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2018年9月

2018年9月27日 (木)

★大宮総車セのスイッチャー★OM入場入換-残暑の更新色PF祭り2018

 最近、国鉄色をよく見かけるようになってきたEF65形電気機関車。国鉄色が増えるに伴い更新色が少しずつ数を減らしています。そこで先月末、平日休みを利用して「酷暑の国鉄色PF祭り」の続編「残暑の更新色PF祭り」を勝手に開催することにしました(笑)

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 2018年8月30日、まずは隅田川シャトル72列車を狙いに徒歩で隅田川-金町間へ向かいました。隅田川シャトルとは、隅田川駅改良工事が完了し、着発線や荷役線がコンテナ車20両編成に対応した2013年3月のダイヤ改正で、東京タ-隅田川間に新設された区間貨物列車(72~79レ)の通称です。武蔵野線経由で4往復設定されており、全列車とも新鶴見機関区所属のEF65形1000番台が牽引します。この日は早速の更新色、2063号機がやってきました。EF65の車番が2000番台になっているのは、尼崎の事故を受けて最高速度100km/hを超える列車に充当される車両に運転記録装置の設置が義務付けられ、対象外となる(最高速度100km/h以下で運行する)車両は区別のため車番にプラス1000と定められたためです(EF81の場合はプラス600)。EF65形の本来の最高速度は110km/hですが、この車両はもう110km/hで走ることはありません。2018年現在、110km/hで走行する高速貨物列車の牽引機はEF210形やEH500形などが主流ですので、特に問題はありません。

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つづいて2087号機牽引の隅田川発千葉貨物行き1091列車がやってきました。土日はコンテナが若干歯抜けになりますが平日は満載に近いです。このように近い時間帯にたて続けに貨物列車が来るのは、もともと冒頭の72列車とこの1091列車が一本の同じ列車であった名残です。かつては、ほぼ同じ時間帯に隅田川発越谷タ行きの75列車があり、金町で隅田川寄りの数両を切り離していました。切り離された貨車は、金町発千葉貨物行き1091列車として運転していました。隅田川シャトルが誕生した2013年3月のダイヤ改正で、金町駅で分割する最後の定期列車であった75レは、東京タ行き72レと、千葉貨物行き1091レに分離独立し、いまに至っています。

 さてこの後すぐに武蔵野線経由でぐるっと回り西へ向かいますが、72列車は途中越谷タや新座タで貨車の連結解放の無い直行便のため、追い越すことはできません。西に向かうのは、

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こちら、東京タ発の隅田川シャトル75列車を撮るためです。この日は2084号機牽引で、コキ16車の800t貨物でした。そして西に向かうもう一つの狙いは

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西国分寺で迎え撃つ配6795列車です。武蔵野西線は下り列車を編成ごと綺麗に撮れる駅が限られるので(私の知っているのはここと府中本町、北府中くらいです)、どうしてもここまで行かねばなりません。この列車は、東京タ-熊谷タ間に設定された配給列車で、主に検査のためJR貨物川崎車両所に入出場する貨車の回送に使用されています。この日はEF210形121号機牽引でした。ホキ10000やコキ・タキなどが連結されていますが、貨車は日替わりで色々付きます。

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反対側へ移動すると、秋田貨物から羽越・上越・高崎線経由で東京タへ向かう2092列車が見られました。南長岡からはEH200形7号機が牽引。本来は間に合わないのですが、20分前後遅れていました。武蔵野線は旅客列車がデイタイム10分ヘッドのため、遅れ貨物もだいたい同じ間隔で隙間にうまく入ってきますね。

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続いて2080号機の8584列車。本来は宇都宮タから根岸へ空になった石油貨車を戻す列車ですが、この日は単機でした。情報によるとどうやら石油閑散期の夏場に貨車付きになるのは週に1~3日程度のようです。

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続いてEH200形16号機牽引の配6794列車。先程の配6795と対になっている列車です。この日は、

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三岐鉄道のセメント輸送に使用されている太平洋セメントのタキ1900形や、

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秩父鉄道の石炭輸送で使用されている太平洋セメントのホキ10000形が付いていました。JR貨物東海支社で運行されている専用貨車の多くは、以前はJR貨物名古屋車両所(JR東海名古屋工場内に立地)で検査を受けていたのですが、2015年春に名古屋車両所が廃止されて以降は川崎車両所で検査を受けています。このため、運が良ければ東海地区でしか見られない筈のタキ1900形やホキ9500形が首都圏を走行するシーンが見られます。

