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2017年5月

2017年5月28日 (日)

★大宮総合車両センターのスイッチャー2017★展示と入換

 2017年5月27日土曜日、朝の用事を済ませて午後から大宮総合車両センターを訪問しました。今年は、JR発足30周年の記念すべき年、例年の車両工場公開イベントも「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」と名前を変え、駅コンコースや駅周辺でも様々な付帯イベントが開催されたようです。

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いつも西口から会場までの行列が酷いので、空いている東口から大栄橋経由でスイッチャーの様子を確認し、信号待ちで列が切れるのを利用して途中から合流する手法をとっていたのですが、今年は東口でもアイドルのイベントなどが企画されており混雑にハマりそうでしたので、素直に西口から向かいました。

スイッチャーは、このOM-1が目下稼働中です。土日を挟んでこの位置にいるのは、翌操業日の朝イチで出場入換(組成)があるときですね。この日の入換機がコイツになるかどうかは、この配置だけでは判断できません。

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増設されたクレーンを観察。黄色い滑車に付いたハンドルを回すと、クレーンの高さを変えられるようになっているようです。解放テコのように見えるのは、解放テコではありません。よく間違える人がいますが。これは、双頭連結器の自動連結器と密着連結器を切り替える際に、いずれか一方に固定するためのピンを抜くためのテコです。

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会場に到着。いつもより落ち着いた雰囲気のバルーンアーチですね。

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車両撮影会場は、近年展示車両のマンネリ化が進み、毎年ファンを落胆させてくれますが、その一方でJR貨物大宮車両所の展示内容の充実が目を惹きます。

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JR貨物大宮車両所は、この配置図のように大宮総合車両センターの中にあります。

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今回の撮影会場の車両はすべて現役の車両ばかりでしたので、適当に撮ってさっさと移動。

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鉄道博物館竣工後は、博物館の静態保存車両を1~2両引き出して展示するのが楽しみでもありましたが、最近はあまり見ないですね。2012年訪問時はそれなりに楽しい展示でした。(→こちら

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本命のJR貨物大宮車両所。色々並んでいます。

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まずは、門司機関区所属のEH500-67.2車体連結の連結面側は普段なかなか見る機会がありません。意外とスッキリしていますね。

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ジャンパ連結器は、どちらか一方の車体にまとめられているわけではなく、2車体両方に半分ずつ、点対称に取り付けられているのが面白いなと思いました。

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連結器は、電車に採用されているような棒連結器でした。(密着連結器ではありません)

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門司機関区の札とJR貨物発足30周年記念プレート。

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次は、HD300-14です。主変換装置が取り外された姿です。台枠上に残っているのは、蓄電池(グレーの箱)とキャブと反対側のボンネット(エンジン)のみです。

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HD300の向きに関する話をするときに、「エンジンのある側」というキーワードを使う鉄道マニアが居て、よく混乱するのですが、HD300のエンジンはボンネットの「短い側」にありますので、誤解なきようお願いします。長い方に入っているのは、主変換装置と蓄電池だけです。ちゃんと煙突の位置を見ればわかるのですが(笑)

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ボンネットの一部はすぐ近くに台車に乗せて置いてありました。これは蓄電池の上に被さる部位ですね。

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更に奥には、キャノン ビッグエコライナー31の運行開始記念ヘッドマークを取り付けたEH500-13がいました。反対側は運転台体験コーナーになっていて、

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三井海上たすきリレー号のヘッドマーク。どちらも初めて見ました。

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展示スペースの最奥は屋外に出て、最終全般検査を通ったDE10形1557号機の記念ヘッドマーク付を見ることができました。ヘッドマークには、

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国鉄型ディーゼル車の最終全検とあります。もともと首都圏の国鉄型気動車は郡山総合車両センターで全検試行していましたので、大宮車両所担当で残っていたのは国鉄型ディーゼル機関車だけです。それの最後ということですね。

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開場後13時頃までは、こちらのヘッドマークだったようです。現在川重で製作中と囁かれる、後継の新型電気式ディーゼル機関車の話題でもちきりのこのタイミングで、DE10形式の最終全検が発表されたのは、とても感慨深いです。

