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2014年4月

2014年4月27日 (日)

【くろがね線を読み解く】第173回■奇跡の遭遇

 2014年4月27日日曜日の午後、通常であれば入換の実施されない西八幡駅に、珍しくスイッチャーの姿があった。

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入換は18時頃まで断続的に実施されていたため、大牟田発北九州貨物ターミナル行き1152列車との奇跡的な並びも実現した。

【黄色タンクコンテナとの並びが奇跡的な理由】

 まず、西八幡の入換は、週2~3回、指定曜日のみ実施される。Y製鐵所のスイッチャーは8時前後に構内から出てくるが、通常14時半~15時までには作業が終わり構内へと戻ってしまうため、15時過ぎに通過する1152列車とスイッチャーが出会うことは、通常あり得ない。

また、黒崎以東を走る1152列車が上のように液化塩素の黄色タンクコンテナのみの編成となるのは、海上コンテナの連結されない日曜・月曜日に限られるが、どちらの曜日も西八幡の入換は休業日であるため、出会うことはない。

 通常お休みであるはずの日曜日に、なぜ入換が必要だったのか。その検証は今後の課題である。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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2014年4月26日 (土)

【くろがね線を読み解く】第172回■Y製鐵所小倉地区の機関車

 2014年4月1日、鉄鋼メーカーNS社K製鉄所は、同社のY製鐵所に吸収統合され、「Y製鐵所小倉地区」となった。小倉地区は、小倉の街中を流れる紫川の河口付近から容易に見ることができるが、かつて製品岸壁に張り巡らされていた線路は既に剥がされており、鉄道車両が走行するのを見ることはできない。

Kokura01

しかし、反対側の原料岸壁側ならば、わずかではあるが列車の走行を見られる場所がある。

Kokura02d301

 小倉地区で使用されている機関車は、高炉のある製鉄所にしては小型のものが多く、35~45tクラスが主流である。これは、高炉の容積が他の製鉄所に比べて小さく、溶銑の輸送単位が小さいことに起因すると思われる。機関車の製造元は、他の旧住友金属系の製鉄所と同じく日立製作所がメインで、最近では新たな仲間として北陸重機工業製も加わっている。上は日立製35t B-BのD-301で、鉄スクラップ輸送用と思しき2軸ボギーの無蓋車を2両連ねている。小倉地区の構内機関車運転はかつて日鉄住金物流小倉が担っていたが、この会社も2014年4月1日現在では日鉄住金物流八幡に吸収合併されている。

Kokura03d301

 D-301の形式写真。製鉄所の機関車として一般的な1エンジン機ではなく、前後のボンネットに1基ずつエンジンを搭載した専用線でお馴染みの2エンジン機である。台車は鋳鋼製の日立G台車で、屋根は丸屋根。最近では焼島の北越製紙専用側線に同型機がいた。車体前後には運転士が乗り込むための簡易運転台を点対称に備えている。塗色は側面から見るとクリーム色一色だが、実際にはボンネット上と屋根上がマルーンに塗装されており、鹿島の機関車 と同じで、いわゆる住友金属物流標準塗装である。

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こちらは、半製品の鋼片を後工程の工場へ輸送中のD-306。側柱付の長物車に積まれているのはビレットである。小倉地区の主力製品は線材なので、半製品もスラブやブルームではないところがポイントである。

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D-306は、D-301と同じ日立製35t B-Bの2エンジン機であるが、306の方が若干製造年が新しいらしく、屋根は台形屋根、台車は組立溶接台枠である。キャブの乗降扉が埋められている。

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 こちらは、数年前に導入された北陸重機工業製D-507。空車の長物車を4両連ねて連続鋳造の工場へと戻っていく。

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D-507は、和歌山へ導入された同社製の65t B-B(D73~80) に類似したスタイルだが、自重は45tである。片側のボンネットにエンジンを、反対側にラジエーターを配置した1エンジン機である。小倉地区は規模が小さいため、機関車の両数もそれほど多くはないが、リプレイスのペースが鈍いお蔭で様々な世代の機関車を見ることができる。ファンとしては嬉しい限りである。

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2014年4月24日 (木)

★665000アクセス突破★東京モノレール昭和島車両基地のアント

 浜松町と羽田空港を連絡する東京モノレール。途中昭和島駅近くにある昭和島車両基地には、モノレールの軌道移動用として軌間1,067mmのレールが敷設され、軌道を載せるための台車と貨車移動機が配置されています。

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車体に取り付けられた銘板には「アント車両移動機」と記され、英語表記の「ANT FREIGHT-CARMOVER」の記載もあります。「アント」は単に製造元を表す用語ではないわけです。

