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2014年10月22日 (水)

◆レイルマガジン2014年12月号◆蒸気機関車2014読了

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■終着駅に向けてD51 498が最後の力走  2010年5月5日、上牧-水上

 今週20日月曜日、早売り店の店頭で立ち読みした瞬間に、レジに直行しそうになり思い留まった、レイルマガジン2014年12月号。

  • 釜石線<SL銀河>撮影ガイド
  • 魅惑のドイツ蒸気機関車
  • 図説 蒸気機関車基礎講座
  • 最後のファイアレス
  • 関西本線四日市周辺の貨物列車
  • 国鉄交流電車711系
  • 貝島のコッペパン(貝島炭鉱専用鉄道)
  • とさでん交通1形

これだけ興味深い話題が揃っていれば即買いするところですが、巻末の読者投稿欄に写真が採用されたので買わずに待っていたら(笑)、公式発売日翌日の本日22日に届きました。早いですね。

 さて今回興味深いのは、相互リンク先の南野哲志さんの四日市の記事(西宮後さん撮影の写真付き!)はもちろんのこと、一番情報がほしかったドイツ国内の動態保存機の撮影記ですね。私も、2012年ゴールデンウィークの訪独時に、ケルン中央駅で夜ホテルへ戻るために列車を待っていたら、Dampflok BR01(01形蒸気機関車)の牽引する団体臨時列車に遭遇しましたが、事前情報がなかったのと、夜だったため、見るだけになりました。こういった列車は、いつか撮ってみたいと思っています。

●最後のファイアレス

 ファイアレスというのは、火力を必要とせず圧縮蒸気の力で走行する機関車=無火機関車のことです。Y製鐵所専用鉄道くろがね線でもかつて緩急車として使用されていたことがあります(以前の記事を参照)。レイルマガジン誌では言及されていませんが、ドイツ語では「Dampfspeicherlokomotive(ダンプシュパイヒャーロコモティフェ)」が正式名称で、直訳すると「蒸気貯蔵機関車」です。無火機関車は、Feuerloselokomotive(フォイヤーローゼロコモティフェ)です。それぞれのキーワードで検索すれば、ネット上に色々見つかると思いますのでお試しください。

 さて本題です。本当に「最後の~」なのかどうかはともかくとして、写真を見ての第一印象は、

「あれ!?どっかで見たような…」

探してみると、Eisenbahn-Kurier 2012年8月号のpp52-57に特集記事があり、その中に今回紹介された機関車も掲載されていました。

化学工場の専用線のため、レイルマガジン誌では社名を公表しないことを前提に取材許可が下りたとのこと。これが日本国内であれば暴露するのは控えた方がよいと思われますが、ドイツの鉄道趣味誌では既に実名・写真入りで大々的に特集が組まれていることや、名前を公開したところで、ドイツ語で突撃アプローチできる日本の鉄道マニアはほとんどおらず問題になることはないと思われるため、プロフィールを記載します。記事中で2両あるとされている現役機関車は以下の通りです。

  • Nr. 2, 1969年LKM社製, 製造番号219188, 車軸配置C
  • Nr. 4, 1985年Meiningen社製, 製造番号03080, 車軸配置C

レイルマガジン誌に写真付で紹介されているのが上の2号機です。下の4号機はメーカーは異なりますが、WEB上で写真を何枚か確認した限り、少なくとも外観については2号機とほとんど同じようです。

これらの無火機関車を使用している事業者は、ドイツ東部のザクセンアンハルト州に工場を構える「Sodawerke Staßfurt GmbH」で、ソーダ工場の名の通り、炭酸ナトリウムをはじめとするナトリウム化合物を生産しています。ドイツ国内におけるナトリウムのシェアはおよそ30%とのことで、結構大きい会社のようです。

 最後に一つ耳寄り情報を。他の地域では、無火機関車が公道を渡る踏切を横断して社有地外へ出てくるケース(Herne の Sasol solvents Germany GmbH)や、動態保存機とされているスイスの例(Winerthur DLM AG)もあるため、同型機を撮るだけであれば、わざわざハードルの高い化学工場へアプローチしなくてもよいのかもしれません。もちろん、今回の名取編集長の尽力には敬意を表します。m(_ _)m

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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