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2013年10月

2013年10月29日 (火)

★565000アクセス突破★台湾総督府鉄道No.9

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■台湾総督府鉄道No.9     2013年10月某日、台北市内

 先週は仕事の都合で台湾へ。わずかな自由時間を利用して台北駅近くの公園へ行ってみると、タンク式蒸気機関車の静態保存車2両に遭遇しました。

説明板によると、1両は台湾最初の蒸気機関車No.1(騰雲号)で、1887年ドイツ・ホーエンツォレルン社製。もう1両は、日本最初の鉄道(新橋-横浜間)開業時に最初に導入された10両のSLのうちの1両で、1871年英国・エイヴォンサイド社製。その後海を渡り、1901年からは台湾総督府鉄道No.9として1925年まで活躍したようです。なかなか貴重な機関車に巡り合えました。

保存状態はいいのですが、ガラス張りの建物の中に保存されているため写真は綺麗に撮れません。しばらく説明板を読んでいると、ヘッドライトが点灯しました!

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

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2013年10月25日 (金)

【くろがね線を読み解く】第151回■E8502が頻繁に稼働中

 2013年秋、くろがね線を訪れてみると、予備機関車E8502が頻繁に運用に就いていた。

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■戸畑第一操車場を出発した八幡第二操車場行き列車。E8502牽引、後部補機はD704

E8501と8502が日替わり交代で列車牽引を担当。この日は土曜日であったが、9:08頃に戸畑第一操車場を出発すると、

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■戸畑の高炉をバックに進む八幡行き

次の列車は正午過ぎに発車。低頻度運転の際は、明るい時間帯で3往復ほどしか運行されないため、それよりは本数が多いが、かといって1時間15分に1往復の線路容量限界の高頻度運転には程遠いといえる。

いずれ年内には紹介する予定だが、上の写真に写っている戸畑地区の高炉は、来年2014年2月~4月のあいだ、一時的に休止する予定である。改修して容積拡大を図ることがその目的。休止中も八幡地区の圧延工程を止めないで済むよう、半製品をつくりだめして八幡地区に貯蔵することになっており、八幡地区にはそのための半製品ヤードと新たな線路も敷設されている。高炉休止中にくろがね線の運行にどのような変化があらわれるのか、あるいは普段通りなのか、注目である。

※海外ホテルより更新

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2013年10月24日 (木)

【くろがね線を読み解く】第150回■70DD-3形運転台に配管増設

 2013年秋に訪れたくろがね線。

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後部補機を務める70DD-3形の形態に変化を見つけることができた。

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D704を観察してみると、前後の運転台の助士席側の前面窓に配管が取り付けられ、屋根上へと延びている。

D704_20131002 D704_20131003s

こちらはD705。運転台屋根上には、何やら箱形の装置が乗せられているが、何の目的で増設されたのかは不明である。

※今週より海外へ行くため不在となります。本記事は、成田空港搭乗口にて更新。

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2013年10月22日 (火)

★JR九州小倉工場★DD16 43 による公開イベント前日入換

 前回 の続きです。工場建屋から77系客車を引き出したDE10は、西側へ押し込んでいったままいつまで待っても表に出てきません。このままでは、試運転線に展示する車両を入れ換えることができないのでは……そう思っていたら、思わぬ伏兵が登場しました。

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小倉総合車両センターの入換用機関車の予備、DD16形43号機です。当センターでは、普段はDE10が入換を行っていますが、DE10が検査や不調で入換運用を離脱している場合や、入換手順の関係でどうしても2両の機関車が必要な場合にのみ、このDD16が使用されます。めったに遭遇できない貴重なスイッチャーです。

以前公開イベント時に場内で止まっているところは撮影していますが(後述)、動いているところはかなり久しぶりに見ました。デジカメになってからは初めての撮影です。

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DD16は奥から813系を牽引して出てきました。

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DD16と813系のサイドビュー。台枠の高さの違いに注目しましょう。813系電車は、客車列車時代の低床ホームが多く残る九州内において、ステップを設けずに電車床面とホームの段差を縮めるために、床面高さ(車高)を従来の電車より低くしています。例えば九州でよく走っていた475系・415系電車の床面高さは1,250mmですが、813系は1,125mmです。このイノベーションには車輪径見直しも寄与していて、ふつう、国鉄の電車・気動車・客車の車輪の直径は860mmですが、813系電車は810mmとかなり小さくなっています。


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813系を別の建屋へ押し込んだDD16は、いよいよ、翌日の公開イベントで展示する車両を引き出します。

