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2016年6月 1日 (水)

★台湾★台湾電力林口発電所のスイッチャー(保存)

 前回の続きです。打狗鐵道故事館には、日立製以外にもう1台、特徴的なスイッチャーが保存されていました。

Kaohsiungcfl01

ドイツのSCHÖMA社製の機関車CFL-350です。SCHÖMA社は、ナローゲージ向けの小型ディーゼル機関車や鉱山向けのバッテリー機関車などを製作している会社です。一見すると、センターキャブの車軸配置B-Bのボギー車に見えますが、

Kaohsiungcfl02

よく見ると2軸機関車の2車体連結で、いかにもナロー専業メーカーの製品といった風情。このような特殊な設計は、発注側の要望によるものというより、どちらかというと、台車を作る技術が不要であったり、鋳物台枠の2軸機関車の製造ラインで作れるといった、受注側の都合によるところが大きいのでしょう。

Kaohsiungcfl03

車体に残されていた銘板。SCHÖMAの社名は、「Christoph Schöttler Maschinenfabrik 」の頭文字に由来しています。西ドイツ時代に製作されたため、輸出に携わったKRUPP社の銘板には「Düsseldorf - Federal Republic of Germany」の表記があります。デュッセルドルフはおそらく当時の本社所在地なのでしょうね。 (第二次世界大戦後の冷戦時代、ドイツ東西分断期に、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)の暫定首都となっていた街はBonnですので、首都の名前では有りません。当時のBonnはBundesdorf(連邦村)と揶揄されるほどの田舎町でした。)

現地にあった中国語の説明文を要約すると、諸元は以下の通りです。

  • 全 長 : 12,700mm
  • 全 幅 :  2,568mm
  • 全 高 :  3,300mm
  • 機 関 : キャタピラー社製3406DI-T 498HP ※HPは英馬力の単位です
  • 液体変速機:CLARK社製C8612
  • 逆転器: CLARK社製8420

1983年に台湾電力林口發電廠が購入、2013年12月31日の桃林鉄路運行終了により引退し、2014年4月9日に鐵道文化協会へ寄贈。その後当地へ保存されることになりました。

<つづく>

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