« ◆都電荒川線7000形◆さよならヘッドーマーク付運転 | トップページ | ◆JR東日本秋田支社◆DE101187牽引のバラスト工臨 »

2017年4月21日 (金)

『鉄道ピクトリアル2017年6月号』補足

 本日から全国書店に並んでいる鉄道ピクトリアルNo.932の拙稿に一部補足がありますので、こちらに提示させていただきます。編集部の方にお願いし、正式には次回記事にて説明させていただくお約束になっております。

■東京資材センターの機関車カエル君の正体

 越中島貨物駅のJR東日本東京レールセンターでは、永らく富士重工業製の軌道モータカーTMC500Bが貨車の入換に従事していました。これは、ネコ・パブリッシングの『トワイライトゾーンマニュアル11』の松田務氏の記事でも明らかになっております。しかしながら、今回記事を入稿させていただいた後、2016年現在当地で稼働している黄緑色に塗装されたカエルの絵の描かれた機関車が、実は見た目ソックリの別物に入れ替わっているのではないかという疑念が生じましたので、詳しく調べることになりました。

Tmc500ckaeru

厄介なのは、車体の銘板が公式側、つまり機関車のボンネットの長い方を左に向けた時に手前に来る側にしか付いていないという点です。通常、入換運転が見られる公道からは非公式側しか見えませんので、確認するには、貨車入換の際に引上げ線に入ってスイッチバックするまでの30秒前後の間に、反対側の駐車場からチェックするしか術がありません。土曜日に2回訪問して、ようやく確認することができました。

Tmc500ckaeruside

こちらが、銘板の付いた機関車公式側です。拡大してみると…

Tmc500ckaermeiban

なんとなんと、正体はTMC500でした!! 1985年(昭和60年)3月製造、製造番号は76です。TMC500Bと500Cは基本寸法も外観も性能も変わらないのですが、別物は別物ですので、ここに訂正をさせていただきます。

 記事の方は、写真下の解説文中にある「門司保線区1001(TMC500B)」は、同型ではなく同タイプの機関車ということになります。逆に、田端の上野保線技術センターにいる東京省力化軌道工事区の0051は、同じTMC500Cなので同型、と言いたくなるところなのですが、0051は後位側に発電機かバッテリーらしき箱型の装置を乗せていますので、個体差とは言え同型に括るのはやや難ありでしょうか。

今回の記事では、現物の銘版調査の難しさから、このTMC500Cを含めて2両、型式や製造年・製造番号の確認できなかった機関車がありました。記事を訂正させていただくとともに、2両中1両の正体が明らかになったことをご報告させていただきます。

以上

|

« ◆都電荒川線7000形◆さよならヘッドーマーク付運転 | トップページ | ◆JR東日本秋田支社◆DE101187牽引のバラスト工臨 »

雑誌記事の補足」カテゴリの記事

コメント

こんにちは〜。件のピク誌買いました。社長さんの記事に釣られて…。今回も楽しませて戴き、誠にありがとうございました。末筆部分を見てビックリでしたが。

①東京レールセンター500B(機械番号203)の製造年月・製番は、社長さんは既にご存じだとは思いますが、「昭和54年3月製・製番60」でした。
私は500B(と500W)時代にしか訪ねたことがありませんので、社長さんご報告の500Cは確認したことはありませんが、昭和60年3月製とのことですので、実際は元からいたのかも知れず(?)、また他所からの配転かも知れず(?)、詳細は分かりません。
しかし、良く気付かれたなと思います。いつもながら鋭い観察眼だと思うとともに、鉄道車両のことが好きな気持ちが、非常に強いことが良く分かりますね。

②当該ピク誌の新下関の200Cですが、自分の過去のメモを確かめてみますと、「広島保線区(034)」は、1994年8月15日と2003年4月27日とに、大野浦駅にて銘板を確認しておりました。(いつもながら、古い話ばかりで、恐縮ではありますが…。)
それによりますと、「TMC200C・製番373・昭和47年11月製造」となっており、車体表記の自重は12.8tとなっておりました。2002年7月21日にも、車窓より大野浦駅にいる所を確認しております。
ネガによります確認では、1994年時はボンネット上のカニ目ライトがピク誌と同様ですが、キャブ前後の大型ライトがまだなく、小型ライトでした。屋根上の回転灯もむき出しでした。
2002年目撃では、ボンネット上のライトが無しとメモしております。
2003年確認時のネガでは、ボンネット上のライトはやはり無くなっており、ピク誌同様の大型ライトがキャブ前後に装備されており、ボンネット前面右下側に補助ライトが1灯取り付けられておりました。屋根上の回転灯は、ピク誌同様のカバーが取り付けられております。荷台には、この時、器材箱も搭載されておりました。
荷台のクレーンは、1994年の確認時からずっとHIABです。ボンネット前面の金網も、格子状のタイプです。
等々と、色々と小変化が起こっている模様です。今回のピク誌を拝見致しますと、カニ目が復活している様で、面白いなと思いました。
もう1台の「下関地域鉄道部043」は、残念ながら、確認しておりませんでした。

…と以上です。それでは、また、ブログ・雑誌におけます社長さんの記事を楽しみにしております。(コメントが、なかなか書けないので、申し訳ないのですが…。)
ではまた〜。

投稿: チムニイ | 2017年5月15日 (月) 23:25

チムニイ様
いつもコメントありがとうございます。
詳細情報敬服いたします。軌道モータカーは、入換動車以上にウォッチされている方が少ないので、大変参考なります。過去の情報は私にとりましては大変貴重です。

末筆部分は誠に勝手ながら情報ご提供元としてお名前を掲載させていただきました。
自分で調査した部分以外は出典を明らかにする狙いでございます。
新下関の043については、今年ゴールデンウィークの再訪問によりカメラを変えてリトライし、銘板の刻印を正確に把握することができました。こちらについても、今後の雑誌記事にてまとめて掲載させていただきます。

以上、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 社長 | 2017年5月17日 (水) 13:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ◆都電荒川線7000形◆さよならヘッドーマーク付運転 | トップページ | ◆JR東日本秋田支社◆DE101187牽引のバラスト工臨 »