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今回は特急ソニック用885系が展示車両になるようです。西側から引き出すと、工場入出場線から試運転線へ転線するため、


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西小倉寄りの踏切の近くまで出ていきます。推進で戻ってくると、

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展示場所へ据え付けて、入換は終了しました。

土曜は原則として入換は行われませんが、日曜日に実施されるイベントの前日土曜日に試運転のある時は例外的に入換があるようです。良いものが見られました。

●入換機 DD16 43

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■予備機のDD16 43。   2012年10月、工場公開時に敷地内にて撮影

 2012年10月の小倉総合車両センター公開時に、DD16 43を間近で見ることができました。かつて小倉工場と鹿児島工場には入換用のスイッチャー(DD16形)が配置されていました。小倉が42号機と43号機、鹿児島が62号機と64号機です。

本来、DD16形は入換用機関車ではなく、簡易線向けの本線用機関車です。1970年代、南九州の無煙化を達成するために鹿児島機関区に大量投入されたDD16形でしたが、国鉄再建法に基づく赤字ローカル線廃止に伴い、10年余りでそのほとんどが活躍の場を失いました。上記4両は、車両工場の入換用機関車として使用されていたために、車籍は失ったものの国鉄分割民営化後も生き残りました。43号機は、1982年に宮崎機関区から転属してきた車両で、2012年現在も小倉工場の予備機として健在です。

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 現存する43号機は、DE10形1637号機同様に入換専用機に改造されています。前位側には新製時から解放テコを標準装備していますが、後位側の解放テコはこのとおり取り外されています。空気の引き通し管もすべて撤去され、電車と連結するため連結器は双頭連結器に交換されました。端梁の下にステップも増設されています。

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双頭連結器はピンで固定するタイプです。車両工場の入換用機関車は、自ら双頭連結器を装備するパターンと、自分は改造を受けずに双頭連結器を装備した他の車両(控車など)を伴っているパターンがあり、興味深いですね。

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2013年10月20日 (日)

★JR九州小倉工場★ななつ星入換

 前回記事で紹介した、JR九州のクルーズトレインななつ星in九州一番列車を撮影 後、久留米から広島まで新幹線さくら号で移動し、西条に宿泊しました。翌朝早朝からセノハチで貨物列車と115系の写真を撮るためです。当日、EF67形が充当されていた午前中最後の上り列車2070レが1時間ほど遅れていたため、八本松を出発するのも遅くなってしまいましたが、なんとか昼までには小倉へ戻り、午後からはくろがね線を撮影 、14時からはJR九州小倉総合車両センター(旧 小倉工場)へ移動しました。

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 前日夜にななつ星用77系客車が小倉へ回送されていることは掲示板等で把握していましたが、この日は土曜日、原則平日しか動きが見られないこの工場では、入換も期待できません。あくまでも、くろがね線沿線から小倉駅へ戻る途中、ちょっと寄り道して様子見のつもりでした。しかし行ってみると、どういうわけか門扉が開き、817系が試運転線を快走していました。

試運転線が使用されている……これはこれは、ひょっとすると?? 一気に期待が膨らみます。

 なにしろ翌日10月20日は工場公開イベント の開催日。イベントで、いつも特急形電車と入換用機関車(DE10 1637 または DD16 43)が展示されているのが、実は試運転線なのです。前日午後の段階でまだ試運転を行っているということは、終わるまでは展示用車両を留置することができないわけです。したがって、このまま待っていれば夕方までに必ず入換が見られるということになります。

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30分ほど待って14:30頃になると、817系の試運転が終わり、当工場の入換用機関車DE10 1637が登場。いよいよ入換作業が始まりました。

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西側にある建屋へ入っていきました。それまで架線柱で隠れて見えませんでしたが、よく見ると東側の建屋に787系と77系が入場していますね。その東側には、試運転を終えた817系の姿も見えます。

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DE10は883系の中間車3両を牽きだすと、

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2つ東側の線路へ押し込んでいきました。

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すると今度は、787系が出場して試運転を始めました。787系は車体表記も完全ではなく、車番等は分かりませんでした。それにしても、土曜日なのに大忙しですね。15:20頃になると、ふたたびDE10が登場し、

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なんと77系を引き出してきました。まさか、営業運転を撮影した翌日に小倉工場で入換が撮れるとは思いませんでした。

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門司港寄りから、1号車のラウンジカー マイ77-7001、