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奥には立入はできませんがこんな車両も。トキ25000らしき無蓋車と、ED62の亡霊。トキの方は、貨車というより、工場内で資材を移動するためのトロッコのような使い方をされているのでしょうか。用途はよく分かりません。ただし、JR四国多度津工場の場内に留置されているトキ25000とは異なり、ブレーキホースは健在です。

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建屋内に戻ると、今回全検出場するEF65形2057号機がピカピカの車体を披露していました。ちょうど車体吊り上げ実演の題材となっており、

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吊り上げて台車の上に乗せる一部始終を見学することができました。右にいる緑色のキャラは…

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JR貨物のゆるきゃら?エコレールマークちゃんです。JR貨物大宮車両所の展示エリアには子供はあまりいないので、来場者の反応もいまひとつでした。子供がたくさんいる広島車両所のイベントにも来てください(もういるのかな??)。

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入換時刻が近づいてきたので、出口に戻ろうとすると、以前俯瞰した場所から新米が見えました。ガスタービン動車のキハ391です。実用化はされませんでしたが、アメリカやフランスにあるので、オイルショックという当時の社会情勢を抜いたうえで、日本で成功しなかった正確な理由が知りたいところですね。ちなみにガスタービンエンジンは米軍の戦車(M1A2など)にも採用されていますので、地上を走行する車両の動力源として廃れたわけではありません。

●イベント後の入換は肩透かし

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今回は展示車両が自力走行可能なものばかりでしたので、入換もあまり期待できません。案の定、やってきたのはOM-2が牽引するEV-E301系のみでした。

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仕事を終えたスイッチャーは、未使用時の定位置(グリーンカーテン前)に留置され運転士も降りてしまいましたので、もうこの日は動きません。

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最後に、高崎に自力回送するEF65 501とDD51 842の重連入換を撮影。大宮総車セの指示により、大栄橋→大宮駅間の短い距離ではありましたが、ちゃんと先頭のDD51がエンジンを吹かして牽引してきました。大宮→高崎(操)間の本線走行はEF65牽引となりますので、EF65が推進で入れ換えると予想していた方も多かったみたいですが、予想を外してくるところはさすがです。

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発車前入換準備完了。この後本線走行は日没後となりそうでしたので、夜の予定もあり、ここで撤収しました。実際には18:24に大宮駅を発車していったそうです。来年こそは、てっぱくの静態保存車両展示&スイッチャーによる静態保存車両入換を期待したいものです。

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2017年5月25日 (木)

★薩摩金山蔵トロッコ★トモエ電機工業製バッテリー機関車で代走中

 ゴールデンウィーク期間中の半日を使い、鹿児島墓参りのついでに串木野に寄ってきました。串木野金山の跡地で営業中の『薩摩金山蔵』が目当てです。薩摩金山蔵は、金山跡の坑道が温度・湿度一定で紫外線の遮断された空間であることを活用し、坑道内に樽を並べて焼酎の熟成を行っています。そして、完成した焼酎の店頭販売をはじめ、金鉱山や金精錬工程を紹介するミュージアムの運営、焼酎蔵巡りの観光トロッコの運行を行っています。

この施設はかつて、金山の坑道見学や砂金採りが体験できるテーマパーク『ゴールドパーク串木野』として知られており、一度訪問しているのですが、当時は親戚と一緒のお出かけだったのであまり鉄道目線で見ることはできませんでした。私は軌間1,067mm未満のいわゆる日本流ナローゲージにはあまり興味がないのですが、生まれ故郷の県内にある保存鉄道くらいはちゃんと訪ねておきたいというのが、今回訪問した動機です。

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 JR鹿児島本線串木野駅のホームに降り立つと、北側に早速工場が見えました。金の精錬事業を行っている三井串木野鉱山です。この駅は、新幹線開業前は堂々たる特急停車駅であった名残で、2017年現在でも駅前には大きなロータリーとタクシー乗り場が設けられています。駅舎内にはコインロッカーもありますので、旅の途中で薩摩金山蔵に寄り道しても困ることはありません。(もっとも駅前にはコンビニとパチンコ屋くらいしかありませんが…)

