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2015年12月

2015年12月30日 (水)

JRの貨物列車で振り返る2015年

 昨年の振り返り記事で、一般の貨物列車の撮影機会をもう少し増やしていこうと宣言しておりましたが、2015年もいよいよ明日で最後となってしまいました。今回は、今年撮影して印象的だったJRの電気機関車を、ブログ未掲載写真から抜粋して振り返ります。

1.高速コンテナ貨物列車向けハイパワーロコ

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■EF200-901牽引の2077レ   2015年7月、吹田タ-宮原信

 まずは所用で関西を訪れた際に見かけたEF200形900番台。長いコンテナ車を連ねて東海道・山陽筋を駆け巡るマンモス機、その試作車は、いまだ健在。吹田機関区の機関車は、一度運用離脱してからも、山陽筋での慢性的な機関車不足を受けて復活する機関車が少なくないのも印象的でした。

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■EF66 27牽引の81レ   2015年10月、吹田タ-宮原信

そして忘れてならないのが、東海道山陽筋の会いに行ける機関車、EF66形27号機。EF66形0番台自体が、もはや風前の灯ですが、今年はまだ活躍する姿が見られました。この時は、広島車両所公開イベントPRを兼ねて鉄道コンテナ輸送56周年記念のヘッドマークをつけていました……反対側に(笑)

2.まだまだ活躍中のEF65PF

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■EF65 2070牽引の75レ   2015年10月、馬橋

 近所を走る武蔵野線では、隅田川-東京貨物ターミナル間の区間貨物列車(通称:シャトル列車)を中心に、まだEF65形1000番台が活躍しています。以前、鹿島-四日市間の酸化エチレン輸送を追いかけた際に、これでもかというくらいに同機を撮影していますが、記録装置取付対象外で車番が1000プラスされて以降は一度も撮影していませんでした。

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■EF65 2063牽引の74レ   2015年10月、吉川-越谷タ

シャトル列車は土日でもコンテナ満載でやってくることが多く、また短距離であることから遅延も少なく、気軽に撮れますね。

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■EF65 2119牽引の74レ   2015年7月、西浦和

国鉄色なんて、まだいたんですね。首都圏ではJR東日本田端車両センター所属のEF65形1000番台がすべて国鉄色で、自社線内のレール輸送などに使用されているので、国鉄色を見てもあまり珍しいとは感じませんが、こういうのは気づいた頃にはなくなっているものですから撮っておいて損はないでしょう。

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■EF65 2076牽引の74レ   2015年10月、南流山

シャトル列車は途中で越谷貨物ターミナルや新座貨物ターミナルに停車し荷役していくため、

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■EF65 2076牽引の74レ   2015年10月、新秋津付近

後続の電車で追い越しで何度か撮れるのも魅力です。

3.因縁浅からぬ機関車、EF81形

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■EF81 80牽引の工6382レ   2015年7月、南柏-北小金

 小中高を常磐線沿線で過ごし、九州生まれの私にとっては、EF81形も思い出の機関車です。JR東日本では、もはや工臨(レール・バラスト輸送)のときくらいしかお目にかかれなくなっています。なお、工臨はJR旅客会社の事業用列車であり、JR貨物の営業列車ではない(=貨物列車ではない)のですが、貨車を連ねた列車ということで、今回は取り上げます。

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■EF81 716牽引の1151レ   2015年8月、大牟田付近

いっぽうJR貨物九州支社では、富山機関区からのEF81形の転入によりED76形を置き換える施策が進んでおり、日本海縦貫線で活躍していた0番台も見られるようになりました。上はEF81形116号機(記録装置取付対象外のため車番+600)です。


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■EF81 303牽引の1152レと、スイッチャーD352により押し込まれる貨車 2015年12月、黒崎

そして、今年最後は銀釜に締めくくってもらいましょう。常磐線で活躍していたローズピンクの301号機・302号機は既に過去帳入りしていますが、303号機が孤軍奮闘中。九州の機関車好きの間ではもはやアイドル扱いで、運用入りすると沿線は人だかり…(笑) 年末に大牟田往復の運用に入ったので、銀釜・銀タンクコンテナ・銀スイッチャーの銀銀銀3並びを、今年の結びとさせていただきます。

よいお年を!