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昼の貨物ラッシュの最後を締めるのは、倉賀野発川崎貨物行き4074列車。貨物時刻表には編成内容「石油」とありますが、実際には日産化学の液化アンモニアコンテナと希硝酸コンテナ、信越化学のメタノールコンテナを併結している、貨物ファンには有名な列車です。機関車次位のコキ100系に3個載っている白いタンクコンテナが液化アンモニアで、その次のコキ200に2個載っている銀のタンクコンテナが希硝酸、その次の淡緑のタンクコンテナがメタノールです。貨車はすべて倉賀野からやってきますが、熊谷タまで日産化学のタンクの中身は空で、熊谷タで入換を行い、以南は荷を積んだ貨車となります。こうなっている理由は、下りの4077レが熊谷タを通過するので、上りの4074レで空車の返却と積車の受取を同時に行うためです。

 さて、予定通り撮り終え、午後のネタは無いかと探っていると、新鶴見機関区で運用を離脱していたEF65形2096号機が同じEF65形に牽引されて建屋を出て、着発線へ移動したとの情報が出てきました。地元のウォッチャーに感謝です。2096号機は、JR貨物大宮車両所で検査を受けるために出てきたようです。またこれとは別に、高崎の倉賀野から隅田川まで検査貨車を回送している配8790列車の牽引機に、EF65形2127号機が充当されているとの情報も見つかりました。両方撮るのに都合の良い場所は一つしか思い当たりません。早速南浦和で乗り換え京浜東北を北上します。

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まずは配8790列車が来ました。カラシの愛称で知られる広島車両所による更新機2127号機です。妻面の扉まで黄色に塗られているのが特徴で、広島更新色はもうこの1両しか残っていません(そういえば車体側面にJRマークが無い…)。直近では大宮車両所で全般検査を受けましたが色は変わらなかったので、当面はこのままなのかな?と想像しますが、名物なだけにこれが国鉄色になってしまったらちょっと残念ですね。

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2127号機を見送った数分後、今後は逆方向から、新鶴見発大宮行(列車番号不明)の2096号機OM入場列車が、2083号機の牽引で颯爽と登場しました。一見重連単機風ですが、実際には後ろは無動力です。

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大宮操で数十分間停車しますので、その間に大宮へ先回りします。

●EF65PF OM入場入換

 大宮総合車両センターの車両入換はこれまでも何度か紹介しています(→こちらの一覧からご覧ください)。今回はJR貨物の車両の入場ですので、旅客車両とはやや勝手が異なります。

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まずは、大宮総合車両センターのスイッチャー(入換動車)OM-1が現れます。授受線をあけると、

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それとほぼ同時に、大宮操を出たOM入場列車が大宮へ到着しました。1分もしないうちに2両連結のまま授受線へ移動すると、

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南側にOM-1が付いて北側の2083号機を切り離し、駅方向へ引き出し。

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旅客車両であれば、ずっと手前まで引き上げた後、左奥(西側)に押し込むのですが、JR貨物大宮車両所はJR東日本大宮総合車両センターの東側(高崎線寄り)にあるため、上写真の位置までしか出てきません。てっぱくのDD13形1号機の展示線への移送のときと同じですね。

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牽引してきた2083号機が出てくると、

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入れ違いでOM-1が2096号機を押し込み、終了。旅客車両の入場に比べると、手順も簡素であっけないですね。

●ふたたび本線へ

 15時を過ぎていたので、ここからはまた武蔵野線沿線へ戻ります。

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 まずはEH500形4号機牽引の8095列車から。上りの8094と対で越谷タ-宇都宮タ間を連絡します。2015年3月のダイヤ改正で新座-宇都宮タ間に新設された臨時貨物列車で、2017年3月改正で発駅が新座から越谷タに変更され現在に至っています。週3~4日運転され、不定期ですが、土日でも走ることがあります。この列車、単独では鉄道輸送のメリットが出るとは思えない超短距離列車ですから、当然宇都宮タから先は別の高速貨物列車に継送するのでしょうね。以前別記事にて言及した宇都宮タハブ化に連動した動きなのでしょうか。

