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2017年6月14日 (水)

車輌メーカーH社の機関車を訪ねて2017

 毎年6月第一土曜日に開催されることの多い、重電メーカーH社M事業所の祭りが今年も予定通り開催されました。H社M事業所は、昨年秋にEF200形901号機を吹田機関区から搬入しており、今年の公開に合わせて外観を整備するのではないかと期待していましたので、早朝5時起きして一路北へと向かいました。

 JR常磐線勝田駅に8時頃到着し、廃線跡に沿って20分歩いて受付に到着、撮影許可証を貰って早速保存機関車の置いてある方へ移動してみます。

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こちらが一昨年搬入・保存されたED78 1.今回は、説明パネルが建立され、快速かもしかのヘッドマークを付けていました。

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昨年と異なるのは、保存車が増え敷地が拡張した影響で2エンド側の規制線が無くなり、撮り易くなったことですね。

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そしてこちらが2017年のまつりの主役。JR貨物EF200形電気機関車の試作車901号機です。全盛期を髣髴させる旧塗装への復元はもとより、スーパーライナーのヘッドマーク付という粋な計らい。保存に関わったすべての方に感謝したいです。

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登場直後のように美しい姿を披露していました。

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反対側はヘッドマークなしの姿。一旦入口に戻って林の方から撮りました。

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JR貨物更新色には無い、INVERTER HI-TECH LOCOのロゴ。かっこいいですね。

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中間台車の推進力を車体に伝えるための梁は、量産車との違いが一番出ている部分です。901号機は上の通り直線状ですが、量産車は途中で折れ曲がった形になっています。

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 さて、このEF200形901号機、銘板を見ると1990年(平成2年)製造は分かるのですが、日立製作所が製作した国鉄・JR向け機関車の例に漏れず製造番号の記載がありません。ネコパブから発表されている「機関車表 フルコンプリート版」にも、EF200形に関しては製造番号の記載がありませんので、気になるところです。

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こちらの2つの銘板は、EF200-901の先頭台車FD3形台車のもので、左が1E側、右が2E側です。見てみると、製造番号は1EがA10851-1、2EがA10851-3になっています。枝番の1と3で間の抜けているA10851-2は…

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中間台車のFD4形台車が持っています。型式の異なる台車なのに、末尾の枝番だけが異なる同一の番号を名乗っている??

ここで参考までに、EF200形と同じように日立製作所で製作されJRに納入された電気機関車の製造番号を並べてみましょう。

  • EF81 501、502、503  1989年3月製造 製造番号10840
  • EF200-901        1990年4月製造 製造番号?????
  • EF81 451、452      1991年3月製造 製造番号10870
  • EF81 453          1991年7月製造 製造番号10930
  • EF81 454、455      1992年8月製造 製造番号10930

※日立の製造番号は、製作指示番号方式に変わって以降、同一ロットには同じ製造番号が付与されます。

1の位は0なので、EF200-901の製造番号は、10850ではないかと推測しています。日立製作所製の電気機関車に詳しい方のご意見を伺いたいところですね。

●保存用線路は軌道強化?!

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保存車両が乗っている線路は、従来敷かれていた線路とも繋がってはいるのですが、途中でレールの大きさが変わっていて面白いなと思いました。左の大きい方のレールに保存車両が乗っています。

なおこの日は他にED15 1電気機関車と構内入換用機関車(無番)も見物しましたが、昨年見た際とほとんど変化はありませんでしたので、写真は省略します。10時半には会場を後にし、タムタキさんと西金工臨を追いかけました(→こちら)。

●プレイバック編

 構内には、かつてED500形電気機関車が保管されていて(2016年5月までに解体済み)、まつりの時には近づくこともできました。この機会に、過去に撮影した未公開写真をご紹介します。

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以前紹介した写真の逆アングルから。日光のあたっていない北側の車体側面は、南側より綺麗でした。その北側には試作電車HX-1が留置されていて、

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その線路の東側はこんな感じの電化された3線軌条の試運転線?になっていました。奥の右手に見えるリニア地下鉄試作車LM-1の左あたりに、2017年現在ではED78 1とEF200-901が保存されています。

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ED500-901の東側には無蓋車から改造されたと思しき二軸貨車の姿もありました。ED500と連結器を接していましたが、連結はされていませんでした。

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トラ70000形からの改造でしょうか。でも数字の書体が国鉄のものとは異なる気もします。種車が気になるところです。

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2本南側の線路には、また別の二軸貨車が留置されていました。積荷はよく分からないので黒塗りとさせていただきました。この車両にはブレーキホースが繋がれていません。

地面が舗装されていることから察するに、この車両の移動にはスイッチャーやアント(車両移動機)などは使用されておらず、フォークリフトなどタイヤで走行する車両が使われているものと思われます。(レール上を走行する必要が無いため)

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ED500の手前の線路には、よくわからない台車が並んでいましたが、それよりも気になるのは線路が四線軌条になっている点でしょうか。台車の車輪は、左から2本目と4本目のレールに乗っていました。

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振り返ってその反対側を見てみると、4本のレールは建屋の中に…。むかしの航空写真を見ると、この場所は電気機関車を製作する工場の一部であったようですね。おそらく、工場跡地を別用途に転用する際に、機材を建屋から出し入れするために線路の一部を残したのだろうと思われます。この建屋も、鉄道車両が出入りするにしては高さが低すぎますので。

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こちらは会場を出るべく門へ向かう途中に置いてあった3軸貨車。軸ばねは重ね板バネで二段リンク式、見た限り3軸はそれぞれが独立して動くようです。この車両を小移動する際は、奥にいるフォークリフトが使用されるのでしょう。しかし建屋の外は舗装されていないので、屋外の入換には以前紹介したトモエ電機工業製のバッテリー機関車が使用されていると思われます。

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こちらも門に向って歩いている途中で出会った車両? 釣合梁式(イコライザー)台車のようにも見えるので旅客車由来の台車かと思ったりしましたが、それにしては台車枠が貧弱すぎるので、違うかもしれません。

2017年6月公開時点で、本記事プレイバック編で紹介した車両はすべて、周辺が立入禁止になっているか、もしくは解体済み、あるいは移動などで姿を見ることができなくなっています。深追いはやめましょう。

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