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 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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2015年12月26日 (土)

★970000アクセス突破★元常磐線クハ103-1000

 常磐線沿線で小中高を過ごした18年間、もっとも馴染みだった車両が、営団地下鉄千代田線直通用の103系1000番台です。国鉄時代に奈良線・和歌山線電化用、および可部線旧型車置き換え用に投入された105系は、103系1000番台からの改造車が大半で、2015年現在でも彼の地で懐かしい「顔」を見ることができます。

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■可部線のクハ105-14      2014年3月9日

103系から改造された105系の中心グループは、クモハ105形500番台(←モハ103形、102形1000番台)と、クハ105形0番台(←クハ103形1000番台)です。このため、先頭車化改造されたクモハとは異なり、クハの顔は103系1000番台時代の雰囲気を色濃く残しています。特に近年の「原色化」により、都会の通勤電車の雰囲気を取り戻しているのは一見の価値あり。

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■和歌山線のクハ105-9      2015年12月23日

外観上は、屋上に冷房も搭載していませんし(車内にバス用クーラー搭載)、日根野電車区新在家派出所に所属する車両は、常磐線の青緑1号に似た塗装が施され、元常磐線沿線住民にとってはなんとも形容し難い郷愁を誘います。

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クハ105の中には、営団地下鉄で使用されている誘導無線送受信用のアンテナ(IRアンテナ)が撤去されずに残っているものもあり、車両形態的にも興味深いです。ちなみにIRアンテナがこの位置にあるのは、トンネル内では誘導無線のケーブルがトンネル壁面に設けられているためです。地上区間では、2本のレールの間、枕木の上に敷設されていますので、IRアンテナは床下にもあります。

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2015年12月18日 (金)

【くろがね線を読み解く】第215回■150mレール輸送の拡大

 本日付のJR貨物労組のホームページによると、来年3月のダイヤ改正から150mレールの輸送先が拡大するようである。

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■黒崎発JR東日本向け150mレール輸送一番列車  2016年4月3日、浜松付近

 発表ではJR東日本・JR西日本向けのみ掲載されているが、既にY製鐵所専用鉄道内でロングレール輸送用チキ5500形の入線試験を終えているJR九州向け輸送が始まるのも、時間の問題であろう…(3月のダイヤ改正に合わせるのかどうかは不明)。なお、Y製鐵所からJR九州向けのレール輸送は、JR九州自社線内の臨時工事列車となり、JR貨物の貨物列車ではないため、JR貨物から情報が出ることは今後もない。

これで、2015年現在新幹線を運行している鉄道会社4社すべてに対して、150mレールを納品可能な体制が整うことになる。今後の展開が楽しみだ。

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2015年12月15日 (火)

★都営地下鉄★馬込車両基地の入換用バッテリーロコ 1号機

 東京都交通局馬込車両基地では、隔年で秋に公開イベントが開催されています。イベントにはこれまでも何度か参加したことがあり、その時の様子は弊ブログでも紹介しています(こちら)。今年は横浜市交通局川和車両基地(横浜市営地下鉄グリーンラインの車庫)の公開日と、馬込の公開日が重なっていたので、川和と馬込を掛け持ちすることにしました。

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 まずは川和車両基地で開催されている公開イベント「はまりんフェスタin川和」へ。 馬込を後回しにするのは、とある秘策があるためです。

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体験乗車コーナーでは、堀川工機製8トン軌道モーターカー(左)と、北陸重機工業製9トン軌道モーターカー兼高所作業車(右)が、子供たちを乗せて交互に往復していました。

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川和車両基地で検査中の車両の入換は、この軌陸両用アント(=アント工業製 アント車両移動機)によって行われます。残念ながら、車両入換用の機関車(スイッチャー)は配置されていません。このアント、表に「バッテリー」と記載された黒い箱を積んでいるのですが、燃料タンクやラジエターがあるので、蓄電池+モーター駆動ではなく、内燃機関により駆動するタイプですね。