  • 型  式    ANT20W
  • 製造年月   1997年11月
  • 重  量    5050kg
  • 製造番号   No.3893
  • 製造者    アント工業株式会社

ライトは前後両方ありますが入換に使用しない方の連結器は取り外されています。

●復刻塗装編成も運行中

 最近全国で流行の復刻塗装編成、東京モノレールでも運行中です。

Tokyomonorail201402

これはノーマルな1000形。

Tokyomonorail201402a

同型のポケモン塗装。

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ノーマルの2000形。

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1000形登場時塗装。

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500形復刻塗装の1000形。子供の頃、鹿児島へ帰省するときに必ず乗っていたのが東京モノレール。この塗装が一番馴染みがあります。

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2014年4月23日 (水)

【くろがね線を読み解く】第171回■150m長尺レール輸送用貨車が登場

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 2014年4月某日、製品倉庫東ヤードを眺めたところ、長尺レールを積んだ見慣れない貨車を確認することができた。

Chojak02

編成の端に連結されていたのは、全長20m前後の2軸ボギー長物車で、記号番号はユタ2468、編成番号はU6-9である。台枠はH鋼を利用したものらしく、床下の形状を見る限り魚腹台枠と思われる。台車は鋳鋼製で、コイルの枕バネを備えたよく見かけるタイプである。レール積付具は3個備えている。

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その隣に連結されていたのは、同じ2軸ボギーながら全長の短いタイプで、編成番号はU6-8。どうやらU6というのが編成を表し、ハイフンの後の数字で号車を表すらしい。記号番号はみあたらない。レール積付具は2個。JRでいう、チキ+チの「チ」に相当する貨車らしい。

2015年1月4日追記 

 4月に竣工した150mレールの荷役設備でレールを積んでいるのが目撃されたため、150mレールを構内輸送するための貨車と思われる。Y製鐵所で生産されるレールは8割が輸出用のため、積込設備から船積用の岸壁までレールを構内輸送するために貨車が必要となる。

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2014年4月20日 (日)

★660000アクセス突破★春雨の門司港

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 2014年4月5日、くろがね線を撮影した頃から雨が酷くなってきたため、同行いただいたタムタキさんが撮影したいと仰る門司港へ移動しました。博多は葉桜でも関門海峡は日本海が近いため春の訪れが若干遅く、桜は満開でした。雨が降っていたため、雨宿りも兼ねて4年前に撮影した場所へご案内しました。喜んでいただけたかどうか…。

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2014年4月16日 (水)

【くろがね線を読み解く】第170回■150mレール積込設備完成

 2014年4月16日、新日鐵住金のホームページに以下のリリースが発表された。

世界最長となる鉄道用 150mレールの製造・出荷体制を整備

※詳細は、上記リンクをクリックして表示される別ウィンドウを参照のこと

近年、海外を中心に高速鉄道や貨物鉄道向けのロングレールの需要が高まっている。これまで八幡製鉄所では、長さ25mないし50mのレールを鉄道事業者へ納品していたが、ロングレール化するための溶接作業は事業者側が行っていた。本設備の竣工により、鉄道事業者への納品段階で150mの長さを担保できるため、事業者側のレール溶接を含む保守作業の負荷軽減が期待される。150mレール輸送を行うための専用貨車も既に登場しており、試験運転の準備も行われている。

150mrailyard02

 2013年秋に八幡地区を訪れた際に、ホテルの窓から工事中の様子を眺めることができた。左奥に、以前紹介した半製品ヤードがあり、機関車と貨車によってブルームなどの半製品が持ち込まれていた。その入口側に位置する写真右手(Meiji事務所の奥)にもスラブが積まれていたため、この時は半製品ヤードの一部という認識しかなかった。

150mrailyard01

 その後2014年4月5日に訪れてみると、同じ場所にレール積込用の巨大なクレーンが設置されていた。クレーンの一番南側には、スペースワールド駅付近にあるレール工場から伸びた自動搬送装置が到達しており、レールが数百メートルにわたって無人輸送されてくるものと思われる。150mレールは、当面のあいだ(輸送できる貨車が限られるため)輸出向けと、東海道新幹線向けのみになると思われるが、今後他の鉄道事業者向けの発送も徐々に増えていくものと思われる。

150mrailyard03

 150mレール積込設備内には線路が1本新設され、八幡構内の線路に繋がっていた。150mレール輸送貨車は、西八幡駅から八幡構内に入った後、この線路を通って積込設備へ向かうのかもしれない。

