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2016年4月21日 (木)

【くろがね線を読み解く】第224回 ■岩切行き150mレール輸送返空列車と入換

 2016年4月13日、北九州在住の方より有難い連絡が入った。朝の170列車として10:45に黒崎を発車した150mレール輸送列車の行先が、岩切とのこと。この方は毎回車票の写真を送って下さるので、とても助かっている。

さて、この列車が13日に8090列車として山陽本線を上ると、東海道本線を上るのが14日となり、岩切に到着するのは15日金曜日の11:31となる。あいにく土日休みのサラリーマンが平日自由に動くことはできないのだが、150mレールはどの駅も到着当日ないし翌日にレール取卸し、翌々日に空車返却発送のスケジュールになっていることが多そうだったので、今回もそれにかけることにした。

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 4月17日日曜日、東北新幹線の始発に乗り、朝8時過ぎに岩切駅に到着すると、まだ空車は駅へ出場していなかった。駅の時刻表を見ると、利府支線から仙台方面の直通列車が運行されるのは朝夕だけで、日中10:07~16:07の間は利府-岩切間の折り返し運転となるようだ。折り返しは常に1番線で実施されるため、2番線はこの時間帯ずっと空いていることになる。

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仙台レールセンターの見える陸橋の方へ行ってみると、既にレールを取卸して空車となった編成と、その奥に入換用軌道モータカー(あえてスイッチャーとは言わない)の姿が見えた。8:45頃になると旋回灯を点滅させ始めたので入換を期待したが、30分ほどで貨車と連結すると、消灯してしまった。

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結局、空車の編成がレールセンターを出て陸橋の近くまでやってきたのは、11時過ぎであった。やはり10:07発の列車が発車して2番線が完全に空く時間帯にならないと、入換は実施されないようである。

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20分以上同じ位置で停車しているので、別の角度から。左手で合流しているのは仙台訓練センターに繋がる線路で、右奥には車籍を失った訓練用の417系電車もまだ健在であった。この日は朝9時半頃から暴風雨になり、東京から持参した傘もボロボロになってしまったが、貨車が動き出す頃には霧雨に変わり、風は強いままだがカメラだけ防護すればなんとか撮れるレベルになった。

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岩切駅へ貨車を推進する軌道モータカー重連。貨車の先頭には誘導は付かず、地上から無線で合図していた。

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岩切駅2番線で貨車を切り離し、レールセンターへと戻る軌道モータカー重連。外観上は富士重工製のTMC400Aそっくりだが、ボンネット先端に「HK」の社紋が入っており、堀川工機製であることが分かる。BP・MRPのホース計2本を接続し重連総括制御している。今回は残念ながら、自重が18tであること以外に、性能的なことは何も分からなかった。

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ここで参考までに軌道モータカー2台を紹介する。左はJR常磐線金町駅でよく見かけるタイプ、右は埼京線池袋駅に留置されているタイプで、いずれも正真正銘本物のTMC400Aである。仙台レールセンターのものと比較すると、キャブの窓の天地方向の大きさやボンネット高さと先端形状(傾斜の有無)など、色々と相違点が見えてくる。それにしても、手すり形状まで寄せてくるとは、なんだかな…。

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駅へ戻ると、この日の9098列車の牽引機であるEH500形60号機が空車チキと連結して発車待ちの状態。

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EH500が牽引する150mレール輸送列車は、鹿児島本線でも見ることができる。門司機関区のEH500との相違点をあげれば、青函トンネルで使用されていた保安装置ATCを備えていることくらいであろうか(台枠部に[C]の表記)。右は刺さっていた車票。空車返却用ではなく積車輸送時のものがそのまま残されていた。

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岩切駅2番線で待機中。発車は14:27なので、撮影地へ先回りすることにした。

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もう桜は散ってしまったが、九州内の150mレール輸送列車は工業地帯の中を走るシーンしかないため、これはこれで新鮮味がある。


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後追い。この後この場所でED75が牽引する臨時列車を撮影したあと帰路についたが、在来線で福島へ移動中、9098列車が80分遅れているとの情報が入った。福島から新幹線に乗って郡山で降りれば先回りできそうなので、急遽予定を変更。

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郡山入線もおさえることに成功。この列車は本来はもっと明るい時間帯に通過していく。

次の運行がいつになるかわからないが、今度はレールを積んだ列車をこの東北の地で見てみたいものである。

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