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車両基地内の洗車体験用の編成には、ラッピングが施されていました。無味乾燥な色のボディには良いアクセントですね。

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 昼過ぎに川和を後にして馬込に着いたのが14時。イベントは既に終了していますが、スイッチャーによる車両入換を撮影するにはちょうど良い時間です。

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実は、家を出発する10時頃にTwitterをチェックした段階で、リアクションプレートの無い線路に大江戸線用12-000系が並べられているのを把握していました。パンタグラフが架線にも届かず自力走行できないので、イベント終了後にスイッチャーによって車両入換が行われることが確定します。だからこそ、安心して先に川和のイベントへ行けたわけです。

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15時になると雨もあがり、いよいよ入換が始まりました。まずはクレーン付き軌道モーターカーCKM012005が、展示位置から保線基地へと移動しました。先頭のはコンベイ:運搬用を表し、は軌道、はモーターカー、01は1号線(浅草線)、20は自重20t、05は5号車をそれぞれ表します。右は2010年の同機の姿です。色が変わっていますね。

  • 型 式 : MR1585
  • 全 長 : 8,300mm
  • 全 幅 : 2,780mm
  • 全 高 : 3,790mm
  • 軸 距 : 3,800mm
  • 機 関 : 日産ディーゼルPF6T24(ターボ付)
  • 排気量 : 12,503cc/2,100rpm
  • 牽引力 : 35‰上り勾配で荷重85t牽引可能
  • その他 : 2軸駆動、転車装置、クレーン装備
  • 製造年 : 2003年(平成15年)3月
  • 製造者 : 松山重車輌工業

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次は舶来物の軌道検測車SKM121801.車端部にバッファーが付いていますが、以前職員の方に伺ったところ、スイスから輸入した段階で最初から付属していただけで、使用していないとのこと。

  • 型 式 : PV-8
  • 製造年月:1991年10月
  • 製造者 : MATISA(スイス)
  • 製造番号: 763

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続いて、高所作業車と電気検測車が続行で保線基地へと戻ってきます。

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この電気検測車は、都営浅草線・三田線・新宿線の3路線で使用できる軌間可変車両です。車軸配置はB、と言いたいところですが、3-4位側の車輪のみが動輪の片軸駆動なので、1Aですね。

  • 型 式 : MJK-MS0221
  • 自 重 : 18t
  • 製造年月: 2010年(平成22年)6月
  • 製造者 : 松山重車輌工業
  • 製造番号: 102715

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車端部側面には、車両の向きを表す「西馬込方」「白金高輪方」「新宿方」の表記があります(左写真)。「①」とペイントされたのが軌間変更時に車体を持ち上げるための油圧ジャッキで、車体四隅に各1個ずつ合計4個あります。エンジンからの動力は、2個ある車輪の片方のみに伝達されます(右写真)。

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さて、保線車両がすべて保線基地へ戻ると、いよいよ大江戸線用12-000系の入換が始まります。検修庫から車両入換用25tバッテリー機関車が姿を現し、

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南側の引上げ線でスイッチバックして、7番線へと向かいます。今回使用されているのは1号機の方ですね(車体側面に1の表記)。諸元は1号機も2号機も同じなので、過去記事を参照ください。

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そして、連結。京急とバテロコの並びもまた一興。

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3~4分ほどすると、バテロコが12-000系を牽引して移動開始。

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南側の引上げ線へ向かうと、

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スイッチバックして検修庫へ押し込みます。

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バテロコのサイズは、大江戸線にピッタリですね。

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大江戸線は車高が低く連結器高さも低いので、バテロコは専用の連結器を備えています。上にある連結器は、都営浅草線用5300形と連結するためのものです。

 以前馬込で2号機の5300形入換を撮影しましたので、今回1号機を撮影したことにより、コンプリート達成です。もっとも1号機と2号機は色も形も同じですけどね…。

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2015年12月13日 (日)