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2014年4月14日 (月)

【くろがね線を読み解く】第169回 ■150mレール輸送用貨車試験編成の入換

 2014年4月4日、退社後にスターフライヤーで北九州空港入りし、小倉行き特急バスからJR鹿児島本線下り終電へと乗り継いで、泊まったのは八幡駅至近の某ホテル。翌日土曜日は通常であれば西八幡の入換はないので小倉に泊まっても良かったのだが、朝食付きで宿泊費が安く、前田地区の半製品ヤードの変貌を部屋から俯瞰でチェックでき、またレンタサイクルの貸し出しスポットまで徒歩圏内でもあるため、毎度のことながら八幡に泊まることにした。

 5日朝食をとって部屋に戻り、コーヒーを飲んで一服していると、Y製鐵所構内から西八幡に向けて、スイッチャーが1両回送されていくのが部屋の窓から見えた。土曜日は入換はないと記憶しているのだが…?? 天気があまり良くないので気は進まないが、一先ずスポットで自転車を借りて行ってみると…

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やはり見間違いではなく、スイッチャーD442が確かにいた。今日は入換が実施されるようだ。ほどなく171列車がEH500形+チキ5500形3両+コキ200形の編成で通過していった。黒崎でコキ200を切り離し、チキ5500が西八幡に戻ってくるはずである。(つまり黒崎の朝の引き込みもあるということ)

Keisokuchiki540002

やがて、通常より少し遅れて171列車の編成が黒崎から戻ってきた。EH500形の右には新製車のチキ5400-2の姿も見える。

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チキを切り離した機関車は、

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D442と並ぶと、機回しして黒崎方向へ戻っていく。

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すると、今度はD442が到着したチキ5500形3両を引き出して、着発線から側線へと移動する。この後、側線にいた別のチキ5500×3両を、上の3両の門司港寄りに連結し、6両を組成した。

 さて、ここまでなら通常の171列車着後の入換ルーチンなのだが、この日は少し様子が違った。運転士が詰所に入り、なにやらこれから行う作業の確認を念入りに行っているのである。なにかいつもと異なるイレギュラーな入換を行うのだろうかと期待していると…

Keisokuchiki540006

なんと、リサーチキャビンコンテナ積載の試験編成を引き出してきた。編成は、東京寄りから順に以下の構成であった。([]内は号車番号)

  • コキ104-1507
  • コキ104-581 (ZX45A-2、ZX45A-1搭載)
  • チキ5400-1  [9]
  • チキ5500-16 [8]
  • チキ5500-17 [7]
  • チキ5500-18 [6]
  • チキ5450-1  [5]
  • チキ5500-19 [4]
  • チキ5500-20 [3]
  • チキ5500-21 [2]
  • チキ5400-2  [1]

3両目のチキ5400-1以降は、前回の記事で紹介した150mレール輸送用の編成である。

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まさか、試験コンテナとチキ5400の連結状態がこんなに間近で拝めるとは…。

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スイッチバックした編成は、北側にある、どん詰まりの側線(黒崎方向へは発車できない線路)に押し込まれていった。ご同行いただいたタムタキさんが素晴らしい瞬間を捉えていらしたので、写真をご提供いただいた。感謝 m(_ _)m

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入換を実施してくれたお蔭で、リサーチキャビンが手前に貨車のいない位置まで移動してくれた。

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リサーチキャビンからチキ5400へは、以前紹介した試験編成同様にケーブル類が伸びている。ケーブルの先は、一部がチキ5400の車軸へと至り、残りは隣の車両へと分岐している。

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測定装置、引き通しケーブルの取り付けられた、チキ5400-1。この編成で、今後試運転を実施するのだろうか。本線走行がいつ実施されるのか、興味は尽きない。

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2014年4月13日 (日)

【くろがね線を読み解く】第168回 ■150mレール輸送用チキ5400形・5450形長物車(速報版)

 2014年2月7日、日本車輌製造より新しい貨車が登場した。形式は、チキ5400形、チキ5450形の2種類で、JR貨物の車籍を有する新日鐵住金・日鉄住金物流八幡の私有貨車である。これら2形式については、まだ諸元が詳らかでないため、今回は観察したままの主観的な感想を述べることにする。(完全版の記事はこちら

 新日鐵住金八幡製鉄所では永らく東海道新幹線用のレールが生産されており、2013年現在、製鉄所最寄の貨物駅である黒崎から、JR東海のレールセンターのある西浜松まで、50メートル長尺レールの形で週2~3回の頻度で輸送されている。今回登場する貨車により、長さ150メートルのレールを一度で輸送できるようになるため、JR東海側のレールセンターで溶接にかかっていた工数を圧縮することができる。