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2号車のダイニングカー マシフ77-7002

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3号車のスイート寝台車 マイネ77-7003。以上3両が小倉総合車両センター製の車両です。といっても、実際には車体や台車は別メーカーで製作して当工場へ運び込み、組み立てと室内の艤装を実施しただけのようですが。

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続いて4号車のスイート寝台車 マイネ77-7004、

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5号車のスイート寝台車 マイネ77-7005、

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6号車のスイート寝台車 マイネ77-7006、

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7号車のDXスイート寝台車 マイネフ77-7007。以上4両が日立製作所製の車両です。入換時は、上の写真のようにマイネフの妻面客用窓の両脇に設けられたステップに誘導者が乗り込みます。よく見ると、客用窓の脇に縦に並んだ七つの赤いライトがテールライトなんですね。渋すぎます。

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工場建屋から引き出された77系は、西側へ押し込まれていきました。DE10は77系に連結されたままなのか、いつまで待っても表に出てきません。このままでは、試運転線に展示する車両を入れ換えることができないのでは?と思っていたら、思わぬ伏兵が登場しました。ということで、後半へつづく

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2013年10月18日 (金)

★560000アクセス突破★ななつ星 = 一番列車の帰還 =

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■10月15日から運行開始した、クルーズトレインななつ星in九州     2013年10月18日

 2013年10月15日より、JR九州の豪華クルーズ列車「ななつ星」が運行を開始しました。今後しばらくは、毎週火~金曜が3泊4日コース、土日は1泊2日コースで運行されます。3泊4日コースは私の生まれ故郷鹿児島を周遊する行程になっており、風光明媚な錦江湾沿いの隼人~鹿児島中央間を2日がかりで回送を含めて2往復もしてくれるので、楽しみにしています。

今回は、格安航空で金・土だけ九州に来ているのですが、金曜午前中に西八幡の専用線の新たな入換パターンを撮り終えてしまったため、何か時間をつぶすネタはないかとスマホで検索したところ、ななつ星の4日目の帰路を撮れそうだということで、急遽筑後地方へ行くことに。

それにしても……次回この場所で撮るのは4月以降かな。暗すぎる(苦笑)

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2013年10月15日 (火)

★555000アクセス突破★広島電鉄の花電車

 先月の3連休最終日の午前中、広島電鉄を訪れました。秋の交通安全運動の一環で花電車が運転されるからにほかなりません。

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■花電車として運転される、広電貨50形51号    2013年9月23日、広島駅前付近

 前日は、翌朝一番で博多総合車両所のスイッチャーによる入換を撮るべく博多南のホテルに泊まり、9時前ののぞみで広島へ。滑り込みですが花電車の午前便に間に合います。

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今回はシンプルな花電車。とはいえ、逆に車体の本来の形状が分かりやすくて良いかもしれません。

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広電は続行運転が見どころですが、花電車も700形、3700形の続行でやってきました。

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上から見るとがらんどうですね(笑) 1980年に750形759号から改造され、元は大阪市電1600形とのこと。

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たまたまだと思いますが、信号の切り替わるタイミングが良く、自転車で追いかけて何度も撮れました。(ただし安全には十分注意しましょう)

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橋のちょうど真ん中から、中洲へ渡る橋が直角に分岐していることから、戦前には米軍からThe T-Shaped Bridgeと呼ばれ原爆投下の目標にされた、相生橋。

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戦前製の電車と原爆ドームが、歴史を物語っています。

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2013年10月 7日 (月)

■大阪市交通局30系■邂逅…そしてラストラン~大日から森之宮まで~

 3年前に緑木検車場のイベントに参加 して以来、大阪市交通局のホームページは頻繁にチェックするようになっていたのですが、2013年8月某日、谷町線に残る30系電車の10月引退が発表されているのを見つけました。

 30系は、私がまだ小学生になるかならないかの1980年前後、親に連れられて初めて大阪に来た時に、新幹線を降りて最初に乗った電車でした。なにしろ当時の私にとっては地下鉄といえば営団・都営しか乗ったことが無く、大きな道路の真ん中を自動車と競争しながら走る御堂筋線の30系にコーフンしたものです。残念ながら谷町線にはあまり思い入れはなく、当初は今回のラストランを見送りにわざわざ大阪まで行く気はありませんでした。しかし幸か不幸か、ラストランの1週間前に大阪出張が入り、梅田から南森町のホテルに行くために1駅だけ谷町線に乗ると、それがなんと平日運用中の30系だったのです。毎週日曜日に運転されているのは知っていましたが、平日にも普通に運用に入っていたのは知りませんでした。まさに運命的出会い。これも何かの縁、ということで急遽ラストランへ参戦することにしました。