全区間直流電化区間でありながら、交直両用のEH500形が牽引するのも面白いです。最近、JR貨物はEH500やEF510の運用範囲を拡大していますが、その背景には、汎用性の高い交直両用機を広範囲で運転できるようにしておくことで、冗長性が向上し、災害などで運行が乱れた際にも柔軟に対応できるとの算段があるのでしょうか。国交省のホームページ上にある某資料にそのような記述がありました(→こちら)。

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続いてEF64形1036号機牽引の鹿島スタ(神栖)発東京タ行き1094列車。酷暑のPF祭りでも紹介した、鹿島臨海鉄道から来る貨物です。この日は平日でしたが、土日でも積載率は高いです。

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段々陽が傾いてきますが、EH200形11号機牽引の隅田川発北長野行き89列車。以前は日曜日は越谷タ止まりとなり、牽引機もその日だけはEF64形1000番台でしたが、2018年8月現在では日曜でもEH200形みたいですね。

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反対側に移動して、2070号機牽引の倉賀野発千葉貨物行き8876列車。土曜でも運転されることの多い臨時貨物列車です。ここでこの日初めての国鉄色登場。

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10分後に、隅田川シャトル77列車も国鉄色2074号機牽引で登場。この日は隅田川シャトル最大となるコキ20車の1000t貨物でした。越谷タで貨車の解放・連結があり、その作業の間に後続の旅客列車で先回りできます(ちょうど越谷タを通過する際に入換中の77レとすれ違います)。

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同じ列車を湖の街で。夕焼けが綺麗でした。

解放・連結しても20両編成のままなのは圧巻です。この列車は日曜日の越谷タ-隅田川間は単機回送になります。ただし同じ日曜日でも翌月曜日が祝日で3連休になる場合は貨車が付くことが多いです。

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反対側に移動して、日没間際最後の1枚は締めにふさわしく更新色2084号機牽引のシャトル76列車。隅田川を出て越谷タまでは平日でも荷が少なく編成も短いのですが、日によってはこのように満載に近い状態で来ることもあります。

 朝9時過ぎから18時まで活動し、EF65PFを9両撮れ、うち7両が更新色、そのなかの1両は広島更新カラシ色。加えて重連回送にOM入場入換のおまけつき。できるだけPFを多く撮れるような行動を取りましたが、さすがに全列車更新色で揃えることはできませんでした。とはいえ、身近な被写体である武蔵野線の貨物列車を楽しむことはできました。来年になり、また日照時間が長くなってきたら、リトライしてみたいですね。

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2018年9月26日 (水)

★日本製紙専用側線★岩沼のスイッチャー活躍中

 2018年9月16日、JR東北本線岩沼駅構内でEH500形電気機関車41号機が脱線事故を起こしました。幸い怪我人はいなかったようですが、脱線箇所が日本製紙専用側線とJRの側線が繋がっている授受線に近い場所であったため、岩沼工場の製品の発送に支障が出るのではないかと心配していました。

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9月26日、JR⇔仙台臨海鉄道直通の団体臨時列車撮影のため仙台を訪れた際、日中の空き時間で岩沼に寄りました。午後便は、いつもどおり大昭和踏切で一旦停止し13:20頃に岩沼駅に向かって発車しました。一先ず元通りに運行されているようです。線路周辺が草刈りされてとても撮り易くなっていました。

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2018年9月23日 (日)

★スイッチャー動静★

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 JR山陽本線岩国駅分岐の製紙メーカーN社専用側線、山陽本線不通により製品の発送が止まったため運休が続いていると聞きましたが、今月末には再開するのでしょうか。情報があまりないので心配しています。

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再開したら岩国鉄道産業のスイッチャーをまた撮りに行きたいところです。導入からもうすぐ3年経ちますのでそろそろ重要部検査も近いでしょうし、もう1両追加導入されたらいいのになと思います。

※いずれも2016年撮影

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2018年9月20日 (木)

◆京急電動無蓋貨車◆デト17・18の活躍

 京浜急行が車庫と車庫の間で自社の事業用品を運ぶために使用している電動無蓋貨車。デト11・12、デト15・16、デト17・18の合計6両あるうち、通常はデト11・12の使用頻度が高いのですが、全般検査等で運用を離脱している場合、他のデトの出番となります。2018年7月、久里浜の京急ファインテックスで全般検査中のデト11・12がもうすぐ出場するとの情報を耳にし、せっかくの機会なので代走中のデト17・18を撮りに沿線へと赴きました。