駅からタクシーで移動するとおよそ7分で金山蔵へ到着しました。入場券を購入する際にトロッコの運行時刻を確認したところ、ホームページに掲載されていた時刻とは異なり、また減便していることが判明。事情を聴いてみると、機関車が故障してしまい、余所から代わりの機関車を借りて運行しているが、電池がもたないので本数を減らしているとのこと。そんな状況とはつゆ知らず、呑気に訪問してしまいました。次の列車の運行開始までかなり時間がありましたので、お願いして先にホームに入れていただき、マンツーマンで解説をしていただきながら車両を撮影することになりました。

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こちらがトロッコの客車です。妻面中央のヘッドライトは故障したためLEDライトを取り付けたとか。かなり眩しいです。通常は、このヘッドライト付きの人車が編成の前後に連結され、編成中央に動力車(機関車)が配置されています。往復共に客車が先頭になるわけです。でも今回は故障した機関車が編成から外れ、

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代わりにオレンジ色のバッテリー機関車が先頭に連結されていました。この方が風格がありますね。充電中なのか、バッテリーの蓋を開放しています。

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使用しているのは鉛蓄電池でしょうか。機関車からケーブルが伸びた先の充電器には新トモエ電機工業と記載されていました。

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こちらが機関車次位の客車。人車の改造とのことです。先頭の座席には「運転席」と書かれた紙の札が付いていますが、上で紹介したバッテリー機関車での代走期間中は客席になります。

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編成中間にはこんな車両も。訊いてみると、焼酎樽を坑道(蔵)へ出し入れする際に樽を乗せるための車両とのことです。言わば貨車でしょうか。運賃を取る営業目的では無いので、事業用車と言った方が正しいでしょうか。いずれにせよ、旅客以外を乗せるための車両があるというのがこの観光トロッコ最大の特徴ですね。

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次に、連結器を見てみましょう。この客車(人車)はご覧の通り自動連結器なのですが、

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先頭の機関車の連結器はこんな形態です。いったいどうやって連結しているのか確認してみると、

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ナックルを外して溶接してしまったそうです。一時凌ぎなので、こんな方法でも構わないのだとか。でも線路の途中には曲線区間もあるので、曲がれるようにはなっていると思いますが…。

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ホーム上のテーブルには時刻表もありました(プライバシー配慮のため氏名は伏せています)。先程受付で聞いた営業列車は、10:30発、11:30発、12:30発、14:30発の4本だけでしたが、どうも営業時間外に列車が設定されているようです(8:00と15:30)。後で知りましたが、始発列車の前に坑道の門扉を開き、坑内の電源を入れて客の受入準備をするための列車と、終列車後に後片付けをするための列車が各1本ずつ設定されているとのこと。終列車後の列車は、金山蔵営業時間内に走行するため、撮影するにはもってこいとのことでした。

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それでは、前置きが長くなりましたが、トロッコに乗って金山坑道へ入ってみましょう。2本のレールの外側に第3軌条がありますが、これはゴールドパーク時代の電気機関車が集電するために使用していたレールで、現在では使用されていません。

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真っ暗闇の中、ガタゴト揺られることおよそ10分、距離にして700mほど進むと、終点のホームに到着します。トンネル坑口からここまで一直線というわけではなく、微妙に曲がりくねっていたり、途中にトンネル(線路)の分岐跡もあったりして、なかなか楽しめました。

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坑道内は夏でもひんやり涼しいです。ここでトロッコから降りた運転士さんは、観光ガイドへと早変わり。淀みない語り口でお客さんを楽しませてくれます。

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数百メートルにも及ぶ焼酎樽の羅列はもちろんのこと、

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かつて運行されていた電気機関車とグランビー鉱車も展示。ただの焼酎蔵ではないところを見せつけてくれます。ガイド役の運転士さんはもともと三井串木野鉱山で働いていらした方なので、この鉱山に関する説明・考証もバッチリです。坑内観光は15分ほどですが、もっとゆっくり見ていたかったですね。

