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2016年4月14日 (木)

★JR西日本★向日町レールセンターのスイッチャー

 JR西日本向日町駅の南側、向日町運転所(現 京都総合車両所)の東側に、JR西日本向日町レールセンターがあります。JR西日本の路線で使用されるロングレールは、(2016年3月迄)すべてこのレールセンターから発送されていました。この拠点では、運び込まれた25m定尺レールを溶接して50m長尺レール、200mロングレールなどに加工し、長物車に積んで社内各地へ発送しています。定尺レールは、八幡・福山両製鉄所から船で輸送されたものが安治川口で陸揚げされて長物車に積載され、JR貨物の1180列車→1182列車により梅小路(京都貨物)へと至り、そこから向日町駅まではJR西日本の事業用列車により輸送されます。

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 2016年2月23日朝、8時半頃に現地へ赴くと、9時ちょうどに動車庫から入換用のスイッチャーが姿を現しました。これは2015年春から稼働開始した新型です。

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2015年松山重車輛工業製で、製造元のホームページによると諸元は以下の通りです。

  • 名 称 : 貨車移動機
  • 型 式 : MR1663
  • 全 長 : 7,700mm
  • 全 幅 : 2,600mm
  • 全 高 : 3,428mm
  • 自 重 : 23トン
  • エンジン: 定格出力254kW/2000min-1
  • 燃料タンク容量:500リットル

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スタイルは、2014年度まで使用されていた協三工業製の20t機に似せて作られているようです。

●置き換えられた旧スイッチャー

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 こちらが2014年度まで使用されていたスイッチャーです。2016年2月現在も、レールセンター西側の側線に屋外留置されています。予備扱いなのか、解体待ちなのかは、分かりません。

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2014年3月27日、この日に動いたのは、レールセンター内で200mロングレールを積み込むためでした。ちょうどレールを吊り上げている場面が見られました。

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見た目は平凡なL形2軸機。台枠中ほどにステップの無いタイプです。

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昭和47年協三工業製のL2です。

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積んだレールは10本もなかったと思います。10時過ぎには作業が終わり、長物車を切り離すと、単機で動車庫へと戻っていきました。

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このレールセンターでは、空車到着時にはDE10が直接レールセンター内まで入ってきて、長物車を留置していくので、スイッチャーはレール積込時と発送前入換の時にしか動きません。したがって、事前に動く日を予測するのが非常に困難です。加えて、2016年4月以降は、それまで当レールセンターから発送されていた山陽新幹線用ロングレールの半分以上が、8090列車による八幡製鐵所からの貨車直送に切り替えられたため、入換頻度は格段に減少しました。せっかく新型機が導入されたのに、残念ですね。

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