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2013年12月 3日 (火)

【くろがね線を読み解く】第157回■前田地区半製品ヤード入換

 2013年晩夏に八幡地区を訪れてみると、昨秋とは大きく様子が変わっていることに気付いた。

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■前田地区の変化。左が2011年12月、右が2013年9月の様子。

左は2年前の冬、八幡駅近くの某ホテルから俯瞰した前田地区(旧 西田地区)。製鉄所の一部が空き地となり、中を走行する機関車が見えることは以前お伝えした とおりなのだが、今年訪れてみると、なんと右のように、これまで空き地だったスペースに新たに線路が敷設されていた。

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日にもよるが、スラブやブルームを積んだ貨車が連れてこられて、荷をクレーンで下ろすこともある。2013年9月に訪問した際は、部屋から入換を見ることができた。機関車の動く時刻は決まっていないが、クレーンで荷を降ろす進捗を見ながら、そろそろかと思っていると…

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空車の貨車を手前の線路へ移し、奥に止まっていた荷を積んだ貨車を引き出してクレーンのある線路へ押し込んでいった。運転士は、先頭の貨車に乗っている。

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貨車は8両編成。積んでいるのはスラブではなく、条鋼の素材となるブルームである。Y製鐵所では、通常、ブルームはカバーに覆われたカバー台車によって運ばれているため、直接肉眼で確認できるのは稀である。

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1両ずつ荷を降ろすたびに、スイッチャーが押し込み、

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クレーンでの荷降ろしが続く。夕方日が暮れるまでには荷下ろしが完了し、機関車+貨車はそのまま留置されていたが、夜寝る前に眺めてみると、すでに姿が消えていた。

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コメント

今(12月現在)は、もっと変っていて、大型の移動式クレーンが建造されています。
何に使うかわかりませんが。
私はホテルに泊まることが無いので掲載されている角度からの景観は初めて
見ました。
いつもは、時々買い物に行くホテルの近くにできたスーパーの
屋上駐車場から見ています。
ここからだと、ヤードへの分岐部分や構内を走る列車も見れます。
ただ、電線等がちょっと邪魔ですが。

投稿: 枝光人 | 2013年12月 4日 (水) 19:59

枝光人さんこんにちは
貴重な現地情報ありがとうございます。

11月下旬に訪れた際は、上の写真の場所ではなくもっと右の方(東寄り)に、仰るようにクレーンが3基建造されていました。
足は地面に固定されているので移動式ではなさそうでしたがどうなのでしょうか。
クレーンの南側には、条鋼工場から伸びている軌条搬送設備も到達しているので、レールもここに積んでいくと思われます。

ト○○○ルの駐車場は夏に教えてもらって私も行きましたが、期待したほどは見えなかったです。
西八幡へのレール輸送の戻りを坂の途中から撮りましたが、機関車+平台車一両がやっとかっと入るほどで…(^_^;)

投稿: 社長 | 2013年12月 5日 (木) 11:43

いつも楽しく拝見させていただいております。
当該の新設ヤードは来年頭の戸畑高炉改修のための半製品置場だと思われます。炉修が終わった後にどのような使い方となるか不明ですが、住金小倉との統合もあり、合併による改築用のスペースとして半製品ヤードを空ける必要があるのかもしれません。
個人的には西港-東港に専用線を延伸してくれないかなあ、と妄想を…

投稿: かなでぃあ | 2013年12月 9日 (月) 11:53

かなでぃあさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
別記事にて言及しておりますが、私も仰るように、高炉改修中に使用するための半製品ヤードと考えています。
改修は2月中旬開始でおよそ90日間ですからゴールデンウイーク後まで続きそうです。

小倉統合はとりあえず間接部門の人員削減と仕事の合理化しかやらないようですから、半製品ヤードとの直接の関連はどうでしょうか。。
一部経済アナリストの指摘に、八幡(戸畑)のすぐ近くにある小倉の高炉は無くすのが当然のような論調がありますが、そもそも製鉄所とういのは、石油や化学、セメントなどとは異なり、工場毎に造っているものが全く異なるので、距離的に近いからと言って直ぐに無くせるものではないですよね。その辺が分かってないなぁなんて思いながら見てますが(^_^;)

例えば、最も最近高炉の無くなった広畑を見てみると、冷鉄源溶解炉で生産できる粗鋼はそれ程多くなく、足りない大部分を君津から分譲してもらっています(見学時に案内してもらった方に聞きました)。半製品の品質(組成)は、転炉で決まるので、広畑でつくりたい電磁鋼板に適した粗鋼を他所から持って来られるかどうかが鍵で、他所から調達できるなら高炉は不要ですが、その調達先が距離的に近いとは限らないわけですね。

小倉の高炉廃止があるのかどうか、あるとすればいつなのかについても、そのあたりを注視していれば見えてくるのではないか、と個人的には思っています。

投稿: 社長 | 2013年12月 9日 (月) 12:58

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