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 デトが定期的に充当されているのは、毎週月・木曜日(祝日を除く)に神奈川新町-金沢文庫-久里工信号所間で運転されている事業用列車で、この日はデト17・18が荷台に救援用コンテナ1基を搭載しての登場です。

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下り列車は曇らないと側面真っ黒の場所ばかりなので、ラッキーでした。

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金沢文庫で入換中に先回りして、もう1回。逸見に移動し、

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今度は上り列車を。下りではデト17のみだったコンテナが、デト18にも搭載されています。

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左はデト18用、右はデト17用の救援機材輸送用コンテナです。搭載する車両を識別できるように「18」「17」とラベルが貼ってあります。

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金沢文庫で入換中に先回りして、もう1回。この日を最後にデト17・18は定期運用から離脱し、次の運行日(翌週木曜日)からは全検明けのデト11・12が充当されるようになりました。ぎりぎりセーフでしたね。デト17・18は以前も久里工信号所の入換本線走行を撮影しているのですが、救援機材コンテナを搭載した姿は初見でしたので良かったです。

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2018年9月17日 (月)

■山手線用E235系■第22編成の配給

 普段はあまり撮らない甲種輸送列車や配給列車ですが、日常的に利用している路線の車両は一度は撮るようにしています。山手線向けのE235系電車は新津にある総合車両製作所で製造されています。製造元から納品先の東京総合車両センター(大崎駅)への輸送ルートがJR東日本内で完結するため、JR貨物に甲種輸送を委託する必要がなく、自社の機関車を使用して配給列車として運転されるのが特徴です。

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7月20日に撮りに行った際は、電車牽引用に双頭連結器を装備するJR東日本長岡車両センター所属のEF64形1030号機が牽引しました。山手線は11両編成ですが、10号車のサハのみE231系(サハE231形4600番台)から転用改造して組み込むため、配給されるのはE235系10両です。

よく見るとE235系のパンタグラフが上がっていますが、補助電源を動かすためと思われます。E235系のような電気指令式空気ブレーキの電車が自力走行する場合は、常用・非常ともにブレーキ指令はBP減圧ではなく電気指令によります。いっぽう、JR貨物の甲種輸送やJR東日本以外での機関車による電車牽引では、機関車側からのブレーキ指令は常用・非常ともにBP減圧によるため、電車にはBP管の引き通しが必要です。これは電気指令式空気ブレーキの電車であっても基本的に変わらないのですが、機関車側で電空読み替え(BP減圧を電気信号に変換し、ジャンパ連結器によって被牽引車に伝えること)ができれば、電車側は自力走行時と同じブレーキシステムで済みます。JR東日本の新津からの新車輸送では、輸送区間が直流電化区間で直流電車・交直両用電車を輸送する場合にこの方法が採用されており、EF64形1030、1031、1032号機は電空読替装置を装備しています。電気指令式空気ブレーキを作動させるためには補助電源が必要ですので、E235系はパンタグラフをあげているわけですね。

ところでなぜJR東日本だけがこの手法なのかについては、想像になりますが、1999年に登場したカシオペア用E26系が客車で初めて電気指令式空気ブレーキを採用し、電空読替装置を搭載したので、それの横展開というか、応用ではないかと思っています。

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今回発送されたのは第22編成でした。山手線の編成は205系の時代は60本ありましたが、E231系500番台は52本に減りました。E235系は何本量産されるのでしょうか。

●甲種輸送四方山話

 もうすぐ新津を出場予定の東急電鉄2020系・6020系の場合は、輸送ルートはJR東日本内ですが納品先が他社のため、甲種輸送になります。似たようなことは以前もあり、新津で製作されたE231系が逗子経由で東急車輛製造横浜製作所に運ばれた際は配給列車でしたが、同じルートで都営地下鉄新宿線用10-300系が輸送された際は甲種輸送でした(横浜製作所に運ぶ理由は、最後の艤装と、トレーラーに積み替えて納品先の車庫まで陸送するためです)。この場合は、都営新宿線の軌間が1,372mmであるためJR線上を輸送するには仮台車を使用しなければならず、どうあがいても甲種輸送にしかなりません。なぜなら、仮台車を履いた車両(の形をしたもの)は国交省に届け出た車両とは異なる形状をしているからです。軌間1,067mmの東急電鉄向け車両の場合は、新津から発送される段階で既に自前の台車を履いているわけですが、配給では無く甲種輸送となります。