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 大阪市交通局谷町線は、八尾南駅以外はすべて地下駅ですので、運用に就いていない日でないと30系を綺麗に撮ることはできません。8月25日から9月29日までの毎日曜日に、決まったダイヤで運行されることはすでに発表されていましたので、狙うなら土曜日ということで9月28日に大日検車場を訪れてみると、綺麗に真ん中に並んでくれていました。

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引退記念ヘッドマーク(ステッカー?)をつけた3049Fが留置され、

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正面から綺麗にとることができました。御堂筋線の10系、堺筋線の60系にも共通することなのですが、大阪市営地下鉄の先頭車は、どういうわけか、中間車に簡易運転台を取り付けたような無骨で無機的な顔つきをしていますね。しかも前面窓の大きさが左右非対称で、子供の頃は正直不気味に思えたものです。もっとも、産業用車両に興味を持つようになって以降は、むしろこういった変な顔の車両の方が愛着が湧くようになりましたが…(苦笑)

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敷地外からのサイドビューは1箇所しかなく、雑草が邪魔でこんな角度からしか見えませんでした。

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それでも、30系、30000系、新20系が一堂に会し、3世代が綺麗に並んだのを見ることができたのは幸運です。

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翌日29日は日曜日、さっそく八尾南のトンネル出口から顔を出した瞬間を撮るべく駅へと向かいました。

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しかし、毎週日曜日に1日あたり数往復走っている列車にもかかわらず、駅ホーム上の人だかりは尋常ではありません。この調子だと、10月6日に中央線で実施されるラストランは大変なことになりそうです。

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早々に切り上げ、午後は中央線沿線で綺麗に撮影できる場所を探すことにしました。

●いよいよラストラン 2013年10月6日日曜日

 5日土曜夜発のプレミアムドリーム17号で6時前に大阪駅に降り立つと、まずは1日乗車券エンジョイエコカード土日祝(¥600-也)を購入して行動の自由を確保、森ノ宮駅へ移動してコインロッカーへ脚立を放り込み、午前中は御堂筋線の俯瞰撮影を楽しみました。日曜日で運用本数が少ないせいか、110周年記念塗装編成はやって来ませんでしたが、今後1年間でいずれ撮ることを決意し、千里中央からモノレールで大日へ移動。

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正午過ぎに大日検車場をのぞいてみると、ラストランイベントに使用される3045F編成が28日と同じ場所に留置され、日頃運用に就いていた3049Fはご覧のように東側の端っこへ追いやられていました。イベントで撮影会を実施すると記載されていたので、私はてっきり、残っている2本を並べてくれるのかとばかり思っていましたが、期待ハズレでした。

入換で動いてくれないかしらとしばらく待っていると、近所に住んでいるらしきオレンジ色のシャツを着たおじさんが声をかけてくれました。東京から来たことを告げるとたいそう驚いていましたが、なんでも、こうやって中を覗くファンの数はイベント開始前の朝がピークで、三々五々、撮影地へと向かって行ったとのこと。そう、ラストランでは谷町線の30系が中央線の地上区間を含む森之宮-大阪港間を往復してくれるのです。

この話を聞いた時点で、時計は既に12:30を回っていました。これはマズい。せっかく見つけた中央線の撮影地が人で溢れかえっていては、目もあてられません。不安を抱えながら現地へ向かうと…

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…なんだヨ、まだ誰も来てないじゃん。。目当ての列車通過のおよそ90分前に着きましたが、人っ子一人いませんでした。ちょっと安心。最終的に5~6名が集まりましたが、もともとキャパ20名前後の場所ですし、人が殺到している駅のホームに比べれば平和そのものです。

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そしていよいよ30系が朝潮橋駅を通過。市営住宅の前をゆっくりカーブしながらこちらに向かってきます。もし万が一失敗したら……東京⇔大阪間往復にかかった2万円がパー、そう考えると、PKを蹴る直前のような尋常ではない緊張感が全身を覆います(笑)

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上下線の信号機の隙間から顔を出した瞬間をパチリ。中間駅に停車しないせいか、営業列車より幾分速度が遅いようで、うまくいきました。

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さあさあ、どんどん近づいてきますよ。真正面から西日が当たって眩しいです。そして……

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これが今回一番撮りたかったシーン。ビル群バックの30系。

あと1~2時間早めに来てくれるダイヤだったら、上の中央線20系の写真のように側面にもきっちり光があたったのですが。

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ヘッドマークがつくと言っていたのは、結局ラストラン専用のものがつくという意味ではなかったのですね。行先表示幕は、律儀に「回送」を出さずに「大阪港」とか「森ノ宮」とか気の利いた表示にはできなかったんでしょうかね。大日の撮影会で2本並べなかった点といい、なんというか詰めが甘いです。ふつう私鉄のイベントならそのくらいはやりますよ。

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大阪港行の後追い。

この後すぐ折り返してくるのですが、朝潮橋の方からは後続のコスモスクエア行きが近づいてきました。反対側を見てみると、もう折り返しの30系がすぐそこまで来ています! かっ、被るのか!? 

