« ■倶楽部活動■静岡貨物駅見学2011 | トップページ | ★495000アクセス突破★山陽電鉄3000系アルミカー »

2013年6月 5日 (水)

【くろがね線を読み解く】第138回■神戸製鉄所H29年度を目処に高炉廃止

 2013年5月29日、そのニュースは突然飛び込んできた。神戸製鋼神戸製鉄所の高炉が、2017年度(平成29年度)を目処に休止されるというのである。

Kobedl12301

跡地に発電所を建設し電力事業を興すことにまで言及しているところをみると、休止とは言っても解体を前提にした事実上の廃止とみるべきだろう。複数の高炉を擁する一貫製鉄所が、その一部を休止することはよくあるが、もし予定通り高炉を全廃して一貫製鉄所でなくなるとするなら、1993年に高炉を廃止した広畑製鉄所 以来となる。日本全国に15か所存在する一貫製鉄所のうちの1つが、姿を消すことになる。

Kobedl12302

神戸製鉄所といえば、石屋川河口付近の運河の対岸から機関車が見えることでその筋のマニアには有名であった。上の写真の場所は、連続鋳造工場から鋼片を圧延工場へ輸送する列車が通過するルート上である。報道によると、高炉廃止後は鋼片を加古川製鉄所からもってきて圧延するとのことだから、無くなるのは高炉・転炉・連鋳の設備で、圧延設備は当面残りそうである。しかし、鋼片を岸壁で船から荷揚げすることを考えると、この場所の線路が残るかどうかは微妙だ。

Kobedl12303

神戸製鋼といえば、住金と並んで日立製の機関車を好んで導入してきたメーカーである。この機関車DL123も日立の35t機で、渡辺台帳と日立のサプライリストを参照すると、諸元は以下のとおりである。

  • 記号番号 : DL123
  • 製造年月 : 1970年12月
  • 製造者  : 日立製作所
  • 製造番号 : 13170
  • 自  重  : 35t
  • 車軸配置 : B-B
  • エンジン  : 神鋼造機DMH17SB(300ps/1,600rpm)
  • 液体変速機: 神鋼造機TCW-2.5A
  • 軌  間  : 1,067mm

日立が神鋼へ納入した機関車は、エンジンとトルコンがどちらも神鋼造機製であることが多い。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

|

« ■倶楽部活動■静岡貨物駅見学2011 | トップページ | ★495000アクセス突破★山陽電鉄3000系アルミカー »

▼くろがね線を読み解く」カテゴリの記事

 B.日立のスイッチャー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63194/57528968

この記事へのトラックバック一覧です: 【くろがね線を読み解く】第138回■神戸製鉄所H29年度を目処に高炉廃止:

« ■倶楽部活動■静岡貨物駅見学2011 | トップページ | ★495000アクセス突破★山陽電鉄3000系アルミカー »