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2016年8月10日 (水)

【くろがね線を読み解く】第227回 ■戸畑溶銑機75DD-1形

 Y製鐵所の高炉は戸畑地区に1基、小倉地区に1基あるが、今回は戸畑地区で高炉⇒転炉間の溶銑輸送に使用されている専用機関車を紹介する。

D750101
■戸畑第四高炉前で待機する75DD-1形D7501  株主向け見学会では高炉前のみ撮影可能となる場合もある

 75DD-1形は、1985年から86年にかけ、日本車輌製造にて2両製作されたディーゼル機関車である。形態的には60DD-6形の流れをくむ凸型セミセンターキャブの1エンジン機で、車軸配置はB-Bである。この頃になると、車端部に乗った運転士がリモコン制御するのが前提の製鉄所向け機関車に運転室は不要となりつつあり、車体中央に設けられたキャブ?のような部屋には機器類のみ配置。中に人が乗って運転することを想定していないため、前後に窓はない。台車は、くろがね線用70DD-3形で採用されていた日車NL30Aをベースとしつつ、車軸間距離を200mm縮めて構内用機関車標準の2,200mmとしたマイナーチェンジ版であるNL30Cを装備した。上写真は1985年製造のD7501で、登場当初標準装備していた赤外線センサー(接近検知装置)は取り外されているものの、比較的オリジナルに近い姿を留めている。製造番号は3390。

D750201
■戸畑第四高炉前で待機する75DD-1形D7502  株主向け見学会では高炉前のみ撮影可能となる場合もある

こちらは1986年製造のD7502(2エンド側)で、製造番号は3395。このD7502は、D7501とは異なりラジエーターファンとキャブの上部に覆いが取り付けられている。出銑口周辺にこびり付いた溶銑やスラグが冷えて固体となり落下してくることに備えた装備と思われる。日車の車両史に掲載された諸元は以下の通り。

  • 全 長 : 13,200mm
  • 全 幅 :  2,620mm
  • 全 高 :  3,820mm
  • 自 重 : 75トン
  • 機 関 : 神鋼造機 DMF18Z(460ps)
  • 変速機 : 新潟コンバーター TDCN-22-2601A(機械式)
  • 台 車 : NL30C

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