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2016年9月 2日 (金)

◆東京モノレール昭和島車両基地◆モノレール移動用アント

 東京モノレールでは毎年夏休み期間に昭和島車両基地の公開を行っています。昭和島車両基地は、東京モノレールを走行する車両の全般検査・重要部検査・改造工事などを実施している、車両基地を併設した車両工場です。

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2016年は8月11日に公開されましたので、西日本遠征のついでに寄ってきました。(さすがに大きい荷物は浜松町駅のコインロッカーに預けましたが…(^_^;))

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アント工業製の車両移動機は各地にありますが、モノレール用となると希少です。ご覧の通り、検査中のモノレール車両を移動するために使用されています。台枠より上は普通鉄道向けのアントに酷似していますが、足回りはモノレールの保線車両の構造に似ています。銘板は運転台の上に付いており、展示スペースからでは確認することができませんでした(アント工業製であることはスタッフに訊いて確認済)。

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このアントは、公開の時しか見られないかと言うとそうでもありません。このように検査車両を牽引して移動していきますので、一番北側に移動すると屋外へ出て、外から見ることができます。モノレール本線の車窓からはもちろんのこと、フェンス越しになりますが、敷地外からでも撮影が可能です。お近くにお住まい・お勤めの方は是非チャレンジしてみてください。

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さて、以前の記事で、昭和島車両基地内に鉄軌道とアントがあることは紹介しましたが、今回はこいつの正体も確認することができました。これは、生コンを流し込んで橋桁(モノレールの軌道)をつくるための型です。鉄軌道上で、台車に乗せた型に生コンを流して移動、流して移動を繰り返すので、牽引用にアントが必要になるわけです。なお現在では、橋桁の製作は外注しているため、この機材はもう使用していないそうです。

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車両基地の方には、電車線運搬用の保線車両も留置されていました。電車線とは、橋桁に取り付けられた集電用のレールのことで、長さは100mにもなります。JR各社に、ロングレールを輸送するための長物車(いわゆるロンチキ)がありますが、上写真のは言わばモノレール版のロンチキですね。運搬した電車線を現場で交換し、古いのを持ち帰るそうです。

なかなか珍しいものが見られました。

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