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2018年11月 4日 (日)

★非鉄金属メーカーT社のスイッチャー★安中日車25tが小名浜へ

 2018年秋、JR信越本線安中駅分岐の非鉄金属メーカーT社専用側線の入換用スイッチャーとして、DB302が導入されました。DB302は、2010年に導入されたDB301と外観のほとんど同じ凸型2軸の30t機で、同じ新潟トランシスにより製作されました。これをうけ、余剰となった日本車輌製造製のL型2軸25t機が10月29日に派出・陸送され、30日に同じT社の小名浜精錬所に到着しています。

常磐線沿線民としては、常磐線から分岐する私鉄・臨海鉄道・専用線は、早めにチェックしておきたいところ。今回はスイッチャーのリプレイスが予感されますので尚更です。すぐに週末休みを利用して訪ねました。

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現地に到着すると、古株の日車製凸型25t機(左)と、安中から来たL型25t機(右)が連結された状態で、重連風に留置されていました。ここ数か月間、地元在住の方の撮影された入換写真がTwitterにアップされており、それによると凸型25t機は2018年10月上旬までは使用されていたことが確認できます。しかし、今回スイッチャーの運転台を外から見ると「故障中」とマジックで記載された紙が貼ってありましたので、引退と思われます。

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反対側から。私が午後に見たときは、この日の朝に撮影された写真とは留置位置が5mほどずれていたため、朝の入換で連結したまま貨車を入れ換えたのかなと想像しています。左の建屋は亜鉛焼鉱の積込設備ですから、タキの入換で動きますね(2018年11月4日現在、トキは事故対策が終わるまで使用停止中)。

■日車25t 凸型B

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 従来使用されていたのは、1969年(昭和44年)に日本車輌製造で製作されたマスプロ産業用機関車で、実車のキャブ側面に付いていた銘板によると、製造番号は2768です。渡辺台帳によると新製配置は高崎運輸で、記号番号はDB253を付与されていました。高崎運輸は現在のジェイアール貨物・北関東ロジスティクスですので、倉賀野などで使用されていたものですね。

日車のこのタイプのスイッチャーは、ボンネット妻面のラジエーターカバー形状から2タイプに分類でき、これは日野DK/DA系列のエンジンを搭載しているタイプですね(振興造機DMH17系列の場合は形状が異なることが多いです)。ジェイアール貨物高崎運輸の同型機はこちらがあります。

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台枠上部や端梁のステップなどにライトグリーンの塗装が見えますが、側面には地の色も見えていて、満身創痍といった雰囲気です。このスイッチャー重連風味による貨車入換がもしあるならば、そんなシーンも見てみたいですね。

 いまのところ、朝の下り列車が小名浜に到着しスイッチバックして専用線内に入ってきてから、荷役を行い、小名浜に向けて出発していくまでの間(7:40頃~9:50頃)の入換は、福島臨海鉄道の機関車が行っています。それ以外の時間帯に貨車の移動が必要な場合に備えてスイッチャーは1両は必要ですが、故障したこの機関車を修理してまで予備として残しておくかというと、その可能性は低いのではないでしょうか。

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