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2013年8月14日 (水)

◆日本セメント上磯工場専用鉄道◆No.5

 2012年度から増加に転じた国内セメント生産量。業界最大手である太平洋セメントの主力工場は、ロータリーキルンを3基有する大分津久見と上磯、以上2拠点です。上磯工場は、かつて合併前の日本セメント時代に、鉱山から工場までを専用鉄道で連絡し、セメントの原料となる石灰石を貨車で輸送していました。

No5_1

当時使用していた機関車が、江差線沿いの上磯工場近くの某公園に保存されています。今年のゴールデンウィークに渡道する機会があり、5月2日に五稜郭車両所のスイッチャーを撮影し終えてもなお明るかったため、ついでに寄ってきました。日没の遅い時季にしかできない芸当ですね(笑)

No5_2

すでに名取編集長のブログで何度か紹介されているため、諸元等は省略します。東洋電機製の同型機は、横浜の海の方にある同社工場内にも保存されています。

 

No5_3

上磯工場をバックに。

 なお、ロータリーキルンが2基稼働中の準主力工場としては、藤原工場と大船渡工場があります。秩父鉄道で原料の石灰石を輸送している熊谷工場のキルンは、わずか1基。意外に思われるかもしれませんが、実のところ熊谷は主力工場でもなんでもありません。鉄道マニアというのは往々にして鉄道のことしか見ていないので、よく勘違いされますが(苦笑)

 公共工事の減少に伴いセメント生産量が減ってくるなかで利益を確保しようと思ったら、ふつうは工場の廃止やSS(出荷基地)の統廃合、人員削減などの構造改革をしますね。ところが、セメントというのは単位重量当たりの価格が石油や他の製品に比べて安く、売上に占める輸送コストの割合が高い製品なのです。したがって、大口需要家が集中する首都圏に近い工場は、廃止して余所からセメントを持ってくるより、残しておいた方が都合が良い場合もあるわけです。算盤勘定の問題ですけどね。

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