« ★流鉄5000形電車★さよなら流馬 | トップページ | 松戸市内の保存車たち »

2017年7月25日 (火)

★阪急電鉄正雀工場の入換用バッテリー機関車★BL1

 2か月以上前になりますが、久々に春の阪急レールウェイフェスティバルに参加してきました。何度も行っているので、今回は午後から1時間だけ、バテロコ目当てです。

20170508bl101

前回の秋のフェスティバルに引き続き、正雀工場の車両入換用蓄電池機関車BL1が展示され、記念撮影もできるようになっていました。BLは以前屋外走行を撮影しておりブログでも紹介していますが(→こちら)、細部をじっくり見ることはできませんでした。フェスティバルでのBL展示は毎年行われるわけではなく気まぐれですので、間近で観察する絶好の機会となります。

20170514bl102

まずは連結器。自動連結器ですがナックルが下に伸びていますね。連結相手が空気バネの車両の場合、検査中は空気を抜いているので車高が下がるため、こうなっています。

20170514bl103

次は台車牽引治具。前掲のブログ記事で、一見そっくりに見えるBL1とBL2の違いがどこかという話をしましたが、実はこの台車牽引治具が唯一の相違点なのです。上写真のBL1の治具は大阪寄に付いていますが、BL2のそれは神宝京寄に付いています。今度見る機会があったら見比べてみてください。

20170514bl104

足周り。自重25tで低速走行しかしない2軸機関車のため、簡易な構造です。外観から、平軸受かもしれないですね。どうでしょう?

20170514bl105

こちらはBL1の神宝京寄。台車牽引治具は未装備です。

20170514bl106

こちらはBL1の大阪寄の非公式側。運転台の着席部とは反対側になるため、死角確認用にボンネット先端やキャブ側面にミラーが付いています。

20170514bl107

ボンネット屋根上にはアンテナが付いています。スタッフに訊いてみたところ、入換作業中に工場との通信で使用するそうです。これがあるお蔭で、手旗信号を持った入換掛が機関車先端部に乗って誘導する必要もありません。BLの端梁にステップが付いていないのはこのためです。この機関車のスペックは鉄道ピクトリアル2012年2月号に掲載されておりますが、雑誌掲載時に他の機関車とメッシュを揃えるために捨てているデータがあるので、この機会にご紹介しましょう。

  • 製造者 : 新トモエ電機工業
  • 製造年 : 2011年3月
  • 製造番号: BL1 STS120-251411 / BL2 STS120-251412
  • 全 長 : 7,050mm(連結面間)
  • 全 幅 : 2,700mm
  • 全 高 : 3,200mm(レール面上)
  • 自 重 : 24t(バッテリー5.4t含む)
  • 主電動機出力:DC450V 80kW×2台
  • 蓄電池容量 : 320Ah/5hr 480V
  • 充電用電源 : 三相200V 60Hz 70KVA

※取材に基づく。引用の際は本記事を出典として明記願います。

20170514scarab08

 続いて、工場建屋内の車両移動機「SCARAB」。軌陸両用で枕木方向に動くこともできます。入換用機関車と同じくバッテリー駆動です。

20170514scarab09

こちらが運転台側。メーカーは「ニチユ」のロゴがある通り、神足(現 長岡京)に工場のある日本輸送機製です。もともと入換用機関車(BL1,BL2)も同じニチユ製でしたが、2011年3月に本記事で紹介している新トモエ電機工業製のBL1,BL2に置き換えられました。

20170514scarab10

連結器は神宝京寄にのみ装備。工場建屋外に引き出すのはBL1、BL2の役割なので、工場建屋内での車両移動はこれで充分なのでしょう。

20170514scarab11

SCARABの運転台。制御盤は重機に近いですね。

20170514p612

 今回のイベントのP6乗車体験は、いつものように900形を連結しておらず単独走行でした。

20170514p613

サイドビュー。単独なので、普段900形が連結されて見えない京寄の顔も見られます。

20170514p614

イベントが終わると、入換タイム。

20170514p615

P6がホーム側に出てきました。

20170514p616

重厚感がありますね。

20170514p617

やっと見られた、京寄のお顔。BLとP6だけでもイベントに参加した甲斐がありました。

201705142301235218

こちらは2300形の動態保存車でしょうか。編成は2301+2352でした。最後に、歩いて東吹田検車場へと赴き話題の架線作業車を見物して、帰路につきました。

【注意】
 当記事掲載の写真は、特記の無い限りすべて公道(もしくは社会通念上立入りの許される区域)から撮影したものです。無断で私有地・社有地等へ立ち入ることは絶対におやめください。

【著作権の表示】
 当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。

|

« ★流鉄5000形電車★さよなら流馬 | トップページ | 松戸市内の保存車たち »

▼私鉄の希少車輌 5.近畿」カテゴリの記事

 Z.バッテリーロコ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ★流鉄5000形電車★さよなら流馬 | トップページ | 松戸市内の保存車たち »