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2015年9月21日 (月)

★鷲別機関区輪西派出のスイッチャー★5274レ・5273レ入換(北斗星離合)

 2014年5月の北海道内石油貨物輸送全廃に呼応するように、8月30日をもってJR貨物鷲別機関区が廃止されました。貨車の検査修繕を実施している下部組織の鷲別機関区輪西派出は、機関区の廃止後、JR貨物苗穂車両所輪西派出と改められました。今回は、鷲別機関区が廃止される前の輪西派出の入換シーンを紹介します。以前牽引機がDD51の時代に1度訪問していますが、天候不順だったのと入換の最初から撮れなかったので、再訪しました。

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■鷲別機関区輪西派出で貨車を入れ換えるスイッチャー 2014年2月28日

 輪西派出では、検査貨車の入出場のために東室蘭との間で入換が実施されています。入換前には、まず検査の終わった出場貨車を発送するために輪西派出のスイッチャーが工場から貨車を引き出して組成をします。上写真は9:20頃の様子です。

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■東室蘭駅に到着した5274レが、入換扱いで輪西派出へ向けて発車。

いっぽうこれから輪西派出で検査を受ける入場貨車は、東室蘭操を朝発つ5274列車で東室蘭まで運ばれ、入換扱いで輪西派出までやってきます。入換を始めるのは9:35頃です。機関車次位には、輪西派出で転削する車輪入り無蓋コンテナを載せたコキ車が連結されています。夏期ですと車輪が上から見えますが、冬期はこのように着雪除けのブルーシートを被せています。その後ろには空車のコキ車が2両、さらに後には本輪西⇔札幌貨物ターミナル間で使用されている石油輸送用タキ車が6両連結されています。2014年5月30日をもって当該区間での石油輸送が全廃されたことにより、北海道内から石油貨車が姿を消しました。したがって、現在では上写真のように輪西派出行きの編成にタキが連結されているシーンはもう見られません。

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■5274レ着後入換と、1レ北斗星のすれ違い 2014年2月28日、東室蘭付近

5274レ着後入換最大の見どころは、いまは亡き北斗星との離合シーンが見られたことですね。左のタキももう廃車になっていますので、どちらも過去帳入りしています。この時の訪問は2月の極寒期でしたが、感動して寒さも吹っ飛びました。

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DF200が牽引する貨車は、

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輪西派出の授受線に入線していきます。

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奥で貨車を切り離したDF200は、

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冒頭でスイッチャーが用意した検査完了済み貨車を奥から引き出してきます。入換掛がステップに乗り、分岐器毎に、毎回停止し、ダルマポイントを切り替えながら先へ進んでいきます。DF200のでかい図体で、スイッチャーの入換のような動き方をするので、コミカルです。

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東室蘭の手前で一旦停止すると、

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工場入場貨車を受け取るためにスイッチャーが手前に出てきます。

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出場貨車のすぐ傍まで来ると、スイッチバックして

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入場貨車へ連結し、そのまま奥へ押し込んでいきました。

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それを見届けるかのように、10:15頃、出場貨車もDF200に牽引されて東室蘭へ。このあと5273列車として東室蘭操へ向かいます。

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タキ3両の次位のコキが積んでいるのは事業用有蓋コンテナで、おそらく苗穂車両所向けのブレーキシューなどの修繕済部品を積んでいると思われます。転削した車輪の方は、有蓋コンテナではなく冒頭で紹介した無蓋コンテナに載せます。

●輪西派出、日中の入換

 輪西派出のスイッチャーが動くのは、なにも東室蘭入換時だけではありません。日中も、時刻不定ながら、工場と屋外の留置線との間で、検査完了貨車とこれから検査する貨車の交換作業が実施されます。動くのは平日のみで、土日は休みです。祝日は動く日と動かない日があるようです。

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入換の様子は以前別記事にて紹介済ですが、今回は輪西派出の特徴ともいえる転削車輪輸送用無蓋コンテナを積んだコキ車の入換を紹介します。入換時は、写真のようにスイッチャーの貨車連結側に常時控車が1両連結されます。入換掛は、推進時には控車に乗って合図しながらスイッチャーの運転士を誘導します。

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そしてもう一つの見どころは、輪西派出のスイッチャーと、奥を走行するオレンジ色のスイッチャーの共演・同時走行です。以前も紹介していますが、別の角度から。オレンジのスイッチャーは、鉄鋼メーカーNS社のM製鉄所から、M製鋼室蘭特殊鋼へ原料となる溶鋼を輸送する貨車を牽引するための車両で、元 北九州のY製鉄所からやってきた機関車です(車番はY製鉄所D632→M製鉄所D610へと変更)。上の2両の機関車はいずれも動く時刻が決まっていないため、並びを撮影できる確率はかなり低く、珍しいシーンです。

次回は、輪西派出公開時の様子を紹介します。

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