【くろがね線を読み解く】第214回 ■輸出岸壁への25mレール出荷

 2014年11月某日、八幡地区を訪れると、山○の倉庫の方から25mレールを積んだ3軸ボギー貨車数両が、DLに牽引されてやってきた。

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 ト○イアル前の信号所でスイッチバックすると、

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岸壁に繋がる線路へ押し込まれていった。

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25mレールは、出荷の必要に応じて、山○のレール倉庫から岸壁へと構内輸送されていることが分かった。もちろんレールは条鋼工場で生産されているので、条鋼工場から山○倉庫への構内輸送もある。いずれも主に平日の8~17時頃に動くことが多かったが、最近では土曜でも動いているのを見たことがある。

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2015年12月 7日 (月)

【くろがね線を読み解く】第213回 ■世界遺産の旧本事務所外観

 Y製鐵所で毎年開催されているお祭り、起業祭。2015年は恒例の工場見学はなく、この年に世界遺産となったY製鐵所関連四施設のうちの一つ、旧本事務所の外観が公開された。

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 当日は旧本事務所のみ撮影可能で、見学コース内でも残念ながら周囲は撮影不可。私は建築のことは詳しくないので、写真のみ紹介する。

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入口付近に簡単な説明版があった。

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私の通っていた大学も、本館は戦前の設計で、似たような雰囲気を持っていた。

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裏手に回ると広いスペースがあった。ここにはもともと別棟があったが、撤去されて以降、資材置き場になっていたのを更地にして綺麗に整備したとのこと。修繕工場の方は今回は移動中のバスから外観を見学するのみであったが、内部で現在でも現役で稼働中のドイツ GHH社製クレーンが動くところを、ぜひ見てみたかった。

 今回唯一の収穫は、第二操車場を初めて肉眼で確認できたことである。線路の本数では第一操車場に勝るとも劣らない迫力があり、留置貨車も多い。機関庫もあるので、普段外から動くところを眺めている機関車の定位置がどこなのかも知ることができた。

※写真はすべて2015年11月7日撮影

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2015年12月 6日 (日)

★960000アクセス突破★さよならEF65 1118スーパーエクスプレスレインボー塗装機

 田端運転所で臨時列車や工臨の運用に就いていた、ジョイフルトレイン・スーパーエクスプレスレインボー牽引機のEF65形1118号機が、11月26日に廃車のため長野総合車両センターへと配給されました。到着翌日、同センター所属のクモユニ143と25t入換動車によって廃車解体線へと移動しています。今回は、追悼の意味を込めてアクセス突破記念といたします。

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■新津行ロンチキA編成を牽引して高崎操へ向かう1118号機。   2009年9月9日、南浦和

 1118号機は、初代レインボー塗装機1019号機ほど撮影していません。1998年に塗色変更されてから2年で相棒の客車の方が廃車になっているため、もっぱら工臨運用に就く姿ばかり目にしてきました。

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■久留里線用キハ38のKY出場をエスコートする1118号機。   2009年10月28日、南流山

偶に配給運用に就くこともありましたね。これは私が撮影した唯一の1118号機配給列車です。後ろのキハ38ももうJRでは全車引退していますね。

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■B編成空車を牽引して新小岩へ向かう1118号機 2013年4月27日、馬橋

首都圏のレール工臨は、空車返却であれば土曜に動くこともあるので、1118号機が運用入りすると、天気が良ければ近所へ撮影に行くこともありました。

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■新金線内を思いのほか高速でかっ飛ばす1118号機 2013年4月27日、金町-新小岩

越中島行の工臨(EL牽引は新小岩まで)は、2013年当時は金町で1時間近く停車するスジであったので、このように先回りして新金線でも撮ることができました。

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■定尺レールを積んだチキ4両編成を牽引するEF65 1118  2013年5月25日、岡部-本庄

2013年の4月~5月はなぜかよくこの機関車に当たりました。土日だけ活動してこの頻度ですから、なかなかのものです。

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■ロンチキC編成を牽引し新小岩へ向かう1118号機  2015年7月17日、馬橋