●最終列車後の回送列車

薩摩金山蔵様のご厚意により、終列車後の後片付け列車運転時に、トンネルに入る手前で一時停止していただけました。

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ホームで隠れて見えなかった台枠より下もみえます。バッテリー機関車はトモエ電機工業製で自重は3.25トンです。故障した機関車の代替用にレンタルしており、所有は新トモエ電機工業のままだそうです。

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本来は、山口県内の石灰石鉱山で使用する予定だったものを急遽借りてきたとのことです。ただ私の記憶が正しければ、山口県内にある石灰石鉱山3か所はすべてトラックレスだったはず(砕石はベルコンまたは重機・トラックで輸送し、掘削・運搬に軌道を使用していなかったはず)ですので、若干疑義の残る証言ではあります。もちろん、せっかく撮影用に一時停止していただけたので、ここで議論を始めても仕方がないので有難く撮らせていただきました(笑)

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機関車の運転台に、

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その下にあるサーボロコ運転取扱注意事項、

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そして銘板。しっかり記録させていただきました。280型蓄電池機関車、型式TBL-280KL・S-762、製造番号TS5-30029、2007年10月、トモエ電機工業製造。

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客車もここなら2軸ボギー台車が見えますね。編成と、機関車と客車の形式写真完形が撮影でき、とても満足。ご手配いただいた方にお礼をして現場を後にしました。なお2017年5月現在、故障した機関車に代わる新型機関車を発注済みで、2017年10月1日から営業運転を開始するそうです。またこれに伴い客車も新造されます。新型はトモエ電気工業製ではないそうなので、この機関車と客車をご覧になりたい方は、お早めに。

 今回はトロッコに的を絞って紹介しましたが、金山ミュージアムの展示内容はとても勉強になりますし、お酒も美味しいですし試飲もできます。鹿児島へお越しの際は、『薩摩金山蔵』、ぜひ、訪ねてみてください。

 最後になりますが、鉱山の歴史や金精錬の詳細については、三井串木野鉱山のホームページを参照してください。また鉱山鉄道の現役時代、および現在の廃線跡については、炭鉱電車が走った頃さんのホームページに興味深いレポートがありますので、ぜひご覧になってみてください。

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2017年5月22日 (月)

岡部~本庄を彩る夕方の貨物列車と臨時列車

 今日は、土曜からの不調が悪化し病院へ。症状は、鼻水・咳・腹痛に発熱とフルコンプ?しそうな状態です。処方してもらった薬で午後は少し落ち着いてきました。帰りしな、高崎車両センター所属のEF65形501号機がレール輸送用臨時工事列車の牽引に充当されている様子だったので、久々に岡部~本庄間に立ち寄りました。

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■EH200-5牽引の新座貨物ターミナル発新潟貨物ターミナル行6087列車

 15時過ぎに到着して最初に来たのは、6087列車。紙輸送列車(返空)らしく12ftのJRコンテナで揃った綺麗な編成です。この列車のルーツは、2010年10月に廃止された隅田川発焼島行のワム80000形から成る紙輸送列車(返空)の6789列車です。6789列車は、ワム80000形運用離脱による全車コンテナ化完了をうけ、半年後の2011年3月ダイヤ改正で高速貨物(95km/h)列車化され、2085列車となりました。その後、2015年3月のダイヤ改正では、発駅が隅田川→新座タ、着駅が焼島→新潟タにそれぞれ変更され、2087列車に変更。そして今年2017年3月のダイヤ改正で、定期列車から曜日指定列車に格下げされ、この6087列車になっています。

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■EF65 501がチキ5200形4両を牽引し、高崎(操)へと向かう。

続いてやってきたのは高崎(操)工臨。渋川行のレールを運んでいました。チキ5200形4両編成の高崎(操)工臨は、ちょうど4年前の同じ時期にEF65 1118牽引のを撮影しています(→こちら)。運行される時期が決まっているのでしょうかね。

