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2013年12月10日 (火)

【くろがね線を読み解く】第159回■50Mレール出荷と171レ着後の西八幡入換

 2013年の夏、10月中旬の格安航空券を入手できたため、羽田を夜出発して福岡空港に深夜到着、そこからきらめき号で一路八幡へ¥500也。いつも思うが、九州の特急は安い。

JR線全線全区間乗り潰しというテーマの趣味があって、私も2007年に完遂しているのだが、趣味者の一部に、移動には必ず青春18きっぷを利用すべしとする原理主義者?もいるらしい。しかし、九州を周遊する場合、特急料金が割安なので、個人的には不毛な拘りだと思う。18きっぷでの優等列車乗車が特例で認められている石勝線のある北海道はまだ良い方で、1日3往復の宗太郎越えをどうするのだろうかと、他人事ながら気になってしまう。

さて、泊まるのはもちろんいつもの某ホテル。今回も「黒崎寄り禁煙室」で予約。禁煙フロアは4F、9F、10Fなので、上から俯瞰するなら禁煙室である(4Fは大抵団体客で埋まっているので、閑散期でもない限りまず上層階が割り当てられる)。

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 工場から製品倉庫へのレール輸送は、神出鬼没。西八幡で入換のある日の朝一番で、出場するついでに工場から倉庫へ移送することもあれば、西八幡で171列車着後入換が終わったあと、一旦工場へ戻って再度製品倉庫へ持っていく場合もある。

この日は前者であった。前田地区(旧 西田地区)にできた半製品置き場と、入換機D617を眺めていると、奥の方で、レールを積んだ40t積軌条台車4両編成を、D442が右から左へ推進していくのが見えた(上写真)。この場所を通過したあとの動きには2パターンあり、製品倉庫東ヤードへ直行する場合と、写真の左の方にある小ヤードに寄り道して入換をしてから東ヤードへ向かう場合がある。

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この日はすぐに築堤に姿が見えたので、直行パターンである。左の貨車を右のスイッチャーが左へ向かって推進運転しており、編成の先頭(鉄塔のすぐ右)に運転士の姿が見える。最後尾の機関車はリモコン制御されており無人である。この先、幹線道路を橋梁でオーバークロスするために急勾配を上っている途上で、排煙がよく見える。

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道路を超えると緑地帯を抜け、製品倉庫前を通過する。直接入線することができないので、

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一旦、八幡駅寄りの製品倉庫東ヤードに押し込まれる。手前に国道3号黒崎バイパスが完成して見えにくくなったが、この位置まで押し込んでくれると綺麗に撮れる。奥には、かつて黒崎発の新幹線用レール輸送に従事していて事実上引退したチキ5500形(通称:九チキ)が大量に留置されている。この写真の撮影時点で、現役の九チキは1編成3両のみとなっていたから、まだ撮りたいならこの場所へ来ると良い。

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運転士が貨車を降りると、スイッチャーをリモコンで動かして、

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この位置まで押し込んできた。製鉄所の列車が進行方向を変える場合、運転士は自分が降りた場所から編成の反対側まで歩いて移動することはまずなく、このように自分が降りた場所へ、これから乗りたい機関車(ないし貨車)を、リモコン制御で移動してきて乗るのが定石。理由は単純で、その方がより短時間で入換作業が完了するから。

ちょうど入換中、写真のとおり下りソニック号が通過して行った。実は、この1本後の下りソニック号に乗り、大分でにちりん号に乗り換えると、南延岡のA化成専用線の午後の工場入換に一応間に合う(…経験者は語る)。両方を1日で片付けたい方はお試しあれ。

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東ヤードで50メートルレール積み台車を切り離したD442は、単機で西八幡駅へと向かって行った。どうやら東ヤードから製品倉庫へはまた別のタイミングで移送するようである。奥が深い。

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早朝にあらかじめレンタルしてホテルの裏にとめておいた自転車に乗り、国道3号線の歩道へ出てみると、いつもの定位置「落書きワム前」にD442の姿があった。この場所に来るだけなら、ホテルから徒歩でも7~8分である。

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いつものように、日田彦山線の朝の上り快速に充当された長編成キハの直方への回送列車が通過すると(左写真)、おもむろに171列車の黒崎着後入換が始まる(右写真)。黒崎-西八幡間の入換には、早発、遅発の2パターンあり、この日は後者であった。ただし2013年3月改正以降、この曜日の西浜松からのチキ到着はなくなった。どうやら、東海道本線の951/950列車の廃止に伴う継送列車変更で、到着する曜日が変わったようである。

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JR貨物の入換が終わると、スイッチャーによる入換が始まる。

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JR九州の工臨に使用される黒チキを千切ったり繋いだり。

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少し場所を変えてみると、また雰囲気が違う。スイッチャーの手前を右に向かって歩いているのが運転士で、リモコン制御されたスイッチャーは同じ方向に向かって運転士を追い越していく。通常の専用線の入換ではまずあり得ない光景である。

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忙しく入換をしていたが、これ以降の動きは何度も撮っているので、適当なところで切り上げ、別の場所へ向かうことにした。

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