結局、今年の夏に大宮総車セの入換動車OM-2を撮影しに行った日、ついでに撮ったのが最後になりました。田端のEF65PFは、国鉄時代に東海道山陽のブルトレ運用に従事していて走行距離も相当なものでしょうから、文字通り「おつかれさまでした」ですね。。

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2015年12月 2日 (水)

★後藤総合車両所のスイッチャー★バッテリー機関車の入換

 JR西日本後藤総合車両所は、米子支社管内のディーゼル機関車、ディーゼルカー、電車の全般検査、重要部検査、改造および解体工事を実施している車両工場です。ディーゼルエンジンについては、他支社管内のものも含めて当車両所へ運び込んで整備を行っています。イベント公開時の様子については3年前の記事にて紹介していますのでご覧ください。記事にも記載の通り、2011年3月にそれまで工場内での車両入換に使用されていた小型ディーゼル機関車が廃車となり、新たに蓄電池機関車(バッテリーロコ)が導入されました。今回は、このバテロコが主役です。

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 入換の説明の前に、まずは後藤総合車両所の線路配線について紹介します。後藤総合車両所は、JR西日本境線の後藤駅-富士見町駅間に隣接し、工場の線路は後藤駅構内で境線と接続しています。上はその全景です。奥が米子側、手前が境港側です。

一番右手が境線の本線、その左が境線と工場引上げ線を連絡する授受線、写真手前(写っていません)が引上げ線、引上げ線が奥へ直進して朱色の門扉から工場内に入ると、右手から順に1番線、2番線、と続き10番線まで線路が分岐しています。

工場内を詳しく見ていくと、上写真で場内右端にある建屋の無い行き止まりの線路が1番線、その左の台形屋根の建屋が2番線、その左に3番線(手前の建物の影)、その左のオレンジ色の車両が止まっている三角屋根の建屋が4番線、その左が5番線と6番線、紫色のDE10入換動車が止まっているのが7番線、その左の行き止まりの線路が8番線、水色の台形屋根の建屋が9番線、その左に10番線があります。

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先程の写真から漏れていた工場外の引上げ線がこちらです。手前が境港側、奥が米子側です。米子方向に向かって直進すると門扉からそのまま工場へ入ります。門扉手前で右に分岐する渡り線があり、渡った先が授受線です。授受線は、この写真を撮影した踏切からおよそ200m奥で境線の本線に合流します。

いっぽう、中央の引上げ線から左へ分岐する線路もありますが、これは廃車解体待ちの車両を留置する線路へとつながっており、めったに使用されることはありません(その証拠に、レールも錆付いています)ので、今回は説明を割愛します。

引上げ線から授受線への渡り線に標識があるので、近づいてみます。

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保守用車授受地点と称し、入換動車(スイッチャー)が授受線へ入線することを禁じています。この工場に入場する車両は、ディーゼル機関車やディーゼルカーであれば基本的には工場内まで自力で入り、電車であれば引上げ線までは自力で、そこからスイッチャーによって工場内へ押し込まれます。つまり、電車が入出場する時の方がスイッチャーが外へ出てくる確率が高いことになります。

※このほかに、電車や気動車がディーゼル機関車牽引で配給されてくることもあります。これは、進行方向に運転台が無く自走できないなどの理由によるものです。この場合は、DLが自力で工場内まで押し込んでしまうことが多いようです。

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■キハ189系のスイッチャー入換     2014年8月22日

工場は平日ならばたいてい門扉が開き、入換が行われていますが、車両入出場以外でスイッチャーが門扉の外まで出てくるのは、線路配線上、1~3番線と、4~10番線の間で車両を入れ換えるときに限られます。その他のケースでは、上写真のように中で動く様子を指をくわえて見るしかありません。(泣)

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■自力で工場へ入場する奥出雲おろち号 2015年11月27日、後藤

 それでは、前置きが長くなりましたが、スイッチャー入換シーンをご紹介します。先日金曜日、所用のついでに朝8時過ぎに訪問したところ、今シーズンの運行を終えた奥出雲おろち号編成が引上げ線に到着し、ちょうど自力で工場へ入場するところでした。やはりDL入換は自力走行なのでスイッチャーは外に出てきません。

