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2016年8月28日 (日)

【くろがね線を読み解く】第233回■日本製紙への譲渡車D439

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 前回紹介した45DD-12形ディーゼル機関車の中には、他社へ譲渡されたものもある。写真の機関車は、元Y製鐵所D439で、1994年に山陽本線大竹駅連絡の三井化学専用側線入換用に転じ(1994年6月に日通大竹支店へ譲渡)、専用線が廃止されると、2000年10月より岩国駅連絡の日本製紙専用側線に活躍の場を移し、No.3と命名された。2016年3月、専用線の入換作業を受託している岩国産業運輸が北陸重機工業製の新車(無番)を導入したため、予備扱いとなった。

車端部に設けられていた簡易運転台は、日通大竹時代は存置されていたようだが、当専用線で使用されている時にはすでに撤去されていた。製鉄所の作業進捗管理に使用されていたらしいキャブ床下の制御盤類も、もちろん不要なため、撤去されている。

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門外から荷役線を望む。岩国駅との往復時には、貫通ブレーキを作用させるために貨車とBP管を接続するため、製鉄所構内使用時には未装備であったブレーキホースが取り付けられているのも興味深い。

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工場前で貨車を入れ換えるNo.3(D439).Y製鉄所構内で使用されていた頃は、なかなか敷地外から見ることのできなかった車両も、一般の専用線へ譲渡されれば容易に見られるようになるという一例。(こちらの過去記事も参照のこと)

※Y製鉄所から余所へ転じた後の車両の遍歴については、「Center Cab No.84, SRC 専用レールクラブ発行」 を参考にさせていただきました。

●No.3(D439)搬出される

 Twittterの目撃情報によると、No.3(D439)は2016年9月下旬にトレーラーで搬出され神戸港に向かったとのこと。果たしてどこへ行くのやら…。

【注意】
 当記事掲載の写真は、2008年時点で立入可能であったエリアから撮影したものです。最新状況については現場で自己責任にてご判断をお願いします。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

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コメント

本日D439を見つけて、検索からこちらに参りました。
本機、タイランドに来ています。

投稿: Bob | 2016年12月21日 (水) 18:20

Bobさんはじめまして!
情報ありがとうございます。
タイに渡っていたのですね。どんな使われ方をするのか、興味深いですね。

投稿: 社長 | 2016年12月25日 (日) 16:25

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