目の前でシャーーーーッッとすれ違う2本の列車。そして…

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…ギリギリでしたが30系後追いもなんとか成功しました。コスモスクエア行きがあと5~10秒遅かったら、完全に被って台無しになるところでした。この数分間だけでだいぶ精神的に消耗した気がします(苦笑)

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住宅街を縫うように走る通勤電車、後姿も良いものです。個人的には、夜の帰宅ラッシュ時に改札口を出て家路を急ぐサラリーマンの背中に似た哀愁を感じるのです。

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朝潮橋駅手前でグィッと曲がり、

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30系は走り去っていきました。。

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 最後に、中央線の後続列車に乗って森之宮下車、コインロッカーから脚立を取り出すと、森之宮検車場が見える場所へ向かいました。ここは今まで何度か訪問しており、脚立が無いとまともに撮れないことは分かっていたので、東京から持参しました。覗き込んでみると、ラストランを終えた30系3045Fが取り込まれていました。

 数日後になると思いますが、この車両を別の場所で解体するために、当検車場から搬出して陸送する必要があるのですが、上の場所から搬出場所までの車両の構内移動はおそらく入換専用機関車で行うと思われます。森之宮検車場には、トモエ電機工業製の凸型蓄電池機関車が配置されているからです。車両の全般検査時には、機関車が電車を牽引・推進して入換しているところが外から見えると言われています。いつかそんな場面を撮影してみたいものです。

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2013年10月 3日 (木)

【くろがね線を読み解く】第149回■E8502がシングルアームパンタに換装

 くろがね線の電気機関車は2両現存するが、このうちの1両、E8502形の集電装置が今年になって変更された。

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ちょうど全般検査が実施されたタイミングで、

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■集電装置がΣ形に換装されたE8502。公式側前位側(左)と後位側(右)  2013年秋

なんと、前位側のパンタグラフがΣ形(いわゆるシングルアームパンタ)に換装されてしまった。もともと2基あった85ED-1形の集電装置は、1990年代に使用頻度の低い後位側(八幡寄り)1基が撤去されていたが、2年前の姿 と比較すると、今回設けられたシングルアームパンタは撤去側へ増設されたものではなく、わざわざボックスパンタを撤去側に移設したうえで、空いたスペースに設置されたものであることが分かる。

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シングルアームパンタのサイドビュー。JRや私鉄各社の電車でよく見かける汎用品のようである。

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製造者は東洋電機製造。

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上から見るとこのような形態である。

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反対側後位寄りから見るとこうなる。

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移設されたボックスパンタは、めったに使用されることはなく、畳まれたままである。

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2013年10月 2日 (水)

【くろがね線を読み解く】第148回■八幡地区D627に小変化

 2013年9月下旬に八幡地区を訪れたところ、ディーゼル機関車D627に小変化が見られた。

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かつてボンネット上に「指差し!声出し!実践」の看板が取り付けられていたが、今回よく見ると外されていることに気付いた (かつての姿はこちら )。 八幡地区には昨年も訪れているのだが、いつ頃取り外されたのかは判然としない。看板には物流子会社の社名も記載されていたから、合併に伴う社名変更時に取り外されたのかもしれない。もっとも、元の姿に戻っただけとも言えるが。

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余談になるが、製鉄所の操業は一般的にどこも24時間365日稼働であるため、構内機関車も当然ながら24時間365日運行されている。機関車の運転士は労働基準法が適用されるから、8時間労働×3交代制で24時間運行を支えることになる。したがって、あくまでも一般論ではあるが、たとえばある運転士の仕事が朝7時から始まれば、次の運転士に交代するのは15時ということになる。だから、運転士が休憩する機関区や詰所のある場所を航空写真であらかじめ調べておき、その場所に向かう線路の沿線で張り込んでいれば、運転士の交代時刻に機関車が次々に戻ってきて、また次々に発車していく様子を見られる可能性が高い。私は複数の製鉄所で似たような経験をしている。

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