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2014年11月20日 (木)

★770000アクセス突破★JR九州マヤ34軌道検測(前編)

 JR九州には、軌道検測専用の事業用客車マヤ34形2009号車が在籍しており、旅客列車の合間を縫って軌道状態の測定が行われています。検測は平日休日昼夜を問わず実施されますが、運行予定が分からないのと休みが取れないこともあり、これまでなかなか訪問する機会がありませんでした。今年は、2014年9月の秋分の日とその翌日に連休が取れ、成田⇔福岡往復のLCCのチケットだけ押さえていたのですが、運良くその日にマヤ検が運行されることを知り、追いかけることにしました。月刊鉄道雑誌「鉄道ダイヤ情報」の有料情報サイト「ぴたのり」のお蔭です。

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 2014年9月24日、八幡から新幹線で熊本へ移動し、まずは熊本操駅構内の熊本車両センターから熊本駅への出区回送から撮りました。九州新幹線が全線開業した際、熊本駅の在来線構内は線路の数が大幅に減らされ、機関車列車の機回しがしにくい配線になってしまいました。したがって、出区回送はDE10形ディーゼル機関車2両によるプッシュ・プルとなります。門司港寄りがDE10形1207号車、鹿児島寄りが1638号車です。

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出区用の1207を切り離すと、1638の牽引によりマヤ検が運行を開始しました。今回の検測では、熊本駅から鹿児島駅まで旧鹿児島本線を下ります。八代駅から川内駅までの間は肥薩おれんじ鉄道線内を直通運転します。

この日は、前日から九州全域に大雨の予報が出ており、これにて撤収することも考えたのですが、

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時間潰しに熊本電鉄上熊本駅でクマモンを眺めながらスマホの天気予報を見てみると、川内付近をマヤ検が通過する15時から16時の間、当地の天気予報は晴れに変わっていました。せっかくなので、急遽新幹線で先回りすることに。まぁ、仮に最初から追いかけたとしても撮れる回数は変わらないのですけど…。


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川内駅から15分ほど歩いたこの場所。なかなか良い按配です。30年近く前に祖父母に連れられ、入来温泉へ行った際に立ち寄った、川内。わずかな記憶を頼りに訪れましたが陸橋は健在でした。川を渡る際にカメラを構える私の姿に気付いたのか、汽笛を鳴らしてくれました。

つづいてまた新幹線で先回りし、鹿児島中央からタクシーで西郷終焉の地付近へ移動します。駅正面側(路面電車の電停がある側)は渋滞するだろうと先読みして、反対側の西の出口からタクったのが功を奏し、列車通過の4分前着で間に合いました。

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雨が酷いですが複線区間の走行シーンも撮れました。この後、上り貨物列車を横目に見ながら徒歩で鹿児島駅へ移動すると…、

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機関車から切り離されたマヤと783系特急きりしまの離合シーンに出会いました。入場券を購入して跨線橋へ入ると、

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今度は特急はやての風との離合も。背後には鹿児島貨物ターミナル駅構内に留置中の電気機関車も見えます。

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ホームに降りてDE10の機回しも撮ります。機関車牽引列車が激減した昨今、鹿児島駅で機回しシーンを拝めることが奇跡です。誘導にはフライ旗ではなくちゃんと無線を使っていました。

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このときが雨が一番ひどかったです。

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ガチャンと連結。機回しには貨物列車同様に中線を使いますね。

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停車時間があるので後ろからも見物。駅外へ出るために立ち去ろうとすると、DE10が汽笛を鳴らしました。

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振り向くと、ヘッドライト点灯。まだ発車までだいぶ時間がありますが、今回の運転士さんはサービス精神旺盛で有難いです。(無論、頼んだわけではありません)

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最後に出発シーンをゲットし、撤収しました。

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中央駅から新幹線で福岡へ移動するので、鹿児島駅前から中央駅前までは市電で移動することにしました。定番の並びもゲット。右端の2100形は、JR九州鹿児島車両所(旧鹿児島工場)で製造された路面電車です。鹿児島車両所は2100形を製作する前から市電の冷房改造などを手掛けており、真ん中にいる600形の冷房改造も鹿児島車両所が実施しています。

 ところで、市電の軌間は1,435mm、架線電圧は直流600Vですが、鹿児島車両所の中は軌間1,067mmの交流20kV60Hzで、電化方式が異なります。完成した2100形を鹿児島市交通局へ納品する前に当然試運転を実施する必要がありますが、どうやって実施したのか。軌道は用地さえあれば敷設できますが、問題は電気。当時、車両所内にあったED76形電気機関車の主電動機の端子電圧は直流750Vなので、抵抗を挟んで600Vに落とし、架線に接続すれば、試運転線の完成というわけです。機関車を変電所代わりに利用するという斬新なプランが実行されたのでした。

(つづく)

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