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2018年9月15日 (土)

★145万アクセス突破★リゾートエクスプレスゆう

 2018年7月26日の電源車マニ36 2186に続き、9月5日にはリゾートエクスプレスゆう本編成が長野総合車両センターへ回送されました。回送列車を運転した運転士に花束が贈呈されていたため、おそらく廃車になると思われます。

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波動用車両はあまり積極的に撮っていませんが、常磐線・武蔵野線沿線に住んでいるので、移動の合間に数回だけ撮っていました。こちらはディズニーランド向け団臨でしょうか。2016年2月21日、船橋法典にて。

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2016年7月2日、この日は勝田から長野方面に向かう列車でした。なんとなく引退が近そうな気配を感じたので、追い越して3回撮りました。1回目は南流山にて。

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先回りして三郷にて。

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更に先回りして日野。これがまともに撮れた最後の写真になりました。編成中にディスコ車両を連結するなどバブル感が漂う車両で割と好きでした。解体されるとなれば残念です。

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2018年9月10日 (月)

■仙山線交流電化50周年記念号■終焉迫るED75形電気機関車

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 2018年9月8日(土)、仙山線山形-仙台間にて「仙山線全線交流電化50周年記念号」が運転されました。編成は高崎車両センターの12系客車3両をED75形電気機関車757号機、758号機で挟んだ5両編成で、進行方向先頭の758号機にヘッドマークが付きました。

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雨で条件は悪かったですが、電車で追い抜いて2回撮ることができました。ED75形はJR貨物からは既に引退しており、残るのはJR東日本仙台車両センターの3両(757、758、759)と秋田車両センターの2両(767、777)のみです。これらの機関車の用途は、こうした臨時列車を除けば自社内でレール輸送を行うための臨時工事列車しかありませんが、JR東日本ではレール輸送の臨時工事列車は気動車輸送に変更する方針で、既にそのための車両(キヤE195系)も登場しています。

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2018年9月17日月曜祝日、キヤE195系3両編成の試運転が常磐線上野-いわき間で行われています。

【参考

「東北地区へのレール輸送用新型気動車の投入について」、東日本旅客鉄道株式会社、2017年9月5日。

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2018年9月 6日 (木)

■札幌貨物ターミナルの入換機■HD300形500番台501~503

 2016年~2017年冬期の北海道訪問時、札幌貨物ターミナルを訪ねました。その数年前にブログ読者のタムタキさんから撮影に適した場所や時間帯について指南を受けていたので、いよいよ実践しようというわけです。

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■荷役線の入換を行うHD300-501   2017年3月、札幌タ

 JR千歳線平和駅付近に広がる広大な敷地に設けられた北海道の物流の拠点、札幌貨物ターミナル駅。1990年代には貨物取扱量で日本一だったこともあります。当時はDE10形液体式ディーゼル機関車3両(2両使用、1両予備)が貨車の入換を行っていましたが、2014年12月頃に引退し、HD300形ハイブリッド機関車に置き換えられています。

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■コンテナ2番線の入換を行うHD300-501   2017年3月、札幌タ

平和駅の長い跨線橋を渡ると、機関車の入換を安全に見られる場所があります。雪が深いと、線路と線路の間に除雪した雪の山ができて車体の上半分しか見えないので、3月下旬頃がおすすめとのこと。指南通りでした。札幌貨物ターミナルの線路は何本もあるのですが、一番南側の貨物ホームのある荷役線(コンテナ1番線・2番線)に車両が出入りする時(上写真)が一番綺麗に見えます。

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■DF200-62牽引の3059レ   2017年3月、札幌タ

 函館本線・千歳線からやってきた貨物列車が機関車を付け替えるために停止したり、逆に入換用機関車が荷役線から貨車を引き出して本線用機関車に引き渡す場所が、操1~9番線です。このうち日中に頻繁に使用されるのは南側の操1~4番線です。主に操1・2番線が到着に、操3・4番線が発送に使用されています。もちろん信号システム上はどの番線からでも発着できますが。