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線路脇からフェンス越しに眺めていると、バテロコスイッチャーが断続的に入換をしていましたが、

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結局午前中に外へ出てくることはありませんでした。


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入換中、キハ47形国鉄色4両編成がやってきました。国鉄型マニアには格好のネタですが、スイッチャーを見たい私としては感動もいまひとつ…。

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今度は工場内からキハ187試運転列車の出場がありました。

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授受線で発車待ちのキハ187試運転列車と、境線名物の鬼太郎列車(ねずみ男)。

情報によると、どうやら奥出雲おろち号編成は、燃料を抜ききったあと入換で動くらしいことが分かったので、一旦撤収。午後に賭けることにしました。時間つぶしに法勝寺電車(日の丸自動車)の保存車などを見物し、14時頃に再訪。

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15時半を過ぎた頃でしょうか、2番線で燃料を抜ききった奥出雲おろち号編成がスイッチャーの牽引により外へ出てきました! これから9番線へ押し込むとのことで門扉の外へ出ることが期待できます。鬼太郎列車が併走しながら追い越していきました。

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そして、ついに表に姿を現した、スイッチャー。L型の2軸機関車で、自重は20t。ボンネット内に蓄電池を搭載したバッテリー機関車です。幡生工場(現 下関総合車両所)に同型機の色違いがいます(→こちらにて紹介済み)。

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奥出雲おろち号用の牽引機、DE10 1161との連結部。ボンネット側の連結器は、電車・気動車・機関車いずれも連結できるよう、双頭連結器を装備しています。上ではDE10と連結するために自動連結器側が使用され、密着連結器は首振りして向こうを向いています。

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工場見学時に反対側から見たのがこちら。解放テコの様に見えるのは解放テコではなく、上のとおり自連と密連を切り替えた際にいずれか一方へ固定するためのピンを抜き取るためのテコです。

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スイッチャーの資産管理上の番号である機械番号は、06-28-01-0004。製造者は堀川工機、型式EHL-20、製造番号2763、2011年3月納入。保線機械メーカーの製作した入換動車というのも珍しいですね。

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大きさを比較すると、スイッチャーの屋根の高さがDE10のボンネットの高さほどしかありません。それでも、さすがバッテリー駆動だけあり走行音は非常に静かで、かつ力持ちです。

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最終的には編成全体が門扉から外へ出て綺麗な姿を見られました。2番線から出場し、9番線へ押し込むため、この位置まで出てきたわけですね。

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引上げ線でスイッチバックすると、予告通り9番線の水色屋根の建屋へ押し込んでいきました。

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1本隣の8番線には、前日に吹田総合車両所からクモヤ145によって配給されてきた381系くろしお色の先頭車(クハ381-107、108)が留置されていました。

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9番線の奥でスハフ13 801を切り離したスイッチャーは、DE10とスハフ12 801を再び引き出し、

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1番線へ押し込むと、

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スハフ12を切り離してDE10を2番線へ置いて、

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再びスハフ12を連結しDE10を繋いで2番線へ押し込みました。スハフ12とDE10だけ2番線へ留置したのは、この2両がエンジンを搭載しておりメンテナンスが必要なためと思われます。最初に9番線奥で切り離したスハフ13はエンジン未搭載です。

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工場内には、バッテリー機関車専用の充電設備があります。工場見学時に、充電中の様子を見ることができました。

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公式側の後位側車輪の脇に充電用コネクタがあり、

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地上の充電用コネクタへとケーブルが繋がっていました。工場内にはクレーンやトラバーサーを駆動するために元々交流電源がありますから、充電設備を設けるのも比較的容易です。

●おまけ

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 2012年の工場見学時に場内で見た、キ100形除雪車182と、

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後藤総合車両所のマスコットキャラクター、GO TON。ゆるキャラと形容するにはあまりにも角張りすぎていて、壮絶な手作り感が漂っています(笑)

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