Chiki5400545001

 150mレールを輸送する編成は、以下の9両編成である。

  • チキ5400
  • チキ5500 × 3
  • チキ5450
  • チキ5500 × 3
  • チキ5400

従来50Mレールを輸送していたチキ5500形3両編成2本の間にチキ5450形を1両挟み、両端にチキ5400形を1両ずつ配した編成である。

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 チキ5400形を見てまず目に留まるのは、全長の短さである。ネコパブから出版されている吉岡心平著「プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑」によると、チキ5500形の全長は18,150mm(車体長は17,350mm)だが、チキ5400形の全長は明らかにそれよりも短い。目視で確認した限りでは、現役時代にワキ5000形を見た際の印象に近い。印象が正しいなら、おそらく15~16m前後ではないかと思われる。もともと、50Mレールをチキ5500形3両編成で運ぼうとすると長さに余裕があり、

18,150×3-50,000=4,450mm

だから、両端に2,225mmずつスペースができる。これが150mレールの場合はどうかというと、チキ5400、5450の全長が共に16mと仮定すると、

16,000×3+18,150×6-150,000=6,900mm

となり、両端に各々3,450mmものスペースができる。全長を1m短く15mと見積もった場合でも両端に1,950mm余るから、全長は15~16mであながち間違っていないのではないかと思われる。

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 次に台車に目をやると、本形式用に新調されている事が分かる。上はいずれもチキ5400-2の台車だが、右写真の東京寄りがFT1G-1、左写真の鹿児島寄りがFT1G-2、ともに新形式の台車である。性能的には95km/h対応と思われるが、いずれJR貨物の方が雑誌記事でオフィシャルに発表するだろうから、詳細についてはそれを待ちたいと思う。

Chiki5400545004

 元空気ダメが台枠の下に見えているので、側枠の高さがチキ5500より若干短いかもしれない。形式名の下にシールで隠された表記があるようだが、いずれオープンになるだろうから今回は言及しない。列車指定表示票差しの上に「1」の表記があるが、これは号車番号である。事実上の9両固定編成なので当然各車に1~9までのいずれかの番号が付番されている。

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 荷主企業の名称が2社表示されている貨車は珍しい。

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 2013年現在、黒崎-西浜松間で輸送されている50mレールは、毎回28本積載が常なのだが、150mの場合にもわざわざ車体に表記するほどのことなのだろうか、という疑問は残る。重量バランスの問題で積載本数を限定したいのだろうか。

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 さてこちらは中間に挟まれることになったチキ5450形である。9両編成のちょうど中間のため、「5」号車を表示している。中間車らしくレールを編成中央で固定するための積付具を載せており外観が物々しい。台車は、FT1G-1/2とほぼ同じ外観のFT1G-3で、車体表記もチキ5400と同じである。上の写真を撮影した際は、車軸に測定器やケーブルが取り付けられていたが、これらは本来この車両にはない装備であることを申し添えておく。

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レール積付具の拡大。本貨車を含む編成は、あくまでもレールセンターへの直送を念頭において開発された車両であり、ロングレール輸送用貨車のように途中で荷下ろしすることは想定していないため、編成両端にエプロン車は存在しない

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 こちらは編成に組み込まれたチキ5500形「6」号車で、チキ5400、5450と編成を組むために日車へ入場中に、台枠上(床上)に器具を収めるスペースが設置された模様である。参考までに述べておくと、レール積付具を取り付ける場所は元々1両あたり12か所あるので、積付具の取り付け位置が変わったからといって台枠が改造されたことにはならない。また積付具は西八幡で時々着脱されているので、車体と常に同じ組み合わせで使用されているわけではなく、時々入れ替わっている。これは、一般の鉄道マニアには意外と知られていないので、ここに明記しておく。

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2014年4月10日 (木)

★655000アクセス突破★大阪環状線50周年記念HM付編成

 2014年3月下旬、大阪出張が入りました。消費税増税前に検収しておかないと、額が額だけに色々と面倒ですからね。大阪や京都で宿が取れなかったため、浜大津駅近くの某全国チェーンのホテルに前泊し、翌朝向日町レールセンターでスイッチャーによるチキ5500形ロングレール用編成の入換を撮影後、大阪へ移動。取引先とのアポ時刻まで1時間半ほど時間があったため、環状線50周年記念ヘッドマークを付けた列車を待ってみました。

