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2016年2月 2日 (火)

【くろがね線を読み解く】第221回■在りし日の50mレール輸送列車

 JR東海浜松レールセンター向けのレール輸送は、2015年3月改正での150mレール輸送開始に伴い、すっかり様変わりしてしまった。今回は、2014年11月末で終了した、浜松RC向け50mレール輸送を振り返る。

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つい6~7年前まで、緑色のチキ5500形の車側部表記は、まだ合併前の「日鐵運輸NTC」であった。そしてこの私有貨車と、国鉄時代から使用されている赤茶色のチキ5500形(通称 九チキ)が併用されていた。

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当初、九チキが行先の制限なく使用されていたのに対し、緑チキは西浜松行に限定使用されていた。しかし、緑チキの増備に伴い九チキの廃車が始まると、緑チキも静岡貨物、相模貨物、東京タ行に使用されるようになった。この転換期は、偶然にも黒崎→北九州タの170列車の牽引機がEF81形からEH500形に変更された時期と重なる。

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九チキの去就については興味深いデータがある。鉄道車両年鑑によると、九チキは廃車になる数年前にJR貨物から日鐵運輸に譲渡され、日鐵運輸の私有貨車となっており、車籍を失った後も日鉄住金物流八幡の資産扱いで健在である。八幡駅近くのホテルに泊まると、西八幡東側の小ヤードに留置されている姿を見られる場合がある。私も2011~2015年にかけて、何度か目撃している。

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チキの編成も3の倍数で3,6、9とバリエーションがあった。レールを積んだチキ実車の発送はほとんどの場合3連または6連であったが、空車返却は上写真のように9連の場合もあった。

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運用をマトリクス化すると上記の通りとなる。2010年時点で上表は既に完成していたので、西八幡発送前の入換からJR線での輸送途中の様子、西浜松到着後の入換まで、かなり計画的に撮ることができた。運用上のポイントは、空車返却となる下り列車で長時間停車があることか。金曜夜に稲沢に着いた951列車は、24時間以上停車して日曜の8865列車として発車していた。また171列車が8869列車の到着にあわせて週2回忠実に走るわけではない、という点も見逃せない。これは丁寧に観察していなければ語れない部分である。

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