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2018年11月 7日 (水)

★JR四国多度津工場のスイッチャー★桃色変更後初撮影

 2018年10月28日(日)、朝から播磨工業地帯のお祭りに参加して12時浜の宮発の山陽電車に乗り、姫路・岡山乗り換えで予讃線の多度津駅を訪ねました。なぜ兵庫からわざわざ四国まで行くのかというと、同日にJR四国多度津工場公開イベント「きしゃぽっぽまつり」が開催され、イベント終了後にスイッチャーによる車両入換が期待できるためです。ダブルヘッダーというやつですね。駅には14:22定刻に到着しましたので、1時間ほどイベントを楽しめます。

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駅から10分ほど歩くと、多度津工場の正門に着きました。ここへ来たのは、高松で保存されていた14系・12系客車を東武鉄道へ譲渡するにあたり、整備のため2015年12月に当工場へきたのを見て以来となります。

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7年前の同イベントで見たロ481号客車(復元)は、色が塗り直されていました。窓下の水色の帯は無くなりましたね。

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7年前は、DE10形1号機、キハ65 34、フリーゲージトレイン(初代・2代目)など貴重な車両が見られましたが、そのほとんどが伊予西条の博物館に移されるか解体されましたので、現在ではスイッチャーを展示しているみたいです。控車ヒ600形ヒ852を連結していました。ヒ852は元々宇野駅で宇高連絡船に貨車を出し入れする際の航送用控車として登場した車両でしたが、1988年に連絡船が廃止され車籍を失った後は、多度津工場の車両入換用として使用されています。ビニール袋を被せられた部分は双頭連結器に改造されています。

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車体側面には「入換用」の標記、

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台枠上には様々な形態の連結器が無造作に乗せられていました。双頭連結器を密着連結器側に固定し、これらの連結器を嵌め込むことで、多種多様な連結相手に対応できます。

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入換で動いている場面ではなかなか撮れない、「日本国有鉄道 多度津工場 昭和57年改造」の銘板。ヒ852は、1982年(昭和57年)にヒ851と共に登場した控車ヒ600形の最終増備車で、僅か6年後の1988年4月10日に宇高連絡船が廃止されると、活躍の場を失い廃車になりました。しかしその後30年間にわたり多度津工場の入換用として働き続けているわけですから、廃車になった後の車歴?の方がずっと長いですね(笑)

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休憩スペースの奥から振り返ると、スイッチャーの後位側が見えました。これが動くことを期待しましょう。

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別の建屋では、VVVFインバータ制御方式への換装+川重F-WING台車+交流モーターの組合せで7200系電車に改造途中の国鉄121系電車が見られました。

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キハ185-17「よしの川」も検査終了したのか展示。奥にはJR四国DE10 1095とJR貨物EF210-102が並んで屋外展示されていましたが、ありふれた機関車なので写真は省略します。

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屋外展示スペースから振り返ると、建屋の中にスイッチャーとJR四国DE10 1139が見られました。

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解体途中の113系の姿も。すぐ近くのTSEの屋外展示を見ながら別の建屋に入ると、

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N2000系2458の検査中の姿を見られました。

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搭載エンジンも展示されており、

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銘板も見ることができました。コマツ製SA6D125HE-1は直噴式6気筒エンジンでシリンダ径が125mmであることが分かります。このエンジンは、JR北海道キハ281系、283系や、JR西日本・九州のキハ40系エンジン更新車の一部にも採用されています。

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 さて、イベント終了は15:30ですが例によって入換は15:20に前倒しで始まりました。まずは展示されたDE10 1095がEF210-102を牽引して多度津駅へ出場した後、16時頃にスイッチャーが登場。背後に面白い建物があったので記念に入れてみました(後日調べたところ、少林寺拳法で有名な金剛禅総本山少林寺でした)。

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踏切付近から順光側も。車両工場のスイッチャーは、専用線のものとは異なり派手な独自の塗装を凝らしているものが多くて好きなのですが、多度津のは桃色です。夕陽があたると益々強調されます。

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奥に向かうと、

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展示されていたキハ185-17を引き出し、

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転線して建屋へ押し込み。踏切ではなく塀の外でスタンバイしていて正解でした。

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結局、今回は旅客車両を連結した状態で踏切まで出てくることは一度も無く、すべて工場内の入換でした。いつものことですが、踏切に張り付いていると奥だけで動いている場合に思うように撮れないので注意が必要です。

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体験乗車に使用されていた2000系2003を引き出して建屋に押し込みました。これにて入換は終了。

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桃色に変わったスイッチャーの公式側と、

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非公式側。7年前に訪問した際は煤けた朱色でしたが、2015年に桃色に塗り替えられました。端梁のゼブラ模様まで黄/黒ではなく桃色/白色なので徹底しています。

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 吉岡心平著「RMライブラリー221『控車のすべて』」によると、ヒ600形控車は元々構内用(入換用)として登場したもので、航送用のヒ500形と区別されていました。しかし、ヒ500形の増備に伴い空き番号が少なくなってきたため、1972年度以降は航送用もヒ600形として竣工することになったとのことです。多度津工場での改造により登場したヒ600形は15両あり、そのすべてが宇高連絡船の貨車航送用で、ほとんどが高松駅に配置されましたがラストのヒ851・852の2両のみ宇野駅に配置されました。

【多度津工場改造ヒ600形 計画年度別番号・種車一覧】

  • 1972年度 739、740  ← テム300
  • 1975年度 751~754  ← テラ1
  • 1976年度 779~782  ← テラ1
  • 1980年度 848~850  ← ワ12000
  • 1981年度 851、852  ← ワ12000

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ヒ600形852はこのように両側面から撮りました。1・4位側に点対称に長椅子が設けられているのがヒ600形宇野型の特徴だそうです。前出の書籍p47の写真を見ると、控車を連ねた編成の末端に誘導者が数名乗っており、連絡船に出入りする際は長椅子に座っているのが分かります。貨車が船に出入りすると、重心が移動して船も揺れますので、さすがに立ったままでの入換は危険なのでしょう。

なお、控車を使用した連絡船の入換はDE10形ディーゼル機関車が実施していました。上写真のスイッチャーで入換をしていたわけではありませんのでご注意を。

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