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2016年8月22日 (月)

★三岐鉄道ED222★西藤原に移設

 三岐鉄道三岐線大安駅付近の公園に静態保存されていた、元三岐鉄道の電気機関車ED222が、西藤原へ移設されたことを聞きつけ、2016年のお盆休みに訪ねました。

Ed222_nfw

公園時代は荒廃が酷かったですが、想像以上に美しい姿に復元されました! 尽力された方の愛を感じます。この電気機関車は、元 信濃鉄道2(信濃鉄道は現在のJR大糸線)で、買収後は国鉄ED222を襲名、譲渡先の三岐鉄道でも同じ記号番号のまま富田駅の入換などに使用されていたようです。

Ed222_nfw2

車体に残されていた銘板によると1925年6月に電気部分を米国ウェスティングハウス社で、車体をボールドウィン社で製作されたもので、製造番号は58449.日本には他の2両を含む3両が輸出され、2015年現在3両とも形を留めて保存されています。

Ed301_ed223

こちらは同一メーカー製・同型機の元 信濃鉄道3で、買収されて国鉄ED223となり、松本電鉄でED301に改番されました。車体の銘板によると1926年8月製で、製造番号は59378.モーターが故障しているため静態保存扱いです。普段は新村の車庫内に保管されていますが、年1~2回開催されるイベントの機会に外に引き出されることがあります。

Ed221_knr

こちらも同型の元 信濃鉄道1で、買収されてED221となり、2015年現在は弘南電鉄で除雪用機関車として毎冬期15~20回程度使用されています。つまり動態です。車体側面の窓は一畑電鉄時代に増設されたものですが、本来は冒頭のED222と同一形態の車両です。キャブ前面の窓や扉の形状は、むしろ3両の中でもっとも原形を留めていると言えます。5年前に除雪列車の運行シーンを撮影していますので、よろしければご覧ください。(→こちら

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コメント

あら、お盆休みにお越しでしたか!

ED222、三岐鉄道開業85周年ということで、修復され西藤原へ移設展示となりました。
若干、現役時とは形態が異なりますが、ここまで修復されたのは良かったですね!

残念ながら、西藤原ですと夏の早朝しか日が当たらないのが残念ですが、とりあえず屋根付なのでそんなに朽ちてはいかないとは思いますが。

投稿: 南野哲志 | 2016年8月22日 (月) 23:05

南野哲志さん
こんばんは
早速のコメントありがとうございます。
私も教えていただいた早朝を狙って六石高原ホテルに泊まりAM5時起きしたのですが、
あいにく土砂降りでしたので雨が止んだ後、7時頃に訪問しました。
曇りでしたので、車体に影は落ちず良かったです。
屋根付きは心強いですが、屋根のないところに追い出された日立のスイッチャーが朽ちないか気掛かりです。
いまはまだ移動したばかりですので、露天掘りの跡をバックにしてなかなか良い雰囲気で撮れるようになっていますね。

投稿: 社長 | 2016年8月22日 (月) 23:28

日立のスイッチャーはまた雨ざらしになりましたね...
折角、SL、DL、ELと揃ったのですから屋根がほしいところですが...

2001年に西藤原駅へ移設されるまでは、三岐通運藤原営業所にあったので、こちらでは雨ざらしだったのですけどね。

投稿: 南野哲志 | 2016年8月25日 (木) 06:51

南野哲志さんこんばんは
移設前はスイッチャー雨ざらしだったのですね。実見したことがなく存じませんでした。
西藤原の素晴らしいところは、屋根があっても手前に柱が無い点ですね。
車両を綺麗に撮ろうとすると、保存車の場合、柱問題が避けられません😢。
屋根無しは朽ちますし、新村のように展示する時だけ外に出す形にすると、機会と手間の問題も出てきますし。。
保存は本当に難しいですね。

投稿: 社長 | 2016年8月26日 (金) 19:21

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