上写真は14:45着の隅田川発札幌タ行き高速貨物3059列車で、12分遅れで操2番に入線してきました。定期ですので日曜でも走りますね(隅田川を発車したのは土曜の20:56ですが)。

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するとほどなく札幌タ専用の入換用機関車HD300-502が単機で現れました。前後端には風雪除けのためのブレードを備えており、操車掛はブレードの透明部分に顔を出して前方を監視しています。札幌タの入換機のブレードはDE10形の頃からあったのですが、DE10のそれは固定タイプだったのに対し、HD300の場合は冬期のみ使用の着脱可能タイプです。

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3059列車の貨車は、HD300により荷役線へ押し込まれていきます。このHD300は先程回送された502号機ではなく、501号機です。実は3059列車が到着する前に、発送する貨車の入換を操3番で501号機が行っていて、502号機より早く待機していたので、こちらの方が先に入換を始めました。このような2台同時入換が札幌タの見どころです。

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荷役線へ貨車を押し込む501号機。吊掛けモーターの音を唸らせながら力強く進んでいきました。

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貨車の速度が意外と速くて焦りましたが、ズームしてもう一回。

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■DF200-110牽引の8080レ   2017年3月、札幌タ

続いて15:10に今度は北旭川発札幌タ行き臨時高速貨物8080列車が定刻で到着します。日曜日でも運転される臨時列車は有難いです。農作物の収穫シーズンのみなのでしょうか。

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最後尾がちょうど目の前で止まりました。降雪地帯でよく見られる、電灯タイプの後部標識灯です。最近はLED化も進んでいるのでしょうか、シャッタースピードが速くて赤色に縞模様が入ってしまいました。

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8080列車の貨車は、502号機が押し込みました。このあと15:51に富良野発の臨時高速貨物8098列車が到着するのですが、さすがに同じルーチンとなりますので撮らずに撤収しました。

●HD300形ハイブリッド機関車 寒冷地向け500番台

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■HD300-501   2017年3月、札幌タ

 札幌貨物ターミナルで使用されているHD300は、寒冷地向けに設計変更された500番台です。2017年3月現在、501~503号機の3両が配置されています。試作機の901号機を用いて2011年1月下旬~2月上旬にかけて走行試験が行われ、その結果をフィードバックして設計されました。左手のボンネットの長い方に主変換器、蓄電池を搭載し、右手の短い方に発電用エンジンと発電機を搭載しているのは0番台と同じです。通常のディーゼル機関車ではエンジンのある方が前位側ですが、ハイブリッド機関車は電気式ディーゼル機関車に準じているようで、主制御器(VVVFインバータ制御の電気車の場合は主変換器)のある方が前位側となりますので、左手が前位側です(台枠に1エンド側を表す「1」の表記があります)。

札幌タ入換用のDE10も装備していた風雪除けブレード、DE10は旭川寄りのみに付いていましたが、HD300では上のように小樽寄りにも付いています。

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■HD300-501   2017年3月、札幌タ

風雪除けのブレードに関しては、2011年の初回の走行試験では対処されず、0番台量産型登場後の2013年1月に再度901号機が渡道してきて、1月下旬から2月上旬にかけて試験を行っています。試験時は、素材の金属地肌丸出しの銀色が異彩を放っていました。

量産時の501号機の姿はというと、2014年11月4日に北府中の製造元東芝から甲種輸送された際はブレード無しでしたが、運用を開始して冬期になるとブレード付きで使用されるようになっています。量産型ブレードは上のように黄色い警戒色が施されています。

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■HD300-502   2017年3月、札幌タ

500番台は3両とも量産型ですので、車番以外に区別できるような外観上の相違点はありません。ボンネット側面の「Hybrid」の文字の大きさは、この500番台から0番台より一回り小さくなっており、その後落成した0番台17号機以降も同様に小さくなっています。

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端梁には、高速貨物列車に連結して回送する際に引き通すための電磁弁制御用ジャンパ連結器とBP・MRPの空気管など、0番台と同じ装備があります。

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■HD300-502のFDT102E台車   2017年3月、札幌タ

