞うべきなのか。それは、訪れる各人が自己責任において判断すべきことである。一つアドバイスをさせていただくなら、「アスファルトを踏むべからず」と申し上げておきたい。

製鉄所も機関車も貨車も「機械」のかたまりであるが、動かしているのは紛れもなく「人間」である。どうしたら、相手の神経を逆撫でせずに済むのか。私はこの場所を訪問するたびに、毎回考えている。

又聞きではあるがかつてこの場所ではカメラ没収もあったと聞く。鉄道に夢中になるのもいいが、人生棒に振ることのないように注意したいものである。

※当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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