■東邦号事故車■越谷タに留置中のトキ25000
2018年7月4日、泉(小名浜)発安中行の貨物列車が武蔵野線内を走行中、越谷レイクタウン駅にて無蓋車トキ25000-6のカバーが脱落し、対向列車に接触する事故がありました。この影響で、翌日以降の安中行は無蓋車無しのタンク車のみの編成で運行されています(7月21日現在は、工場の定期修理のため運休中)。
事故を起こしたトキ25000-6がどうなったのか気になっていましたが、当日中に最寄りの貨物駅である越谷貨物ターミナル(以下、越谷タ)へ移動され、側線に留置されていました。
7月に見に行った際は、北側から2本目の側線に6両編成ごと留置されていました。奥から2両目のカバーが無いのが当該です。脱落したカバーは、一旦旅客ホーム上に移動した後、ガスバーナーで切断して解体処分したそうです。
近づいてみると、側道から見えました。
事故車のトキ25000-6です。
積荷は亜鉛精鉱で、ボリビアのサンクリストバル鉱山から輸入されたものでした。サンクリストバル鉱山は、住友商事の100%子会社により運営され、日本にとっては亜鉛の重要な供給地です。ボリビアは、ブラジルやアルゼンチンなどと並び、沖縄出身の日系人が多く住んでいることでも有名ですね。
余談ですが、私が数年前に訪れた新橋のバーに、ボリビア出身の若い女性バーテンダーがいました。外見は日本人そのもので、訛りの無い完璧な標準語を話すので、出身地を尋ねたら、ボリビアだった、というわけです。本業は日本企業に勤めるSEで、小遣い稼ぎに夜だけバーテンダーもやっているとか。実家に帰るには、日本からボリビアへの直行便が無いので、米国、ブラジルを経由しないと帰れないので24時間以上かかるらしいです。大変ですね。実家に住む祖父は沖縄出身とのことでした。
さて、8月お盆明けまでは元々工場が定期修理のため安中貨物は運休ですので問題ありませんが、下旬に入り工場が操業を開始した際、トキ25000の処遇がどうなるのか気になりますね。
【著作権の表示】
当ブログの著作権者は、特記の無い限り、私 「社長」です。当ブログのすべての文章・写真・図面および図表は、日本国の法律(著作権法)と国際条約によって保護されています。改変したものも含めて、著作権者に無断で複製・配布することは出来ません。
| 固定リンク
「▽JRの珍車・名車」カテゴリの記事
- ■京葉線新木場-蘇我間開業30周年■記念ヘッドマーク付列車運行中(2019.02.14)
- ■TRAIN SUITE四季島■常磐線・武蔵野線を走行(2019.02.11)
- 【くろがね線を読み解く】第283回 ■8090列車と8087列車(2019.02.01)
- ■常磐・総武線のEF65形貨物列車■2日連続の国鉄色PF続行運転(2019.02.03)
- ■JR貨物EF65PF■広島更新色2127号機(2019.01.23)
コメント
昨日会社帰りに泉行きを見ましたところまだタキのみ編成でした。
ハズレ止めフックを付けずに運用していたとのことですが、
http://www.jrtu-f.com/gyoumu588.pdf
小名浜精錬所専用線内の荷役入換は福島臨海鉄道の仕事なのでそこでチェックするしか無いのでしょうね。
投稿: ハヤクチコトバー | 2018年9月21日 (金) 07:47
ハヤクチコトバーさんコメントありがとうございます
仰る通りですね。専用線内はもちろんのこと、精錬所を出て小名浜で機回ししてスイッチバックして泉へ向かいますので、小名浜停車中の10数分間でもチェックしてダブルチェックしないとまた同じことが起きそうです。
新日鉄住金のレール輸送も、積込場でチェック、製品倉庫での積付検査でチェック、のダブルチェックしていますので。
投稿: 社長 | 2018年9月24日 (月) 00:50
安中にトキが出血してるみたいです
でも今日の安中行きはまだトキ無しです
事故からもうすぐ4ヶ月になるのでそろそろトキに戻ってきてほしいですねぇ
投稿: てつや | 2018年10月26日 (金) 17:41
出血❌
集結⭕️
です
投稿: てつや | 2018年10月26日 (金) 17:43
てつやさんこんばんは。
最近タキ12両の運行が続いている安中行きですが
本日夜に安中を出た泉行きにはトキが1両付いているようです。
先日小名浜を訪ねた際、事故当該のトキ25000-6はボディがピカピカになっていましたので、そろそろ動きがあるといいのですが。
投稿: 社長 | 2018年11月20日 (火) 23:21