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2018年1月21日 (日)

【くろがね線を読み解く】第263回 ■小倉地区D107の送り込み回送

 2017年某月某日、小倉駅前と訪れると、興味深いものが見つかった。

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小倉地区で機関車整備を行っている工場の手前の留置線が見え、3両の機関車が留置されていた。すべて、車体の上から順にオレンジ、クリーム、青、黄色の4色で構成されたY製鐵所標準塗装に変更されている。左から順に、D108、D107、右端はナンバーが見えないがおそらく45t機のD503と思われる。

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Y製鐵所小倉地区のD107は以前正面からの写真を紹介しているが、今回は側面から見ることができた。色が変更された以外は、特に変わったところは見受けられない。

本機関車については、2017年12月に発売された岡本憲之編・著『ニチユ機関車図鑑』に写真と図面が掲載されている。大脇崇司氏の執筆担当範囲である内燃機関車編のP163によると、ニチユ(日本輸送機)からはD103~107、D201~203の計7両のほぼ同じスタイル・寸法の機関車が納入されたとのことである。2017年現在では、D103、106、107、201、202が現役稼働中で、D203が戸畑地区に転じている。D203は、私自身2014年の起業祭で工場見学バスの車窓から目撃しており、戸畑の機関車整備工場の西側の屋外に留置されていることを確認済みである。その時はクリーム色と紫色のツートンカラー(いわゆる住友金属物流標準塗装)であったが、2017年の起業祭の日は戸畑地区の製鋼工場付近に留置されており、車体色も上写真と同じY製鐵所標準塗装に変更されていた。以下に諸元を記す。

  • 名  称 : 25tディーゼル機関車
  • 形  式 : DL25-HC-1067
  • 自  重 : 25t
  • 全  長 : 7,000mm
  • 全  幅 : 2,580mm(手摺等突起物を含む、後付けの簡易運転台は含まず)
  • 全  高 : 3,370mm(標準装備の旋回灯を含む、後付けのアンテナは含まず)
  • 軌  間 : 1,067mm
  • 車輪経 : 860mm
  • エンジン: 新潟鐵工所DMH17C(竣工時。のちに新潟原動機DMF13Sに換装)
  • 液体変速機:新潟コンバーターDB115
  • 最終動力伝達方式:ロッド駆動
  • 制動装置: 単独空気ブレーキ、手ブレーキ

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別の日に見ると、機関車留置場所に姿が見えなかったが、しばらくすると右手奥からD307(汚れて茶色になった2軸ボギーの機関車)がD107とサイドポール付の長物車を牽引してきて、スイッチバックし、推進で岸壁の方へ向かっていくのが見えた。

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D307の運転士は、先頭の貨車の先頭に乗り、D307をリモコン制御している。D107には運転士は乗っていないため、重連ではなく無動力回送と思われる。

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岸壁から先は右手に進み、高炉や製鋼工場のある方へ向かっていった。前後の車輪を連結するロッドがかろうじて見える。いまどき2軸の機関車が溶銑輸送に使用されているとは思えないので、スラグ輸送に使用されていると思われる。回送の目的はよく分からない。

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D107は左に連結されているD307の推進で、右手に進んでいった。この日は雨が降ったり止んだりで機関車がクリアに見えなかったが、この場所を通過してくれれば2軸機なら車両全体が障害物無しで足元まで見える。今後、天気が良く光線の強い日に再訪したいところである。

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