0番台と最も異なるのが台車です。0番台では、滑走防止・粘着力向上用に砂撒き管ではなくセラジェットと呼ばれる酸化アルミニウム粉末を噴射する装置(ノズルとタンク)を台車一つあたり4個装備しているのですが、500番台では倍の8個装備しているのです。このため台車周りがいかつくなっています。上写真を見ると、車輪の上の台車枠にシリンダ状のタンクが前後2個ずつ合計4個付いているのが分かると思います(反対側にも同数あるので合計8個)。

ちなみにHD300の台車は、試作機の901号機がFDT102(1エンド側)・FDT102A(2エンド側)、量産型0番台がFDT102B(1エンド側)・FDT102C(2エンド側)、寒冷地向け500番台がFDT102D(1エンド側)・FDT102E(2エンド側)です。

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2台同時稼働ですが、運が良ければ綺麗に並ぶこともあります。

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■コンテナ1番線から貨車を引き出すHD300-501   2016年11月、札幌タ

その年の降雪状況にもよりますが11月下旬頃まではまだこのように風雪除けブレード無しで運用されていることが多いです。これはコンテナ1番線からの引き出しシーンで、ヘッドライトを点灯して入換を行う貴重な場面。

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■HD300-503の秋期の姿   2016年11月、札幌タ

風雪除けブレード無しの姿は、503号機で紹介しておきましょう。


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東北・新潟・北陸など北海道以外の寒冷地で使用されているDE10は、本線走行を伴う運用が多いので、駅構内入換専用で本線自力走行が不可能なHD300に置き換えられることはないでしょう。置き換えの有力候補はDD200形電気式ディーゼル機関車でしょうか。となると500番台は3両で打ち止めの少数派になるのかもしれません。

●札幌貨物ターミナルのマスコット ホキ800転用保線車

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札幌タには、JR貨物所有のホキ800形転用の保線車が配置されています。薄くJR貨物のロゴが入り、「札幌保全区」の表記があります。どんな用途で使用されているのでしょうか。

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2018年9月 2日 (日)

■SLみなかみ号■2018年9月2日ラストラン

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 2018年9月2日、昼過ぎに「SLみなかみラストラン」のニュースを耳にし、青春18きっぷの残日数もあるので、思い入れのある上越線へと向かいました。

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「SLみなかみ」号は2018年10月以降「SLぐんまみなかみ」号に名前を変えて運転される予定なのですが、9月の来週以降の運転日はすべて旧型客車を使用した「SLレトロみなかみ」号となるため、本日が最終日だったというわけです。

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行動開始が遅かったので水上駅に着いたのは14時過ぎ、既にSLは転車台での方向転換を終えて待機中でした。この日はC61 20が充当されていました。

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小雨の降るなか人も疎らで、1990年代にこの列車がまだSL奥利根号だった頃の閑散とした雰囲気を懐かしみました。

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入換は普段通り14:40頃に始まりました。駅前でいつも通り生どら焼きを買って南側へ向かうと、

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ちょうどバック運転で2番線に入ってくるところに遭遇しました。12系客車と連結し、出発準備完了。

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ホームにいるおいでちゃんに見送られて、水上駅を発車。

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今回も良い煙でした。

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12系のみなかみ号は久しぶりに撮りましたが、なかなか良かったです。

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高崎のスハフ12は末期に製造されたグループで、貫通扉の幌が内蔵ではなく外吊りになっており、緩急室の窓幅が枕木方向に縮められた縦長の独特の表情をしています。ばんえつ物語用のスハフ12 101と比べてみると、違いがよく分かると思います。

 さてこの時期なら、後続の普通列車に乗り渋川で追い抜いてもう一回撮れるところですが、空は暗いし空席も目立ったので、渋川で乗り換えて高崎までSLみなかみ号ラストラン乗り鉄を楽しむことにしました。ノロノロ運転が多いSLみなかみ号ですが、渋川-新前橋だけは少し飛ばしますので(笑)

水上駅でSL指定券を購入するために端末を操作すると、高崎→大宮のリゾートやまどりも空席があったので、同時に予約。上野東京ラインのグリーン車は4列座席で¥780-ですが、リゾートやまどりの指定席は¥520-で3列座席、ふかふかソファーのフリースペースもあります。通過駅があり所要時間も短いですから、断然こちらですね。

ちなみにリゾートやまどりとは、こんな列車です。

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■485系リゾートやまどり   2015年4月25日、井野-新前橋

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