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■211系3000番代4両編成の回送列車

次は安中行貨物列車かと思いきや、直前にこんな列車が。大宮総合車両センターで検査を終え、高崎車両センターへと自力回送する211系4両編成です。この時刻には、かつて485系宴や183系の団臨がやってきたこともあります。どうやら回送や臨時列車に使われるスジのようですね。

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■EH500-33がトキ25000形6両+タキ1200形1両を牽引

すぐ後を追いかけるように、小名浜発安中行鉱石輸送列車の5097列車が通過。非鉄金属メーカーT社小名浜精錬所は、今年は5月15日~6月5日まで定期修理に入っており、現在、亜鉛焼鉱の生産が停止しています。このため、亜鉛焼鉱輸送用のタキが編成から外れ、トキのみの短い編成になっています。最後尾のタキは検査回送車で、安中で折り返し熊谷タで切り離されます。その後は配6794列車に継送されて川崎貨物(JR貨物川崎車両所)へと向かいます。(→詳細はこちら

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■EF210-152牽引の倉賀野行石油貨物列車

安中行を撮り終えて撤収しようと思いつつ、まだ残っている方がいらしたので訊いてみると、倉賀野行石油貨物列車がすぐに来ると。7分ほど待つと、5883列車が来ました。前方がオイルターミナル所属車、後方が日本石油輸送所属車の混成編成は興味深いです。

わずか1時間あまりで色々な列車がやってきて、少し辛い症状も和らいだ気がします。今日は早く寝て体調を整えようと思います。

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2017年5月17日 (水)

【くろがね線を読み解く】第245回 ■静岡貨物行50mレール輸送列車9870レ

 2017年5月14日日曜日、黒崎駅を発車した170列車はチキ車21両編成で、その内訳は、御着行150mレール28本積載9両+静岡貨物行50mレール28本積載3両+西浜松行150mレール28本積載9両であった。鉄道ピクトリアル2016年6月号の拙稿にて言及したとおり、静岡貨物行の列車は、西浜松で牽引機がDE10形ディーゼル機関車に交換され、8090列車と同じ時刻に9870列車として運行される。

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■広島更新色のDE10 1165が牽引する9870レ  2017年5月15日、西浜松-静岡貨物

これは、静岡貨物駅構内で50mレールを荷卸しする静岡保線区が東海道新幹線の北側にあり、南側にある静岡貨物から保線区へ向かう際に非電化の地下連絡線を経由しなければならないためである。静岡貨物は以前紹介したようにE&S荷役対応駅で入換用ディーゼル機関車の配置はない。このため、非電化区間で入換を行うには、西浜松で牽引機を愛知機関区所属のDE10形に交換し、本線牽引させて静岡貨物到着後に入換もやらせるしかないのである(軌道モータカーはATSを装備していないから静岡貨物構内までチキ車を受け取りに来ることはできないし、そもそも地下連絡線の勾配での牽引力不足の問題もある)。

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■2017年5月14日に黒崎を発った170レの静岡貨物行車票。

西浜松→静岡貨物間で運行される9870列車は、まだ50mレール輸送列車しか運行されていなかった2014年以前から存在する(→こちらの記事を参照)が、年に数本しか運行されない珍しい列車である。2015年度は4回(黒崎発2015/6/14、2015/8/2、2015/10/4、2016/3/6)、2016年度は3回(黒崎発2016/4/10、2016/6/26、2016/10/23)しか運行実績が無い。

【参考】

  • 「続 産業用機関車を追い求めて 2」、鉄道ピクトリアル2016年6月号、電気車研究会。
  • 「続 産業用機関車を追い求めて 3」、鉄道ピクトリアル2017年6月号、電気車研究会。

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2017年5月16日 (火)

【くろがね線を読み解く】第244回■N社の新型機関車

 2016年より、N社で北陸重機工業製の新型機関車D4501が運行を開始した。外観は、Y製鉄所小倉地区向けの45トン機D-507にも似たセンターキャブ型ながら、ラジエーター通気口がボンネット側面ではなく妻面に設けられており、同型とは言い難い。