655000_osakar50

途中ですれ違ったものも含めると、この日の日中は合計4本の編成に記念ヘッドマークが取り付けられていました。しかしデザインはすべて上写真と同じでした。話によると3種類のデザインがあるそうで、森ノ宮電車区(現在の呼称は忘れました…)を車窓から眺めてみると、青い建物のようなものが描かれたヘッドマーク付きの編成が留置されていました。市営地下鉄御堂筋線の大阪市営交通110周年記念編成と合わせ、なにかと通勤電車に変化のある大阪です。

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2014年4月 7日 (月)

【くろがね線を読み解く】第167回 ■ディーゼル機関車2両によるプッシュプル運転

 2014年2月に始まった、戸畑第四高炉の改修工事。4月末までの工事期間中は、高炉が停止するのはもちろんのこと、製鉄所内の諸設備の点検や改修も同時並行で実施される可能性が高い。もし発電設備が止まって架線への通電が停止すると、電気機関車を使用することはできなくなる。しかし、下流工程の稼働を続けるためには、戸畑地区と八幡地区の間の半製品輸送は継続する必要がある。

70ddpp01

 一般的にな理解はこうだが、本当の理由はよく分からない。しかし高炉改修期間中に訪れてみると、前後共に70DD-3形ディーゼル機関車に挟まれた編成を見ることができた。

 この日は、11時半頃にスペースワールド駅ホームで列車を待っていたところ、前後を70DD形で挟まれた編成が八幡に戻ってくるのが見えたため、枝光駅まで移動。25分待つと、戸畑行きの列車がやってきた。戸畑寄り先頭は70DD-3形D704。前面貫通扉上のヘッドライトが点灯しているため、普段のように後部補機でないことが一目でわかる。当然、後部補機も70DD-3形。

70ddpp02

積荷は、軌条(レール)の元となる半製品ブルーム。このブルーム、通常であれば、戸畑地区の連続鋳造設備で生産され、熱塊カバー台車で保温されて八幡地区へと運ばれるモノである。しかし高炉停止期間中は、以前紹介した半製品ヤードへ貯蔵されたブルームが普段とは逆に戸畑地区へと輸送される様子を見ることができるようだ。この輸送形態も、高炉停止期間中ならではといえるかもしれない。

70ddpp03

最後尾はD705。

70ddpp04

宮田山トンネル入口の桜が列車を見送る。高炉改修が春に実施された記録となった。この後、枝光駅へ移動しタクシーで中原小学校入口の交差点へ移動したところ、

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追い越してしまった。前後に70DD形を配した編成は、やはり違和感がある。

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若干移動すると、13時30分頃、戸畑からの戻りがやってきた。今度は先頭がD705、最後尾がD704。後部補機が陸橋に隠れて分かりにくいが、先頭D705のヘッドライトが点灯しているため、列車の後追い写真でないことは識別できる。新聞報道によると、5月には高炉に火が入って通常操業体制に戻るはずなので、このようなイレギュラーな運用が頻発することもなくなるに違いない。

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2014年4月 3日 (木)

★650000アクセス突破★御堂筋線 市営交通110周年記念塗装編成

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■御堂筋線で1年間限定で運行されている、復刻塗装編成  2014年3月16日、沿線の駐車場より

 名古屋出張前の日曜日に大阪に寄ったところ、地下鉄御堂筋線の市営交通110周年記念塗装編成をお気に入りの場所で撮ることができました。各車に歴代の市電・市営地下鉄車両の塗装がラッピングで再現されています。訪問時は、写真のように期間限定でヘッドマーク(シール?)がついているということでした。

御堂筋線・北大阪急行線は、両側を道路に挟まれて自動車と一緒に走るのが特徴ですから、そういった場面を撮りたいと常々思っていました。昨年秋にこの編成が走り始めた頃は、背後に箕面の山並みがクッキリ見えたのですが、いまはPM2.5の影響なのか、山の稜線が全く見えません。

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2014年4月 2日 (水)

◆福井鉄道◆西武生工場入場中の200形201号車

20140315_kitago201

 2014年3月15日、翌週の名古屋出張にそなえ、前乗りして福井に行ったところ、西武生工場入場中の200形電車201号を見ることができました。休車中との情報がありましたが、車体に「休車」の張り紙などは見当たりませんでした。手前のデキ3は普段は奥の方にいて撮りにくいのですが、200形や610形など大型車の入換の時には、ホームに近いところまで出ていることが多いです(→以前の記事を参照のこと)。 旧名鉄の路面電車は、デキ3とは連結器の高さが異なるため、検査中の入換で使用されることはないようですね。

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