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今後このスタイルの機関車が増えるのか、はたまた1両のみの存在になるのか、興味は尽きない。

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2017年5月14日 (日)

◆大阪市交通局◆東吹田検車場のレトロ作業車

 2017年5月12~14日にかけて関西を訪れました。14日の正雀工場公開(阪急春のレールウェイフェスティバル)に寄った帰りしな、東吹田検車場を訪れてみると、面白いものを見られました。

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■東吹田検車場全景   2011年4月30日撮影

東吹田検車場は、阪急電鉄京都線の相川-正雀間にあり、大阪市交通局堺筋線用車両の全般検査・重要部検査・改造工事等を担当している車両工場です。工場の北側には上写真のような電留線があり、その端にはなにやら白いカバーに覆われた謎の車両が置いてありました。一体なんだろう、でもオンレールだから線路を走る何かには違いないと思っていましたら、今回やっとその正体が明らかになりました。

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■姿をあらわにした架線作業車   2017年5月14日撮影

正体は、架線作業用のトラックを改造した軌陸車作業車でした。乗っている線路のすぐ向こうに車止めがありますので、もはや使用していないと思われます。

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■レトロな架線作業車と堺筋線用66系   2017年5月14日撮影

前頭部には「Nissan」の文字があり、日産自動車製であることが分かります。「680」という数字の記載されたプレートが掲出されていますが、型式か何かでしょうか。

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■側面には「E-20 大阪市交通局」の表記がある  2017年5月14日撮影

側面から見るといかにもレトロな雰囲気。この作業車の用途ですが、たとえばこのようなケースで活躍していたのではないかと思われます。リンク先は、鹿児島市交通局の路面電車架線メンテナンスシーンです。大阪市交通局はかつて路面電車を運行していましたので、路面電車時代に使用していた架線作業車を地下鉄用に転用したのではないでしょうか。どうでしょう??

●2017年5月17日追記

 IRORIOというニュースサイトに、大阪市交通局へ取材した結果が掲載されていましたのでご紹介します。(→記事はこちら) 

正体はやはり路面電車時代に使用されていた架線作業車を東吹田検車場内用に改造したものとのこと。1962年に購入したもので、路面電車全廃後に堺筋線開業に合わせ、1969年にゴムタイヤから鉄車輪に改造したとのことです。したがって、軌陸車ではなく鉄路専用ということになります。シートを外したのは、処分業者を公募するにあたり入札対象として公開するためで、既に業者は決まっているそうです。良いタイミングで珍しいものが見られて良かったです。

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2017年5月10日 (水)

★製紙メーカーN社専用側線★富士駅からの発送終了

 2017年4月をもって、JR東海道本線富士駅からの製品の発送が終了してしまった、製紙メーカーN社専用側線。ゴールデンウィークの九州旅行中にそのニュースを聞き、驚きました。幸い、復路は四国経由で鉄道で戻る予定でしたので、連休最終日に東海道新幹線を新富士駅で途中下車し、無料レンタサイクルで寄り道してきました。

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工場構内には、当専用側線に現存するスイッチャー4両が縦列。奥から順に、日車35tB-B、新潟鉄工所35tB-B、日車25tB、日車35tB-Bで、一番手前は南甲府から来て近年ほとんど動くことのなかった機関車です。

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別の角度から。敷地外から最も見ることの難しかった機関車が一番手前に留置されているというのは有難いですね。現役時代最後の頃は、もっぱら最奥の機関車が使用されていました。(→2016年当時の様子はこちら

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南甲府の日通機には、D-351という名の機関車が2両いました。どちらも同じ日車製の35tB-Bで形もそっくりなのですが、よく見ると2エンド側の握り棒の長さが異なるので見分けがつきます。読者の方に写真をお送りいただきましたが、U字型の握り棒とI字型の握り棒が同じ高さなのが初代D-351で、U字よりI字の方が高さが低いのが2代目D-351でした。上の機関車の端梁の上の握り棒を見ると、2代目D-351と同じ高さです。1965年(昭和40年)製造、製造番号2434。

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